「醫は仁術なり、仁愛の心を本とし、人を救うを以って志とすべし」

医療従事者は、医療を受ける人々の人格を尊重し、優しい心で接するとともに医療内容についてよく説明し、信頼を得て、病気から救うことを目標としなさい。

“他を思いやる心”である「仁」は洋の東西を問わず、医療倫理の基本ですが、特に古来より文化の根幹としての「和」を尊ぶ日本において、仁術としての醫は人々が安心して生きていくために最も大切なものです。

「醫は仁ならずの術、努めて仁をなさんと欲す」

医術とは必ずしも仁術ではない。仁術たらしめるためにはよく学び、情報を集め、経験を積んで努力しなければならない。

医療行為が必ずしも患者の立場に立った思いやりにあふれるものではなく、考え方、やり方を間違えれば、患者を苦しめることになるから、知識や情報を集め、よく学び、臨床において誠意をもって努力するように、という江戸時代のある医家の家訓は、医療従事者が忘れてはならない心の在り方です。

To the Dental Care Center

政久デンタルオフィスから政久歯科醫院へ

診療所移転開業に際し、そのあり方を今一度見つめ直したいと思索しておりました時、上記の二つの言葉が目に留まりました。時代の流れの中で、医療は医療サービスと呼ばれ、何か違和感を持っていた私に、この言葉がこれまでの私の歩みと考え方、そしてこれから進むべき方向が間違っていないという確信を与えてくれました。

最先端の医療の研究が進み、知識も治療技術も発展めざましい現代、各分野の専門化、細分化が進み、一部の例を除いては、一人の医者が一人の人間としての患者と向き合う、あるいは長きに渡って寄り添うという形態は少なくなってまいりました。

歯科医療は、ご満足頂ける治療を施し、長く健康な口腔状態を維持管理することで、患者様の最も身近でお口の健康と全身の健康を見守ることができる「健康に生きる力を支える生活の医療」です。お口の健康はQOL(生活の質)や健康寿命の延伸に大きく関わっております。歯科医療が患者様の幸せに通じる大きな役割を担っていると実感しつつ、これまでも診療してまいりました。

問われるべきは表面的な医療サービスではなく、その医院の心の在り方です。

「歯科医がどんなレベルでどんな治療をしたかは、患者様のお口の中に証拠が残ります」ゆえに常に学び続け、一人一人の患者様と丁寧に向き合い、根拠に基づいた的確な診断と治療を提供することは私にとっては当然のことです。

日本に古来より脈々と受け継がれてきた醫の心(仁の心)を基本に、目に見えない部分での妥協を許さないこだわりを持ち、信頼を得られる治療を施し、養生の精神を基とする予防医療を提供することで、患者様のお健やかな人生に貢献したいという思いこそ、私の歯科医としての在り方であり、診療所の心の在り方です。

醫の心(仁の心)を大切にしつつ、より快適な環境で、最先端の医療機器や最新の治療技術による歯科治療及びデンタルケアを提供し、お口の健康に貢献したいとの思いから

「政久歯科醫院・シンフォニービルデンタルケアセンター」を移転開業致しました。