歯を抜くしかないと言われたあなたへ。抜歯の理由と選択肢を徹底解説|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年9月15日
歯を抜くしかないと言われた!まず知っておくべきこと

「歯を抜かなければならない」と言われたあなた、きっと不安や戸惑いを感じていることでしょう。特に仕事が忙しくて歯医者に通う習慣がないあなたにとって、突然「抜歯」の選択肢を突き付けられるのは大きなショックかもしれません。でも、心配しないでください。まずは冷静になって、知っておくべきことを整理しましょう。
なぜ抜歯が必要なのか?
歯を抜く必要がある理由はさまざまです。例えば、虫歯が進行し、歯を保存できなくなったり、歯並びが悪化して全体のバランスを取るために抜歯が必要な場合もあります。医師がなぜ抜歯を勧めるのか、その理由をしっかり理解することが、次のステップを踏み出すための第一歩です。
抜歯以外の選択肢は?
もしかしたら、「抜歯を避ける方法はないのか?」と思っているかもしれません。実は、抜歯を避ける方法も存在することがあります。例えば、根管治療や、歯周病治療をすることで歯を残すことができる場合もあります。どの治療法が最適かは、医師とじっくり話して納得のいく選択をしましょう。
抜歯後の痛みや回復はどうなる?
「抜歯後は痛いのでは?」と心配ですよね。しかし、現代の歯科医療では、痛みを最小限に抑えるための方法がたくさんあります。痛みの管理方法や、回復の目安について事前に知っておくことで、安心して治療に臨むことができます。
抜歯が最善の方法である理由
抜歯を決断する前に、その選択が本当に最善である理由を知っておくことはとても大切です。抜歯によって、今後の歯や口腔の健康がどのように改善されるのかを理解し、納得したうえで治療を受けることで、精神的にも落ち着いて治療を進めることができます。
あなたが今感じている不安や疑問は、誰しもが抱くものです。しっかりと情報を得ることで、安心して治療を進めることができるようになります。次は、抜歯後に必要なケアや生活のアドバイスについてもご紹介します。
歯を抜く主な理由とは?

歯を抜かなければならない理由はさまざまですが、主に以下のようなケースが考えられます。
虫歯が進行し、歯を保存できない場合
虫歯が進行すると、歯の奥まで広がることがあります。この段階では、根管治療(歯の神経を取る治療)で保存することが難しくなり、最終的に抜歯が必要になります。また、虫歯が歯の外側にも広がると、歯の構造が崩れ、修復が不可能な場合があります。さらに、感染が広がると膿がたまり、歯の周囲の骨や歯茎に影響を与え、抜歯が避けられなくなります。歯の残存部分が少なく、強度が失われている場合も、抜歯するしかないことがあります。
歯周病の進行
歯周病は、歯を支えている骨や歯茎を徐々に破壊する病気です。歯周病が進行し、歯を支えている骨が失われると、歯がグラグラになり、最終的に抜歯をしなければならないことがあります。特に、歯の周囲の骨がほとんどなくなった場合、歯の保存が難しくなります。
歯並びや噛み合わせの問題
矯正治療を行う際に、歯並びを整えるために抜歯が必要となることがあります。特に、歯が過剰に並んでいる場合や、噛み合わせが不良な場合に、スペースを確保するために抜歯を選択することがあります。
親知らずの問題
親知らずは、現代人の顎では十分なスペースがないことが多いため、歯茎に埋まったままだったり、斜めに生えたりすることがあります。このような親知らずは、隣の歯に影響を与えることがあり、痛みや炎症を引き起こすこともあるため、抜歯が勧められることがあります。
事故や外傷による歯の損傷
事故やスポーツなどで歯が折れてしまったり、脱臼してしまった場合、その歯を保存できないことがあります。特に歯が完全に割れたり、根元が大きく損傷している場合には、抜歯を選択することがあります。
根の治療後の予後不良
根の治療後、根の周囲に根尖病変ができて、治療によって改善できないことがあります。その場合には、歯を抜くことが必要となることがあります。
どんな治療法があるのか?抜歯以外の選択肢を紹介
「歯を抜くしかない」と言われても、実は抜歯以外の選択肢がある場合もあります。歯の状態や進行具合によっては、抜歯を避けることができることもあるので、まずは以下の治療法を検討することをお勧めします。
根管治療(歯の神経を取る治療)
歯の神経が感染している場合、根管治療が有効です。根管治療では、感染した歯の神経を取り除き、歯の内部を清潔にしてから詰め物をすることで、歯を保存することができます。これにより、抜歯せずに歯を残すことが可能な場合があります。
歯周病治療
歯周病が原因で歯がぐらついている場合でも、治療を行うことで歯を保存できることがあります。歯茎の清掃や、歯の根の治療(スケーリングやルートプレーニング)を行うことで、歯周病を改善し、歯を支えている骨を守ることができます。軽度から中程度の歯周病であれば、抜歯を避けることができる場合があります。
歯の再生治療(歯髄再生療法)
近年では、歯の再生治療という方法もあります。これは、失われた歯髄(歯の神経)を再生させるための治療で、まだ研究段階の治療法ですが、歯を抜かずに機能を回復させる可能性がある方法です。特に若い患者さんの場合、再生治療の選択肢が提供されることもあります。
セラミッククラウンやインレー
歯の破損や大きな虫歯であっても、歯を抜かずにセラミッククラウンやインレーを使って修復することができます。これらの治療法では、歯の一部を削って詰め物をし、見た目も機能も回復させることができます。歯の根がしっかりしている場合、抜歯せずにこの方法を選択できます。
矯正治療(歯並びや噛み合わせの改善)
歯並びや噛み合わせが原因で抜歯が必要とされる場合、矯正治療によって歯並びを整えることで抜歯を避けることができます。特に歯のスペースが足りない場合、矯正器具を使って歯を移動させることで、抜歯をせずに治療できることもあります。
抜歯を避けられない場合の選択肢

