「どこに被せ物があるかわからない」自然な仕上がりに感動された精密根管治療|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年6月30日
定期検診でレントゲンを撮影した際、右上 5 番の歯に「根尖病変」と呼ばれる炎症のサインが見つかりました。
痛みなどの自覚症状はなく、患者様も「特に困っていることはない」とおっしゃっていましたが、このまま放置すると歯の根の先に膿がたまり、将来的には抜歯が必要になる可能性もありました。
今回は、早期発見できたことで、歯をしっかりと残すための治療を選ぶことができた症例をご紹介します。

「できるだけ長持ちさせたい」患者様の想いに応えるために
患者様が望まれたのは、「できるだけ歯を長持ちさせたい」ということ。
そのため、再発リスクの少ない精密根管治療(エンド)をご提案しました。
以前に治療された際の根管充填(根の中に詰める薬)の状態が不十分で、再感染を起こしていたため
感染物質をしっかり取り除き、改めて薬を詰め直しました。
CT画像 |
レントゲン画像 |
 |
 |
治療後は一度仮歯を入れて経過を観察。炎症は落ち着き、レントゲン上でも病変が縮小していることが確認できたため、最終的な被せ物としてセラミック(フルジルコニアクラウン)を装着しました。
見た目の自然さと耐久性を両立した「フルジルコニアクラウン」
フルジルコニアクラウン、自然な色調と艶感が特徴のセラミック素材で、変色しにくく、金属を使用しないため歯ぐきへの影響も少ないのが魅力です。
審美性・機能性・耐久性の三拍子がそろった、非常に優れた素材です。
今回の治療後、患者様からはこんな言葉をいただきました。
「どれが被せ物なのかわからないですね。本当に自然できれいです。」
審美的にも高い評価をいただき、私たちとしてもとても嬉しい瞬間でした。

精密な治療で、歯を守り、見た目も美しく
今回のように、見た目には問題がなくても、レントゲン検査を通して病気が見つかることがあります。
自覚症状がないからといって安心せず、定期的なチェックがとても大切です。
政久歯科醫院では、マイクロスコープやCTを活用した精密な診断と治療を行い、患者様一人ひとりのご希望に合わせた最適なプランをご提案しています。
今回担当した村上先生は、丁寧な診療と細やかな治療を心がけ、患者様からの信頼も厚いドクターです。
「この歯、残せるかもしれません」まずは無料相談から
歯の寿命を延ばすためには、早期発見と適切な処置が鍵となります。
「できるだけ自分の歯で長く過ごしたい」「見た目にも美しく仕上げたい。
そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
この記事の監修者
歯科医師:村上 諒

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人社団湧泉会 ひまわり歯科(研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- ストローマンベーシック
- ストローマンネオデント抜歯即時
- カラーコーディネーター
- 日本歯内療法学会

【症例紹介】結婚式を最高の笑顔で迎えるために——前歯の審美治療で叶えた美しい口元|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年6月23日
「結婚式までに、笑顔に自信を持てるように前歯を綺麗にしたいんです」
そんな想いを抱えて、政久歯科醫院にご来院された患者様。
今回は、大切な晴れの日をより美しく迎えるために行った前歯の審美治療についてご紹介します。

治療前の状態と患者様のご希望
患者様は、前歯の色の黒ずみを気にされており、「人前で笑うときに気になる」「結婚式に向けて自信を持ちたい」とご相談くださいました。
「自然で綺麗な白さにしたい」「見た目にも違和感のない仕上がりにしてほしい」というのが、患者様の率直なご希望でした。

ひとつひとつ丁寧に、“理想の形”を一緒に探るプロセス
まず、仮歯(プロビジョナルレストレーション)を装着し、色味や形を実際にお口の中で確認。
鏡を見ながら「もう少し丸みを」「もう少し白さを抑えて」など、細かなご要望にも丁寧にお応えしました。

プロビジョナル(仮歯)の形が患者様のイメージと一致したタイミングで、最終的な被せ物を製作するための型取り(ファイナル印象)を行いました。
審美治療は、見た目の美しさはもちろん、その方の表情やお顔立ち、笑ったときの印象まで考慮して仕上げる、非常に繊細な治療です。
政久歯科醫院では、患者様とのコミュニケーションを大切にしながら、心からご満足いただける仕上がりを目指しています。

