Masahisa Column

か強診って何ですか?

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2016年度新設制度

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所

「か強診」とは厚生労働省が2016年度に制定した新しい制度で「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」の略称です。決められた施設基準を満たすことで厚生労働省から認可を受けることができる、地域完結型医療推進を行う歯科医療機関です。認可を受けている医院は2017年6月現在で約1割です。

一人一人の患者様へ生涯にわたり安心安全な歯科治療を提供することはもちろん、定期的なお口の検診や予防を図ることで患者様の健康に寄与することができると認められた歯科医院です。

か強診になるには?

施設基準を満たし、患者様が安心、安全に治療を受けられる体制を整える必要があります。

⑴う蝕、歯周病の再発予防を含めてしっかりとした治療、維持管理をしている実績がある。

指定された治療(歯周病安定治療・訪問診療・クラウン、ブリッジ維持管理)の算定を過去1年間おこなっていること。

⑵安全な医療のための体制が整っている。

歯科医療機器等が、患者ごとの交換、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底する等十分な感染予防対策を講じていること。

口腔外バキュームは必須。

⑶緊急時のための体制が整っている。

安全対策、感染予防、緊急時の対応、高齢者の口腔機能管理に関わる研修を受けている常勤の歯科医師がいること、AED、酸素ボンベ、パルスオキシメーター、モニター、救急薬剤等が常備されていること。

⑷様々な医療機関と連携体制が整っている。

⑸歯科医師が複数名あるいは歯科医師及び歯科衛生士がそれぞれ1名以上配置されている。

⑹医院敷地内が禁煙となっている。

か強診の目指すところ

「安心」

「重症化予防」

「医療の質の確保」

患者様にとっての一番のメリット

「歯周病の重症化予防のための継続的なメインテナンス『歯周病安定期治療(SPT)Ⅱ』を毎月保険治療で受けられるようになる」ことです。

*歯周病の「治療」ではなく、「予防」です。「歯周病安定期」の状態であることが必要です。

まとめ

かかりつけ歯科医機能強化型診療所は、衛生体制、緊急体制などにおいてレベルの高い施設基準を満たしている歯科医院です。

「削って詰めるだけの歯科治療、空いた時間に予防」のような従来型の歯科医療ではなく、「虫歯にさせない、歯を失わないための継続的な検査や処置を行える」予防優先型の歯科医療を提供し、人々の健康寿命の延伸を目的としていますので、今後はか強診に認可される歯科医院の増加が望まれるところです。

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