抜歯をしなければならない場合でも、その後の治療にはいくつかの選択肢があります。歯を失うことに対する不安を軽減するため、できるだけ快適な生活を取り戻すための方法を検討することが重要です。以下に、抜歯後の選択肢をご紹介します。
インプラント治療
インプラントは、歯を失った部分にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を被せる治療法です。インプラントは見た目が自然で、噛み心地も良好です。また、周りの歯を削る必要がないため、隣の歯への影響もありません。特に自分の歯とほぼ同じ感覚を得られるため、抜歯後に歯の機能を回復したい方には最適な選択肢です。
インプラント治療についてはこちら⇨
ブリッジ
ブリッジは、抜歯した歯の両隣の歯を削り、その間に人工の歯を橋渡しするように取り付ける方法です。インプラントほどの手術は必要ありませんが、隣の歯を削る必要があるため、健康な歯への影響を考慮する必要があります。また、保険適用で治療を受けられることも多く、費用面でのメリットがあります。
入れ歯(義歯)
入れ歯は、抜歯後の歯を補うための取り外し可能な装置です。部分入れ歯と全体入れ歯があり、部分入れ歯は抜歯した歯の周りの歯に固定する形になります。入れ歯の大きなメリットは、比較的手軽に作れることと、保険適用が可能な場合が多いことです。しかし、噛み心地や見た目に関してはインプラントやブリッジと比べて劣る場合があります。
入れ歯についてはこちら⇨
オールオン4(All-on-4)
オールオン4は、複数の歯を失った場合に非常に効果的な治療法で、特にインプラントを使って歯を再建する方法として注目されています。オールオン4では、上顎または下あごに4本のインプラントを埋め込み、その上に人工歯を一度に取り付けることができます。この方法では、1回の手術で全ての歯を回復できるため、治療期間を大幅に短縮できるのが大きな特徴です。
オールオン4についてはこちら⇨
痛みはどれくらい続くのか?治療後のケア方法