治療後の変化と患者様のご感想
治療後に鏡を手にした瞬間、思わず笑顔がこぼれた患者様。
「すごく綺麗!嬉しいです!」と、とても喜んでくださいました。
結婚式を目前に控え、「これで自信を持って写真に写れます」とおっしゃっていた姿がとても印象的でした。

今回の治療を担当したのは副院長・政久侃祐先生

今回の治療を担当したのは、政久歯科醫院の副院長・政久 侃祐(まさひさ かんすけ)先生です。
審美治療では、歯の色や形だけでなく、お顔全体とのバランスも重要になります。
患者様と一緒に、納得のいくまでじっくり相談を重ねたことで、自然で美しい仕上がりに導くことができました。
結婚式や記念日——大切な日を美しい笑顔で迎えるために
「笑ったときに気になる前歯の色や形」
「昔治療した差し歯の色が周りと合っていない」
「写真を撮るときに自信を持って笑いたい」
そんなお悩みがある方は、ぜひ一度、政久歯科醫院にご相談ください。
丁寧なカウンセリングと高精度の技術で、“自分らしい美しさ”を一緒に叶えていきましょう。
この記事の監修者
歯科医師:政久 侃祐

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人良陽会 鶴田歯科医院 勤務 (研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本歯科保存学会
- 日本歯内療法学会
- 大阪SJCDベーシックコース

【症例紹介】「抜歯しかない」と言われた奥歯を保存できた理由とは|岡山市の歯医者【政久歯科醫院】
2025年6月16日
「もう抜くしかない」と言われた歯でも、最新の精密根管治療で救える可能性があります。
今回は、他院で抜歯と診断された左上の奥歯を、自費による精密根管治療(自由診療)で保存できた症例をご紹介します。
治療前の状態:根管治療後も消えない「できもの」
患者様は、「左上奥歯の根管治療を自費で受けたけれど、治らない」と当院を受診されました。
歯ぐきにニキビのようなできものがずっと残っていて、他院では「抜歯しかない」と言われたそうです。
診察の結果、歯ぐきにはサイナストラクト(排膿路)ができており、⻭と⻭ぐきの間に器具を挿⼊し、状態を調べたところ、根っこの先まで器具がすっぽりと⼊り込んでしまいました。
本来であれば、⻭ぐきの奥には硬い⾻があり、それ以上は⼊らないはずですが、⻭の周囲の組織が⼤きく壊れてしまっていることを意味します。
これは「p–per 症例」と呼ばれる非常に予後が悪いケースで、歯を残すのが難しいと判断されることが多い病状です。

患者様のご希望:「どうしても歯を残したい」
患者様には、「なんとか歯を残したい」という強い希望がありました。
歯を抜くことで生活に大きな影響が出ることを心配されていたからです。
行った治療:感染源の徹底除去と MTA による根管充填
患者様のご要望を伺い、全体検査の結果から治療計画を作成。
治療についてのご説明を行ったところ、今回は精密根管治療を選択されました。
顕微鏡を使って根の中の感染物質を徹底的に除去し、細菌が入り込まないよう MTA セメントで根管を封鎖しました。
MTA は強い抗菌作用と高い封鎖性を持つ材料で、難治症例においても非常に有効です。
治療の結果:完治!そして、患者様の笑顔
治療の結果、歯ぐきの腫れや排膿は完全に消失し、完治しました。
患者様は「本当に嬉しい」「抜歯しかないと思っていた歯を救ってくれた」と、満面の笑顔で喜ばれていました。
治療後には、「右下の奥歯も難しい状態だけれど、そちらも精密根管治療をお願いしたい!」と希望されました。

担当ドクター:副院長・政久侃祐

今回の治療を担当したのは、副院長・政久侃祐先生です。
患者様一人ひとりの想いに真摯に向き合い、できる限り歯を残すための治療に力を注いでいます。
難症例であっても、最新の技術と経験で最適な治療をご提案します。
歯を残す選択肢、まだあるかもしれません
「抜歯しかない」と言われても、実は残せる可能性があるケースも多くあります。
歯の保存を諦めたくない方、まずは一度、精密根管治療の無料相談にお越しください。
私たちが、あなたの大切な歯を守るための道を一緒に考えます。
政久歯科醫院の根管治療についてはこちら⇨
この記事の監修者
歯科医師:政久 侃祐

