赤ちゃんの歯医者さん~いつから始めればいいの?~
2023年6月23日
このような経験ないですか?
こんにちは!
歯科衛生士歴20年・お母さん歴15年のママさん歯科衛生士です。
突然ですが、このような経験はないですか?
(歯医者)
「むし歯になるから、甘いものはやめて、歯磨きをしっかりしてください!」
(母)
「はい!わかりました!頑張ります!」
「むし歯を作りたくないから頑張ろう!」と決意したものの、実際にはなかなか上手くいく日ばかりではなく・・・
(母:心の声)
「むし歯にはしたくないけど、甘いもの好きだし。。。歯磨きは嫌がり、押さえつけないと磨けないからかわいそう。。。歯医者さんでは約束したけど、実際は難しいな😢」
子育てをしていると様々なシーンで「理想はわかっていても現実は難しい」ことがたくさんありますよね。
そんな時には、専門家をもっともっと気軽に頼ってもらいたいと思います✨歯医者さんの理想と、お母さんの現実にあるギャップを埋められるようなご提案ができるように心がけ「歯医者さんは、子どもが楽しく通える場所」にしたいと考えています♪
今回は【赤ちゃんの歯科デビューの時期】楽しく通える場所になるポイントをご紹介します。
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≪目次≫
1.赤ちゃんの歯科デビュー時期
2.子どもが楽しく通える3つのポイント
① 赤ちゃんが通える歯医者さんってどんなところ?
② 赤ちゃんは泣いて当たり前( ´∀`)〜
③ 赤ちゃんの時から歯医者さんへ行く意味
3.まとめ
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1.赤ちゃんの歯科デビュー時期
では、いつから通い始めると「子どもが楽しく通える場所」になるのでしょうか?実は、明確な○歳○ヶ月になったら始めないといけないなどの決まりはありません。「早いから良い!」「遅いから悪い!」などということもありません。強いていうなら【お母さんと赤ちゃんの準備ができた時赤ちゃんやお母さんが外出するのにご負担の少ない時間帯や時期】をお選びください。
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2.子どもが楽しく通える3つのポイント
ここからは『子どもが楽しく通える3つのポイント』をご紹介いたします。
①赤ちゃんが楽しく通える歯医者さんてどんなところ?
歯医者さんは、治療やお口のメインテナンスをする為だけでなく『お口に問題がないか』または『問題が起こりそうなところがないか』をお口の専門家(歯科医師・歯科衛生士)の目によって確認するところです。
赤ちゃんのお口の中は、まだゼロの状態で、むし歯や歯茎の病気にもなっていません。(稀に生まれた時から歯が生えていることもあります)
その状態から何の問題もなく(むし歯なし・歯茎の病気なし・歯並びや噛み合わせが良い状態)成長をしていけたらどんなに素敵なことでしょう♪
そうなるために、赤ちゃんの時から歯や歯茎が健康な状態かを確認しに行ってみてください♪
何も問題のない小さな可愛いお口は、小さな鏡でお口の中を見るだけですので短時間で痛みもなく終わります。(令和5年5月時点では、岡山県内であれば就学前までのお子様は医療費負担なし。早めの受診をオススメします。)また、小さな頃から通うことで、人や場所に慣れることも重要です♪
⓶赤ちゃんは泣いて当たり前( ´∀`)〜<
赤ちゃんは言葉で伝えることがまだできないため「不快感」を泣いて表現します。何の為にお口の中を歯医者さんに診られているか理解できません。
しかも、よく知らない場所で『よく知らない大人に』お口の中を触られるわけですから、なんかちょっといつもと違う空気で泣いてしまうこともありますよね。
悲しい、辛い、痛いことをしているわけではないので、優しく見守り終わった後は抱きしめてあげてくださいね( ´∀`)
しかし、泣いている状態はいいことではないので、できるだけ短時間で診療を終えられるように最善を尽くします。
③赤ちゃんの時から歯医者さんへ行く意味
生まれてすぐの赤ちゃんには、まだ歯がありませんよね。だから歯を診る歯医者さんに行く必要がないと思われがちです。でも実は、歯を診る以外にも歯医者さんではたくさんのことを診ています。例えば、唇の形、唇の内側にあるヒダ、歯茎の形、舌の形、舌の裏側にあるヒダ、などです。一見、むし歯や歯並びなどのお口の病気には関係なさそうですが、実はとても大切な診るポイントです。
なぜかというと、例えば唇が閉じられなくてお口が空いたままになっていると、お口が乾燥し、むし歯になりやすいお口の状態になります。些細なことかもしれませんが赤ちゃん時の形や動きは成長と共に自然と良い状態へ変わっていくこともありますが多くは変わらずそのまま成長します。そして、むし歯の可能性だけでなく歯並びや体の成長にも関係します。
舌や唇についているヒダが突っ張ったりしているとお口を動かしにくくなることもあります。そうなると、母乳をうまく吸えず『飲む量が足りない=ご機嫌が悪くなる』『体重が増えにくい』など影響があることも。おっぱいを飲む時に音がしたり離乳食が思うように進まないもしくは丸呑みしている・お口が空いていることが多いなど、思い当たる場合は歯医者さんに相談をしてみてくださいね♪
もし、思い当たらなくても『何ともないかの確認』も出来ますので、お気軽にご相談ください。また、歯がない赤ちゃんのむし歯の予防にはお母さんのお口を調べることで事前にお子様がむし歯になりやすいかの可能性を知ることもできます。
3.まとめ
自分のことなら即決できることでも、子どものこととなると色々と考えて前に進めないことがありますよね。しかし、子どもの成長はいい意味で待ってはくれません。今も1秒単位で進んでいます。そんな我が子の成長についての教科書やマニュアルはないのです。『みんな違ってみんな良い』だからこそ、“現状の把握”や“今、必要なこと”はその道の専門家に直接聞いてみることをオススメします。また、マタニティの頃から通うことも可能です。生まれてすぐできることもたくさんありますのでぜひお気軽にご相談ください。きっと、まだまだ「大人になって通い始めた方」が多いと思います。今後は、「赤ちゃんの時から通っているよ!」が当たり前になる時代になれば嬉しいです♪
最後まで、読んでくださり有難うございました。
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