抜歯後の痛みは個人差がありますが、通常は24時間から3日間程度続くことが多いです。初めの24時間は腫れや痛みが最も強く、痛み止めを服用することで管理できます。腫れは冷やすことで抑えられますが、徐々に治まっていきます。
治療後のケア方法
痛み止めの服用
医師から処方された痛み止めを指示通りに服用し、痛みをコントロールします。
冷やす
最初の24時間は、氷嚢や冷たいタオルで抜歯部分を冷やすと腫れを抑える効果があります。
飲食制限
硬い食べ物や熱い飲み物は避け、軟らかい食事を摂るようにしましょう。
うがい
24時間後からぬるま湯で軽くうがいを始め、口腔内を清潔に保ちます。強くすすがないように注意してください。
痛みや腫れが長引く場合や異常を感じた場合は、速やかに歯医者に相談しましょう。
無料相談はこちら⇨
術後の回復と生活のポイント

抜歯後の回復期間中は、痛みや腫れを最小限に抑え、感染を防ぐためにいくつかの注意点があります。ここでは、回復期間中に気をつけるべきことや、日常生活でできるサポート方法を紹介します。
食事について
軟らかい食べ物を選ぶ
初めの数日は、硬い食べ物や刺激的な食べ物を避け、スープやおかゆ、ヨーグルトなどの軟らかい食べ物を摂るようにしましょう。
抜歯した側で噛まない
痛みを避けるため、抜歯した側で食べ物を噛まないようにしましょう。
口腔ケア
うがいは優しく
抜歯後24時間経過したら、ぬるま湯で軽くうがいをしましょう。強くすすぐと血餅が取れる可能性があるため、優しく行うことが大切です。
歯磨き
抜歯した部分を避けて軽く歯磨きを行い、感染を防ぐようにしましょう。抜歯した部分は触れないように注意します。
運動と活動
過度な運動は避ける
術後1~2日は過度な運動を避け、安静にして過ごすことが重要です。激しい運動は出血を引き起こすことがあります。
重い物を持たない
重い物を持ったり、体に負担がかかる動作を避け、治癒をサポートしましょう。
血行促進に注意
温かい飲み物や食べ物は避ける
初めの数日間は温かい飲み物や食べ物を避けることで、血行が良くなりすぎて出血を引き起こすことを防ぎます。
タバコを避ける
タバコを吸うと血流が悪化し、治癒が遅れることがあります。また、吸引で血餅が取れることもあるので、術後少なくとも1週間はタバコを控えましょう。
安静を保つ
十分な休息を取る
術後は体を休め、睡眠を十分に取ることが大切です。無理をせず、体力を回復させることで早期回復が促進されます。
フォローアップと相談
定期的なフォローアップ
術後は、歯科医師による定期的なチェックアップが必要です。痛みや腫れが続く場合は、すぐに医師に相談しましょう。
まとめ
抜歯後の回復は、適切なケアを行うことでスムーズに進みます。軟らかい食事を選び、うがいや歯磨きは優しく行うことが大切です。また、無理な運動や重い物を避け、十分な休息を取ることで早期回復が促進されます。術後のケアに不安がある方や痛みが続く場合は、早期に歯科医院でのチェックを受けましょう。あなたの口腔の健康を守るため、まずはご予約・ご相談ください。お電話やWEBで簡単に予約できますので、今すぐご連絡を!
この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設

歯茎が腫れて痛いときの原因は? 対処法や受診の目安について詳しく解説!|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年9月8日
歯茎が急に腫れてズキズキ痛むと、「どうすればいいの?」と不安になりますよね。
特に夜間や休日など、すぐに歯医者へ行けないときは 「歯茎が痛いときの応急処置」 を知っているかどうかで、その後の症状の悪化を防げるかが変わってきます。
本記事では、歯茎の痛みの原因から、自宅でできる応急処置、放置してはいけない症状の見分け方、歯科医院での治療内容、そして再発を防ぐ予防法までわかりやすく解説します。
歯茎が痛いのはなぜ?考えられる主な原因