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人良陽会 鶴田歯科医院 勤務 (研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本歯科保存学会
- 日本歯内療法学会
- 大阪SJCDベーシックコース

【症例紹介】「入れ歯なしでは食事もできない…」そんな患者様に行った抜歯即時デンチャー治療(経過途中)|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年6月2日
「左下の奥歯が当たると痛い」——そんなお悩みを抱えて来院された、患者様。
過去に他院で「もう治療法はない」と言われ、数年間そのままにしていたものの、再び症状が出始めたことで、当院を受診されました。

治療前の歯の状態:進行した歯周病と審美的なお悩み
診察させていただくと、お口全体に歯石が多く、歯ぐきの腫れや出血、そして歯のグラつきが見られました。
特に歯周病の進行が著しく、噛み合わせにも不調をきたしており、「このままでは食事すら満足にできない」状態。見た目も気になっていたそうです。
患者様は「できるだけ早く、しっかり噛めるようにしてほしい」というご希望でした。
 |
治療前の歯の状態
|
抜歯即時デンチャーで、歯を抜いたその日に入れ歯を装着
重度の歯周病により、全ての歯を残すことは難しい状態でしたが、保存可能な歯はできる限り残し、治療計画を立てました。
残せない歯は抜歯し、根だけを残して歯の頭の部分をカット。入れ歯の安定性を考慮し、即日で義歯(入れ歯)を装着する「抜歯即時デンチャー」という方法を選択しました。
通常は抜歯後に歯ぐきが治るのを待ってから入れ歯を作ると、到着まで2~3ヵ月かかるのが一般的ですが、今回は「入れ歯がないと食事ができない」という事情をふまえ、すぐに義歯を入れる選択をしました。
 |
上顎の入れ歯を入れた状態 |
治療後の経過:時間と共にフィットしてきた入れ歯
治療直後は、入れ歯のフィット感が安定せず、患者様も不便さを感じておられました。
しかし、時間とともに歯ぐきと骨の状態が落ち着き、入れ歯が吸いつくように馴染んできています。
現在は、さらに歯周病治療を進めながら、下顎には部分入れ歯(パーシャルデンチャー)を作製する予定です。
治療はまだ途中段階ですが、日々のセルフケアも非常に大切です。担当ドクターからは入れ歯の使用方法や日々のケアについて、アドバイスをさせていただいています。
今回の治療を担当したのは福間先生

今回の治療を担当したのは、福間先生。
物腰が柔らかく、どんな小さなお悩みにも真摯に耳を傾ける姿勢が、ご年配の患者様から特に厚い信頼を集めています。
院内での診療に加え、訪問歯科にも積極的に取り組んでおり、お口の中だけでなく、患者様の生活背景や想いにも寄り添った診療を大切にしています。
お口の悩み、あきらめていませんか?
「治療方法がない」と言われた方でも、適切な診断と計画で、噛める・話せる・笑えるお口を取り戻すことができます。
当院では、患者様一人ひとりのご希望に寄り添いながら、可能な限り保険治療内でのご提案も行っています。
少しでも気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
初診相談・無料カウンセリングのご予約も随時受付中です。
👉 ご予約はこちらから
この記事の監修者
歯科医師:福間 有華

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 島根県立中央病院歯科口腔外科 勤務
- 政久歯科醫院 入社

【症例紹介】傾いてしまった奥歯をまっすぐに整え、しっかり噛めるお口へ|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年5月26日
歯が1本抜けたままになっていると、「隣の歯が倒れてきてしまう」ことがあります。
今回は、右下の奥歯が手前に傾いてしまった患者様に対し、その歯を元の正しい位置に戻す「アップライト」という処置を行い、補綴治療(被せ物)ブリッジ治療までをスムーズに進めることができた症例をご紹介します。

歯が傾くのはなぜ?
今回の患者様は、右下の奥歯のうち、6番(前から6番目の歯)が失われたままになっていたことで、その後ろの7番の歯が手前に倒れてしまっている状態(=近心傾斜)になっていました。
このような状態では、インプラントや被せ物などの治療が難しくなるため、まず歯の位置を整える必要があります。
ご来院時のご希望とお口の状態
「全体的に治療してほしい」とのご希望で来院された患者様。
お口の中を詳しく診させていただいたところ、噛み合わせや歯並びのバランスを整えるためのステップがいくつか必要でした。特に右下の奥歯の傾きは、今後の治療に影響する大きなポイントでした。
アップライト治療とは?
「アップライト」とは、傾いてしまった歯をまっすぐに起こす処置のことをいいます。
今回は、ワイヤーとゴムを使って、少しずつ力を加えながら、右下7番の歯を理想的な位置に戻しました。
見た目には大きな変化はなくても、治療の成功のためにとても重要なステップです。

