Masahisa Column

~8020達成者は過去最高~

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6月4日(日)~6月10日(土)は「歯と口の健康週間です。」

 6月2日に厚生労働省が平成 28 年 10 月~11 月に実施した「歯科疾患実態調査」の結果 を公表しました。この調査は昭和32年から6年ごとに行われてきたもので、今回の調査では、80 歳になっても自分の歯が 20 本以上ある 8020(はちまるにいまる)を達成した人の割合が、前回調査の 40.2%から 51.2%に増加していることなどが分かりました。

8020運動は、平成元年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。

そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。この報告によりますと、すべての年齢層において年々保有する平均歯数は増加してきています。平成23年当時は、平均値で20本以上保有する年齢層は69歳までとなっています。70歳以降では自分の歯が20本を下回っている方が多いことがわかります。今回の調査では初めて80歳で20本自分の歯が残っている人が2人に1人となったわけです!

~平成23年調査結果~【歯の状況(20本以上の歯が残っている人の割合)】

 

~平成28年調査結果~【歯の状況(20本以上の歯が残っている人の割合)】

グラフ:20本以上の歯を有する者の割合の年次推移

 お口の健康は 健康寿命を延ばします!!

統計局の平成27年簡易生命表によると日本人の平均寿命は女性が87.05歳、男性が80.79歳となっています。厚生労働省は国民の健康の増進の総合的な推進を図る基本的な方針の中で、健康寿命の延伸を大きな目的の一つに位置付けています。健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義づけられています。しかし現状で日本人における、平均寿命と健康寿命の間には男性で約9年、女性で約12年のかい離があると報告されています。

歯が多く残っている人や、歯が少なくても義歯等を入れている人では、歯が少ない人、また義歯を入れていない人と比較して、年齢、治療中の病気や生活習慣などの影響を取り除いても、その後に認知症発症や転倒する危険性が低いということがわかってきています。歯を失い、入れ歯を使用していない場合、歯が20歯以上残っている人や歯がほとんどなくても入れ歯によりかみ合わせが回復している人と比較して、認知症の発症リスクが最大1.9倍になるという報告もあります。また、19歯以下で入れ歯を使用していない人は、20歯以上保有している人と比較し、転倒するリスクが2.5倍になるという調査結果もあります。

自家用車に乗っている割合や携帯電話を保有している割合は8020達成者の方が高いという結果も出されています。つまり元気な高齢者でいるには、できるだけ自分の歯を保有することが秘訣ということです。

以上のように、残っている自分の歯が多い人ほど、またはすでに自分の歯を喪失しても入れ歯、インプラント等で、口腔機能を回復できている高齢者は認知症になりにくく、きちんと美味しく食事ができることで、身体と心の栄養を摂取でき、要介護になりやすい疾患を予防し、健康寿命を延伸する可能性があると思われます。

政久歯科醫院ではすべての診療で予防を重視しております 。

 

患者さんがいつまでも自分の口から美味しいものが食べられるように、自分らしく話したり、笑ったりできるように、政久歯科醫院は全力でお口の健康をお守りします!!

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