歯茎の痛みは「一時的な口内トラブル」から「進行性の病気」まで、さまざまな原因で起こります。
痛みの程度や発生するタイミングによって背景は異なるため、まずは代表的な原因を知っておくことが大切です。
歯周病や歯肉炎による炎症
最も多い原因のひとつが、歯周病や歯肉炎です。
歯と歯茎の境目に歯垢や歯石がたまると、細菌が炎症を引き起こし、歯茎の腫れや出血、ズキズキする痛みが出やすくなります。
初期段階の歯肉炎は軽度の腫れや赤みだけですが、放置すると歯周病へと進行し、歯を支える骨が溶けてしまうリスクもあります。
政久歯科醫院の歯周病治療についてはこちら⇨
親知らずや虫歯が関係する場合
親知らずが斜めに生えていたり、歯ぐきの中に埋まっていたりする場合、周囲の歯茎に炎症(智歯周囲炎)が起こりやすくなります。
特に奥歯は歯ブラシが届きにくいため、汚れが残りやすく痛みの原因となります。
また、虫歯が進行して歯の神経まで感染が広がると、歯茎の奥に膿がたまり、強い痛みや腫れを伴うことがあります。
政久歯科醫院の親知らず抜歯についてはこちら⇨
生活習慣やストレスによる影響
歯茎の痛みは、生活習慣や体調の変化から生じることもあります。
- ・睡眠不足や疲労による免疫力低下
- ・ストレスによる食いしばり・歯ぎしり
- ・偏った食生活や喫煙による血流の悪化
これらは歯茎の抵抗力を下げ、炎症や痛みを悪化させる要因となります。
特に疲れているときに痛みが出やすいのは、こうした全身状態が影響しているためです。
👉 歯茎の痛みは「歯周病」「親知らず」「虫歯」などの明確な病気から、「生活習慣やストレス」といった見えにくい要因まで幅広く関係しています。
痛みが繰り返し出る場合は、早めに受診することが大切です。
自宅でできる応急処置とセルフケア

歯茎の痛みを感じたとき、まず大切なのは「清潔を保ち、炎症を悪化させないこと」です。
ここでは、受診する前に自宅でできるセルフケアを紹介します。
歯磨き・うがいで口内を清潔に保つ
歯茎が痛むと歯磨きを避けがちですが、汚れを放置すると細菌が増え、症状が悪化します。力を入れすぎず、やわらかめの歯ブラシを使って丁寧に磨きましょう。
また、歯磨き後には殺菌成分入りのうがい薬を活用することで、細菌の繁殖を抑え、炎症をやわらげる効果が期待できます。
冷やす/市販薬を使うときの注意点
強い腫れやズキズキする痛みには「冷やす」ことが有効です。
氷を直接当てず、清潔なタオルや保冷剤を頬の外側にあてて冷やすと、炎症による腫れを抑えられます。
さらに、痛みが強い場合は市販の鎮痛薬を一時的に使用してもかまいません。
ただし、あくまで一時的な対処にすぎず、根本的な治療にはなりませんので、使用後は必ず歯科医院を受診しましょう。
やってはいけない行為(温める・強い刺激)
痛みを和らげようと、熱いお風呂や温かいタオルで温めるのは逆効果です。炎症による血流が増えて、腫れや痛みが強まる可能性があります。
また、患部を強く押したり、固い食べ物を噛んだりするのも避けてください。歯茎に余計な刺激が加わり、炎症が悪化するおそれがあります。
👉 応急処置はあくまで「痛みを一時的に和らげる方法」であり、原因を取り除くものではありません。
症状が続く場合は、なるべく早く受診しましょう。
放置は危険!歯科医院を受診すべきサイン