今は仮歯(テック)が入った状態で、しっかりと噛めるようになっています。

治療中の患者様のご様子
治療が進むにつれて、患者様ご本人も鏡でお口の中を見るのが嬉しいとおっしゃっていました。
「前は見たくなかったけど、最近は治っていくのがわかって、見るのが楽しみ」とのこと。
患者様の前向きなお気持ちが、私たちにとっても励みになります。

今回の治療を担当したのは、矯正担当主任:村上先生

今回の治療を担当したのは、村上先生です。
丁寧なカウンセリングと確かな技術で、患者様一人ひとりのお悩みにしっかり寄り添った治療を行っています。
「安心して相談できる先生」と、多くの患者様から信頼をいただいています。
歯の位置や噛み合わせ、気になっていませんか?
歯が1本抜けただけでも、周りの歯に影響が出ることがあります。
「最近噛みにくい」「歯がずれてきた気がする」など、ちょっとした違和感も、実は大切なサインかもしれません。
【歯並びや噛み合わせでお悩みの方】 まずは矯正無料相談にお越しください。
この記事の監修者
歯科医師:村上 諒

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人社団湧泉会 ひまわり歯科(研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- ストローマンベーシック
- ストローマンネオデント抜歯即時
- カラーコーディネーター
- 日本歯内療法学会

「前歯がグラグラ…」からの劇的変化 インプラントで笑顔を取り戻した全顎治療の症例|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年5月5日
「前歯が揺れて食べづらい」「口元に自信がなくなった」
そんなお悩みを抱えて来院された患者様。
歯周病によって多くの歯がグラつき、将来的に歯を残すことが難しい状態でした。
患者様は、「すべての歯を抜いてインプラントにしたい」という強いご希望をお持ちでした。
このような場合、私たちがご提案する治療法のひとつが「オールオン4」という先進的なインプラント治療です。

オールオン4とは?
「オールオン4」とは、片顎につきわずか4本のインプラントを埋入し、それを土台にしてすべての人工歯を支える治療法。
歯をすべて失ってしまった方や、残っている歯の保存が難しい方でも、少ない本数のインプラントでしっかりと噛める機能を取り戻すことができます。
治療のポイント:ノーベルバイオケア社インプラント × X-guide
今回の治療では、世界的にも信頼性の高いノーベルバイオケア社のインプラントを使用。
さらに、当院が導入している最新のナビゲーションシステム「X-guide」を活用することで、インプラントの位置や角度をミリ単位で調整しながら、従来の施術方法と比べて格段に安全かつ正確に埋入手術を行うことができました。
手術当日にすべての抜歯を行い、その日のうちに仮歯まで装着。
術後の腫れは多少ありましたが、痛みはほとんどなく、患者様は「わぁ、きれい!」と感動の声を上げられました。

今回の治療を担当したのは、副院長・政久侃祐先生
患者様の未来を見据えたご提案を
今回のような全顎的な治療は、高度な技術と豊富な知識・経験が求められる治療です。
私たちは、患者様がこれから先も快適に、そして自信を持って過ごせるように、機能性と見た目の両面にこだわった治療を提供しています。
担当した政久侃祐先生は、インプラント治療に精通したドクターであり、患者様一人ひとりの状態に合わせた丁寧な診断と治療計画を心がけています。常に自己研鑽に励み、国内外問わず勉強や研修に参加しています。丁寧な説明と治療技術に患者様からの信頼も厚く、「歯を失っても、笑顔を諦めない」そんな想いで患者様のお口の美と健康に全力に向き合う先生です。
インプラント治療で人生を前向きに
「もう無理かも…」と諦めていた口元も、適切な治療と信頼できる技術によって、大きく前向きに変化します。
歯を失ってお悩みの方、入れ歯に違和感がある方、見た目や噛み心地を改善したい方──
まずは無料相談でお気軽にご相談ください。
患者様の踏み出した一歩を応援し、未来の笑顔を手に入れるサポートします。
👉 無料カウンセリング予約はこちら
👉 政久歯科醫院のオールオン4についてはこちら
この記事の監修者
歯科医師:政久 侃祐

