矯正中の痛み|ピークはいつまで?痛みの対処法についても紹介|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年9月23日
歯科矯正に興味はあるけれど、痛みが心配という方が多いのではないでしょうか?矯正は歯の移動に伴う痛みは発生しますが、矯正中ずっと痛みが続くわけではなく、個人差もあります。 また、矯正治療中に歯の移動以外で痛みを感じることもありますので、矯正治療を始めるか検討されている場合は、どのような痛みがあるのか事前に知っておいたほうが安心ですよね。 今回は矯正中の痛みの種類と痛みのピーク、また対処法についてご紹介していきますので、矯正中の痛みについて知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
矯正の痛みはいつまで続くのか?痛みが出る理由は?
冒頭でもお伝えしたように、矯正治療での歯の移動に伴う痛みは個人差はあるものの発生する可能性は高く、ワイヤー矯正かマウスピース矯正かによっても痛みの続く期間は若干異なります。 歯の移動に伴い痛みが出る理由は、歯を移動させるために骨や歯根膜と呼ばれる歯の周囲の組織に力が加わるからです。ブラケットやワイヤー、またはマウスピースなどの矯正装置によって歯に持続的な力がかかると、その力が歯の周囲の骨や歯根膜(しこんまく)に伝わります。 さらに、歯が動こうとしている方向の骨が少しずつ吸収され、反対側では新しい骨が形成されます。この流れを骨のリモデリングと呼び、骨の細胞が活性化されるため、炎症が起こり、痛みとして感じるのです。
ワイヤー矯正の痛みの大まかな目安
ワイヤー矯正による痛みは、ワイヤーを初めて装着したり、ワイヤーを太いサイズに交換してから出始めることがあります。 その後、最初に感じた痛みのピークは2・3日で徐々に減っていき、およそ一週間後にはほぼ痛みは感じなくなるでしょう。
マウスピース矯正の痛みの大まかな目安
マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べると痛みは少ないと言われていますが、痛みが出始めるのは初めてマウスピースを装着する時や、新しいマウスピースに交換したタイミングです。 痛みのピークは新しいマウスピース装着直後で、その後徐々に痛みは減っていき3日から一週間程度で痛みは消失してきます。
矯正の痛みの種類
矯正治療において、歯の移動に伴う痛み以外にも痛みを感じることがあります。 ワイヤー矯正とマウスピース矯正それぞれの場合で出る可能性のある痛みについてご説明します。
ワイヤー矯正の場合
口唇や粘膜の痛み
ワイヤー矯正で歯が移動してくると、それまで当たらなかった器具などが口唇や頬などの粘膜に当たり、口内炎ができてしまうことがあります。 口内炎が出来てしまうと、特に食事中は痛みを感じやすいでしょう。
ワイヤーの後方の痛み
歯が移動すると、余分なワイヤーがお口の後方に伸びてきてしまうことがあります。 きちんと歯が移動している証拠でもありますが、粘膜を傷つけて痛みを感じてしまいます。
装置が取れてしまった場合の痛み
ワイヤー矯正はブラケットやバンドといった装置を歯にセメントで接着させますが、稀に歯面から取れてしまうことがあります。 その場合は、取れてしまった装置が動いて食事の際などに痛みを感じる可能性があります。
マウスピース矯正の場合
粘膜の痛み
マウスピース矯正は取り外しが可能なため、ワイヤー矯正のような痛みを感じることはありません。 しかし、稀に歯肉の状態によってはマウスピースの縁の部分が歯肉に刺さるような痛みを感じることがあります。
痛みの対処法
ワイヤー矯正の痛みの対処法
口唇や粘膜の痛みに関しては、シリコン製のワックスなどの粘膜保護剤を痛みがある場所に貼り付けることで一時的に痛みを回避することができます。 装置が取れてしまった場合や、ワイヤーが後方に伸びてきて痛みを感じるような場合はなるべく早めに歯科医院を受診しましょう。
マウスピース矯正の痛みの対処法
マウスピース矯正の装置が歯肉に刺さって痛みを感じる場合は、使用を中断して、医院へご連絡・ご相談ください。
まとめ
政久歯科醫院では、ワイヤー矯正・またはマウスピース矯正のどちらも選択でき、マウスピース矯正においては日本・世界で実績の高いメーカーのものを使用しています。 また、当院では専用の「iTero」という器械を使用することで、事前に歯並びのシミュレーションを行うこともできます。矯正治療に伴う痛みについてはもちろん、治療前に心配なことは些細なことでもカウンセリングの際にご相談ください。 矯正治療で私たちと共に、さらにすてきな笑顔を目指しましょう。
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この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設