歯茎の痛みは一時的に治まることもありますが、原因が解決していない限り再び悪化するケースが多くあります。
とくに以下のような症状が見られる場合は「自然に治るだろう」と放置せず、早めの歯科受診が必要です。
強い痛みや腫れが数日続くとき
軽い違和感であれば一時的に収まることもありますが、2〜3日以上強い痛みや腫れが続く場合は、炎症が歯茎の奥や歯の神経に広がっている可能性が高く、放置すると治療が難しくなります。
膿・出血・歯のぐらつきがあるとき
歯茎から膿が出たり、歯磨きのたびに血が出るのは炎症の悪化サインです。
また、歯がぐらつく場合は歯を支える骨が破壊されている可能性があり、この段階では早期治療を行わないと歯を失うリスクが高まります。
発熱や全身の不調を伴うとき
歯茎の炎症が悪化すると、発熱やリンパの腫れ、倦怠感など全身に症状が及ぶことがあります。これは細菌感染が広がっているサインで、場合によっては全身疾患に発展することもあるため、自己判断せず速やかに歯科医院を受診する必要があります。
👉 こうした症状があるときに放置するのは非常に危険です。「いつものことだから大丈夫」と思わず、早めに歯科医院で受診しましょう。
歯科医院での治療方法とは?

まず急性症状をとっていき、その後に原因に対しての治療を行います。「歯茎が痛いから歯医者に行きたいけれど、どんな治療をされるのか不安…」と感じる方は少なくありません。
実際の歯科医院での治療は、症状の原因や進行度に合わせて段階的に行われます。ここでは代表的な治療法をご紹介します。
薬で炎症を抑える処置
腫れや痛みが強い場合は、抗菌薬や消炎薬を使って炎症を抑える処置を行います。
局所的に薬を塗布する方法や、必要に応じて内服薬を併用することで、炎症や感染の拡大を防ぎます。痛みを和らげながら治療を進められるため、不安を感じやすい方にも安心です。
外科的な処置が必要なケース
膿がたまっている場合や、親知らずが原因で炎症を繰り返す場合には、外科的な処置が必要になることがあります。
膿を排出する切開などが代表的な処置です。いずれも局所麻酔下で行うため、痛みを抑えながら治療が可能です。
再発を防ぐために今日からできる予防法

歯茎の痛みは、治療を受けて一度落ち着いても、生活習慣やケアの方法次第で再発してしまうことがあります。健康な歯と歯茎を守るためには、日常の習慣を見直し「予防」を意識することが大切です。
正しい歯磨きとフロスの習慣化
歯ブラシだけでは歯と歯の間や歯茎の境目の汚れは取り切れません。毎日の歯磨きに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで、細菌の温床となるプラークを効果的に除去できます。
また、力を入れすぎず小刻みに磨く「正しいブラッシング」を習慣化することで、歯茎を傷つけずに清潔を保つことができます。
食生活・生活習慣の見直し
歯茎の健康は全身のコンディションにも影響されます。栄養バランスのとれた食事を心がけ、ビタミンCやカルシウムを意識的に摂ることが大切です。
さらに、喫煙や過度の飲酒、睡眠不足は歯茎の抵抗力を弱め、炎症を起こしやすくします。生活習慣を見直すことは、歯茎の再発予防に直結します。
定期検診で早期発見・早期治療
どんなに丁寧にセルフケアをしていても、歯石や磨き残しは少しずつ溜まっていきます。定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、歯周病や虫歯の芽を早期に発見し、軽いうちに対応できます。
「半年に1回」を目安に通うことで、再発のリスクを大幅に減らすことができます。
👉 歯茎の痛みを繰り返さないためには、毎日のケア+生活習慣の改善+定期検診が3本柱です。日常に少しずつ取り入れることで、長期的に健康なお口を維持できます。
政久歯科醫院の予防歯科についてはこちら⇨
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 歯茎が痛いときに市販薬で治りますか?
市販の鎮痛薬や殺菌効果のあるうがい薬で一時的に痛みを和らげることは可能です。しかし根本的な原因は解決できないため、痛みが続く場合は早めに歯科医院を受診してください。
Q2. 歯茎が痛いときは歯磨きをしても大丈夫?
はい、やさしく行えば問題ありません。痛いからといって歯磨きをやめてしまうと細菌が増えて悪化するため、やわらかい歯ブラシで丁寧に磨き、清潔を保つことが大切です。
Q3. 歯茎の痛みは自然に治りますか?
軽度の炎症であれば一時的に治まることもありますが、多くは再発します。特に歯周病や虫歯が原因の場合は自然治癒しないため、歯科医院での診断・治療が必要です。
Q4. 歯茎が痛いときは何科に行けばいいですか?
歯茎の痛みは歯科で診てもらうのが基本です。親知らずや歯周病、虫歯など多くの原因は歯科治療の範囲になります。
Q5. 歯茎の痛みを予防するにはどうすればいいですか?
毎日の正しい歯磨きとフロス、生活習慣の改善、そして定期的な歯科検診が効果的です。半年に1回程度のクリーニングで再発を防ぎましょう。
歯茎の痛みでお困りの方は岡山市の政久歯科醫院へ
歯茎の痛みは、「そのうち治る」と思って放置してしまうと悪化しやすい症状です。
特に歯周病や親知らずが原因の場合、放置すれば歯を失うリスクにもつながります。
当院では、痛みを和らげる応急処置から根本原因の治療、さらに再発を防ぐ予防ケアまでトータルでサポートしています。
患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせた治療計画を立てるので、初めての方でも安心してご来院いただけます。
「突然歯茎が腫れて不安…」
「市販薬では良くならない」
「仕事や家事が忙しくて歯医者に行くタイミングがわからない」
そんな方は、ぜひ当院にご相談ください。
この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設