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人良陽会 鶴田歯科医院 勤務 (研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本歯科保存学会
- 日本歯内療法学会
- 大阪SJCDベーシックコース

【症例紹介】抜歯と同時にインプラント治療を行ったケース 〜 右上乳歯 E の抜歯即時埋入〜|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年5月2日
「歯ぐきから出血する」と不安な気持ちで来院された患者様。
診察の結果、実はそこに残っていたのは乳歯であり、さらに、生まれつき永久歯が存在しない「先天欠
如」の状態でした。
今回は、抜歯と同時にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入」という方法で治療を行ったケースをご紹介
します。
来院時の状態
患者様は右上の歯ぐきからの出血を主訴に来院されました。
詳しく検査をすると、右上 E(前から 5 番目の乳歯)に虫歯と歯ぐきの腫れ・出血が認められました。
さらにこの部分には先天的に永久歯が存在しないことがわかりました。
実はこのように、乳歯が大人になっても残っているケースは少なくありません。
痛みはなかったものの、虫歯が進行しており、歯の揺れも確認されたため、抜歯が必要な状態でした。

患者様のご希望と治療方針の決定
患者様も「これは乳歯で、もう限界かもしれない」と感じていたとのこと。
レントゲンに加えて、実際に被せ物を外してむし歯の状態を見ていただいたことで、抜歯の必要性をご納
得いただけました。
その後、抜歯後の選択肢(入れ歯、ブリッジ、インプラント)についてご説明したところ、
「しっかりと治療して長持ちさせたい」という強いお気持ちから、インプラント治療を選択されました。
今回行った治療内容・抜歯即時埋入とは?
通常インプラント治療では、抜歯から数ヶ月後にインプラントを埋める手術を行います。
しかし今回は、抜歯と同じ日にインプラントを埋入する“抜歯即時埋入”という方法を採用しました。
この方法のメリットは
- 治療期間の大幅な短縮
- 骨の吸収を抑える
- 手術回数が少なくなる
- 歯がない期間がない
と、患者様にとって非常にメリットの多い方法です。
実際の治療では、抜歯後に骨補填材を用いて骨の回復を促し、仮歯を立てたうえで SSA テクニックとい
う特殊な方法でしっかりと封鎖しました。
その日のうちに仮歯を入れられるため、患者様が「歯がないまま過ごす」期間が一切ないのも大きな安心
ポイントです。

治療後の経過
治療後の痛みもほとんどなく、患者様は「思ったより楽に終わった!」と喜んでくださいました。
現在はインプラント手術から約 9 ヶ月が経過。
定期的にレントゲンなどで経過を観察していますが、状態はとても良好です。
患者様からも「違和感や困りごとはまったくない」と嬉しいお声をいただいています。

今回の治療を担当したのは「相本先生」
今回の治療を担当したのは、当院の相本先生。
保険診療だけでなく、インプラント・精密根管治療・審美治療・小児歯科など、幅広い分野に対応するオー
ルラウンダーです。
休憩時間にも院長に質問・相談を行うほど勉強熱心な姿勢と、
物腰柔らかで親しみやすい人柄が多くの患者様から支持されています。
お子様からご年配の方まで、「この先生にお願いしたい」と信頼される人気ドクターです。
最後に
「乳歯が大人になっても残っている」「永久歯が生えてこない」「歯が揺れている」
こうしたお悩みは、実は珍しくありません。
インプラントは怖い・不安という印象を持たれる方もいらっしゃいますが、
今回のように、痛みも少なく、機能的で自然な見た目を取り戻すことができる治療法です。
もしも同じような症状やお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、
まずはお気軽に無料相談をご利用ください。
あなたにとって最適な治療方法を、私たちが一緒に考えます。
インプラント無料相談のご予約はこちらから⇨
政久歯科醫院のインプラント治療についてはこちらから⇨
この記事の監修者
歯科医師:相本 敦

<経歴>
- 岡山大学歯学部 卒業
- 医療法人社団 同仁会 ワタナベ歯科クリニック(研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- 大阪口腔インプラント学会
- 大阪口腔インプラント学会ノーベルインプラント埋入コース
- 大阪口腔インプラント研究会主催 第31期口腔インプラント学セミナー
- 大阪ZAGAセンターオールオン4ハンズオンコース
- ストローマンベーシックコース