【症例紹介】入れ歯が合わない方へ—オールオン4で叶えた快適な噛み心地|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年9月1日
「入れ歯が浮いて噛めない」「食事のたびに外れてしまう」
そんなお悩みを抱えてご来院された患者様。
入れ歯は従来の治療方法として広く使われていますが、実際には
- • 固定されずに動いてしまう
- • 噛む力が弱く、硬いものが食べにくい
- • 会話中に外れてしまう不安がある
などの理由で、毎日の生活にストレスを感じておられる方が少なくありません。
今回ご紹介する患者様も、まさにそのようなご状況でした。
「しっかりと固定された歯で、安心して食事を楽しみたい」との強いご希望から、当院で オールオン4治療 を選択されました。
入れ歯からオールオン4へ——患者様の希望
患者様が抱えていた一番のお悩みは、「入れ歯で噛めない」ということでした。
ご来院時には、
- • 入れ歯が浮いて安定しない
- • 食事の際に外れやすく、人前で気を遣う
- • 食べたいものを自由に食べられない
といった日常生活の不便さを強く感じておられました。
そのため「取り外し式ではなく、固定式の歯 で治療をしたい」という明確なご希望をお持ちでした。
オールオン4とは?
オールオン4は、4本のインプラントで12本の歯を支える治療方法 です。
従来は、歯をすべて失った場合には多数のインプラントを埋め込む必要がありましたが、オールオン4は少ない本数で安定性を確保できる画期的な治療法です。
オールオン4の特徴
- • 固定式:取り外し不要で、まるで自分の歯のように噛める
- • 治療期間が短い:条件によっては手術当日に仮歯を装着できる
- • 審美性が高い:自然な見た目で違和感が少ない
- • コストを抑えられる:通常のインプラントより本数が少なく済む
今回の患者様にとっても、これらのメリットが大きな決め手となりました。

治療の流れと期間
今回の症例では、治療期間は 約8ヶ月。
まずは仮歯を装着し、噛み合わせや見た目を調整しながら過ごしていただきました。
その後、歯茎や骨の状態が安定した段階で、最終的な固定式の歯を装着しました。
治療の経過は非常に良好で、腫れや痛みも最小限。患者様も日常生活を快適に過ごされているとようです。
治療後の患者様の声
最終的な仕上がりをご覧になった患者様からは、
「よく噛めるようになって、食事が本当に楽しみになりました」
と大変嬉しいお言葉をいただきました。
これまで避けていた硬いものや繊維質の多い食材も、安心して食べられるようになり、食卓の楽しみが戻ってきたとのことです。
オールオン4治療を担当したのは、副院長・政久侃祐先生
今回の治療を担当したのは、副院長の 政久侃祐(まさひさ かんすけ) です。
患者様にとってより良い治療法を提案したいという思いから、国内外への研修に参加しながら、技術と知識を磨いています。先日は、世界的に有名なインプラントメーカーのノーベルバイオケア社主催のセミナーで、講演者として選出されるなど、活躍の場を広げています。
インプラント治療やオールオン4治療を含め、全ての治療において患者様の不安に寄り添いながら治療計画を立てることを大切にしています。
治療中も丁寧に説明を行い、「自分の口の状態を理解しながら安心して進められた」と多くの患者様から信頼をいただいています。
入れ歯が合わずにお悩みの方へ
「入れ歯で噛めない」「外れてしまう」「もっと快適に過ごしたい」——そんな方にとって、オールオン4は新しい選択肢となります。
政久歯科醫院では、無料相談 を行っております。
CT撮影による詳しい診断とわかりやすい説明で、一人ひとりに合わせた治療方法をご提案いたします。
「自分の歯のように噛める喜び」を、ぜひ体験していただきたいと思います。
政久歯科醫院のインプラント治療に関してはこちら⇨
WEB予約はこちら⇨
LINE予約はこちら⇨
この記事の監修者
歯科医師:政久 侃祐