【症例紹介】骨が足りない上あごにインプラントを可能にする「サイナスリフト」とは?|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年4月21日
今回は「インプラントを入れたいけれど、骨が足りない」とお悩みだった患者様の症例をご紹介いたします。
歯をすべて失ってしまい、オールオンXをご希望された患者様。
奥歯には骨がほとんど残っていない状態で、インプラントオペを行うためにはサイナスリフト(骨造成手術)が必要でした。
来院時の状態:すべての歯を失い、骨も少ない
今回の患者様は、歯周病の進行などによりすべての歯を抜歯せざるを得ない状況にありました。
特に上あごの奥歯の部分にはインプラントを支える骨がほとんどない状態でした。
しかし、当院のインプラント治療について事前に調べてくださっており、「どうしても入れ歯ではなく、奥歯にもインプラントを入れてしっかり噛めるようになりたい」という強いご希望をお持ちでした。
治療計画と選択:骨の再生を図る「サイナスリフト」
インプラントを安定させるには、十分な骨の厚みと高さが必要です。
そこで今回は、上あごの奥歯(臼歯部)の骨を再生する「サイナスリフト」という骨造成手術を行いました。
サイナスリフトとは
• インプラントを入れたい場所に骨が不足しているときに行う「骨移植」手術
•上あごの奥にある「上顎洞(じょうがくどう)」という空洞の中にある薄い膜を傷つけないように持ち上げ、そこに人工骨を詰めることで、骨の再生を促します
今回は、静脈内鎮静法(セデーション)という麻酔を用い、歯科麻酔専門医の管理のもとで手術を行いました。
患者様は「寝ている間に終わったような感覚で、本当に楽でした」とお話ししてくださいました。
治療の流れと経過
オペでは、上顎洞内の薄い膜を破らないように丁寧に剥離し、そこへ骨補填材を挿入して縫合。 手術は無事に終了し、現在は経過観察をしながら、半年後のインプラント埋入に向けて準備を進めています。
現在も笑顔で通院してくださっています。
患者様のご様子「楽に受けられて嬉しかった」
「静脈内鎮静のおかげで怖さがなく、気づいたら終わっていた」
「本当に楽に受けられて、感謝しています」
と、安心したご様子でお話しくださいました。
患者様にとって“歯を失う不安”は非常に大きなものでした。
しかし、それ以上に「もう一度、自分の歯で噛めるようになりたい」という希望が、治療を前向きに進める原動力になったように感じます。
治療を担当したのは、副院長・政久 侃祐(まさひさ かんすけ)先生

今回の治療を担当したのは、インプラント治療・精密根管治療を得意とする副院長・政久先生。 診療後や休日も研鑽を欠かさず、国内外の技術セミナーにも積極的に参加しています。
中国地方でX-guideを用いたインプラント手術の症例数No.1の実績を持ち、オールオン4などの全顎的な症例にも対応可能です。
「一人ひとりの『噛める幸せ』を取り戻す」という信念のもと日々診療を行っています。
インプラント治療に不安がある方へ
「骨が足りないから無理かも…」
「入れ歯しか選択肢がないのでは…」
そうお悩みの方も、まずはぜひご相談ください。
骨を再生する治療法や痛み・不安を抑える麻酔方法など、あなたに合った治療の選択肢をご提案いたします。
セカンドオピニオンも受付中です。
あなたのお口の未来、私たちと一緒に考えてみませんか?
________________________________________
この記事の監修者
歯科医師:政久 侃祐

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人良陽会 鶴田歯科医院 勤務 (研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本歯科保存学会
- 日本歯内療法学会
- 大阪SJCDベーシックコース

長年の「なんとなく痛む」にサヨナラ!歯ぐきの外科的処置で違和感からの解放へ|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年4月16日
「左上の歯が、なんとなく時々疼くんです。」
そんなふうにおっしゃって来院された患者様。見た目には大きな虫歯や腫れがあるわけではありませんが、「たまに感じる疼き」は日常の小さなストレスになっていたようです。
治療計画と選択:原因は見えないところにありました
検査の結果、左上6番と7番の間にある歯周ポケットが一箇所だけ異常に深く、その奥には過去に入れられた人工の詰め物が歯肉の深部まで入り込んでいました。
これは「生物学的幅径(せいぶつがくてきふくけい)」と呼ばれる、歯ぐきの健康を保つための歯ぐきの厚みが深い詰め物で壊されている状態。体が異物と判断し、慢性的に炎症が起きてしまうのです。
「これが疼きの原因かもしれません」とご説明し、まずはその詰め物を外してみることに。やはり中は腫れており、原因がハッキリしました。

治療の経過:歯ぐきの状態を整えるレングスニング
問題の根本改善のために、歯肉弁根尖側移動術という歯ぐきを下げる処置を行いました。これにより、生物学的幅径を回復させ、炎症の起きにくい環境を整えることができます。
手術後は、仮歯をしばらく使っていただきながら、歯ぐきの形を丁寧に整えていきました。
治療後の患者様の様子
治療後、患者様は
「今では違和感を感じることなく食事ができています」
と笑顔でお話しくださいました。
歯のトラブルは、見た目だけでは分からないことも多く、特になんとなく不快明確な痛みはないけど気になるという症状には、原因の特定に丁寧な診査が必要です。
今回の治療を担当したのは村上先生

今回のケースのように、過去の治療の影響が長い年月を経て症状として現れることがあります。見えない場所にこそ、じっくり向き合うことが大切です。
「はっきりした痛みはないけど、なんだか気になる」
「原因がわからないけど、ずっとスッキリしない」
そんなお悩みこそ、ぜひ一度ご相談ください。わたしたちは、症状の裏側にある本当の原因に向き合い、患者様が安心して笑顔になれるようサポートいたします。
________________________________________
少しでも「自分もこのケースと同じかも?」と感じた方は、 まずはお気軽に無料相談のご予約をどうぞ。
👉 無料相談の予約はこちらから
この記事の監修者
歯科医師:村上 諒

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人社団湧泉会 ひまわり歯科(研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- ストローマンベーシック
- ストローマンネオデント抜歯即時
- カラーコーディネーター
- 日本歯内療法学会

[短期治療症例]海外転勤までにホワイトニング完了したいと来院された患者様|「帰国後また来ます!」と治療結果に喜ばれた症例|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年3月24日
 |
 |
【Before】 |
【After】 |
治療前の歯の様子
前歯のホワイトニングしたいと来院された患者様。
ホワイトニングを希望されていた前歯部には、レジン前装冠という被せ物が4本入っていて、その隣にある歯についてもむし歯治療の跡があり、CRと呼ばれるレジン素材でつぎはぎ状態になっていました。
 |
【ご来院時の前歯】 |
患者様のご希望
2か月後に海外に転勤する予定があり、出発までに治療を終わらせたいというご希望がありました。治療できる期間に制限がある中で、出来る限りご希望を叶えるための治療計画を立てて、患者様の同意のもと治療をスタートしました。
どんな治療をしたか?
ホワイトニングを希望されていた前歯部入っているレジン前装冠は人工物です。天然歯とは違い、人工物はホワイトニングをしても白くならないことをご説明しました。
また、被せ物の隣にある歯についてもむし歯治療の跡があり、CRと呼ばれるレジン素材でつぎはぎ状態になっていたため、『ホワイトニング』ではなく『被せ物のやりかえ』を提案しました。
治療スタート初日にワンデートリートメントで前歯の被せ物を外し、その日のうちに合計で6本の前歯を仮歯に変えました。治療開始当日に自然な見た目の仮歯が入るので、最終的な被せ物の色や形を調整する期間も見た目を気にすることなく過ごせます。
仮歯を入れた後は、歯ぐきの状態がキレイになるのを待って、最終的な被せ物の型どりを進めました。
 |
【治療直後の前歯(仮歯)】 |
今回は、ご自身の歯の色に馴染む自然な白さを表現できるセラミックの被せ物をセットして治療終了。 本来であれば、もう少し治療期間をかけて歯ぐきの治癒状態を確認し、歯ぐきのラインを揃えていきたかったのですが
①患者様が笑った時に歯茎は見えないこと
② 治療期間の制約
の観点から少し早めに型取り、セットを進めて、一旦治療終了としました。
この記事の監修者
歯科医師:村上 諒

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人社団湧泉会 ひまわり歯科(研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- ストローマンベーシック
- ストローマンネオデント抜歯即時
- カラーコーディネーター
- 日本歯内療法学会