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人良陽会 鶴田歯科医院 勤務 (研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本歯科保存学会
- 日本歯内療法学会
- 大阪SJCDベーシックコース

【症例紹介】前歯の出っ張りと口元の突出感に悩んでいた患者様全顎矯正治療|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年8月25日
〜噛み合わせと見た目を整えて、自然な笑顔へ〜
「横顔の見え方が気になる・・・」
「前歯が出ていて、上下の歯が噛み合わない…」
今回ご紹介するのは、そうした“ずっと気になっていたこと”を解決するために、矯正治療を始められた
患者様の症例です。
治療を終えた今では、自然に笑い、しっかり噛める日々を過ごしておられます。

口元が前に出ていることが気になって矯正治療へ
患者様は、前歯の出っ張り(いわゆる「出っ歯」)と、口元全体が前に出ているように見える点を気にされてご来院されました。
- • 前歯が目立っていて、人と話すときに気になる
- • 口が閉じにくく、力を入れないと唇が閉まらない
- • 噛み合わせが合っていない気がする
こうしたお悩みは、見た目の問題だけでなく、
お口の乾燥やむし歯・歯周病のリスクにもつながります。


治療前のお口の状態は・・・
診断の結果、上顎の骨が前に、下顎はやや後ろに下がっている「骨格的なズレ」があり
加えて、上の前歯が前(唇側)に傾いている状態でした。
そこで今回は、
- ① ワイヤーの矯正装置を使って、お口全体の歯を動かしていく
- ② 上の歯を2本抜歯して前歯を下げるスペースを確保
- ③ 小さなネジ(アンカースクリュー)を利用して上の前歯を最大限後方へ動かす
という、お口全体の矯正治療を行いました。

矯正治療が進み歯並びに変化が!
- • 前歯がきれいに引っ込み、口元がすっきり
- • 噛み合わなかった前歯(オープンバイト)も改善
- • 横顔の印象が自然に整い、笑顔にも自信が

治療中は装置に慣れるまで少し大変な時期もありましたが、1
「口が閉じやすくなった」
「横顔が変わって、自分でもびっくりした」
と、患者様ご自身が大きな変化を実感されています。
歯並びや口元の見え方にお悩みの方へ
歯並びや噛み合わせのお悩みは、人にはなかなか話しづらく、
「このくらいなら…」と我慢してしまう方も多い傾向にあります。
ですが、毎日使う「歯」と「口元」が変わると、
笑顔・食事・人との会話など、生活のあらゆる場面で前向きな気持ちになれます。
政久歯科醫院では、機能と見た目の両方を大切にした矯正治療を、子供から大人の方まで、幅広い年齢の患者様に行っております。
この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設

「歯が入って感動しました」─抜歯後のインプラント治療で噛める喜びを取り戻した症例|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年8月19日
歯の痛みや歯ぐきの腫れに困っている時、
この歯は残せるのかな?もし抜いたらどうなるんだろう?と
心配になったことはありませんか?
今回ご紹介するのは、左下の一番奥の歯(7番目の歯)を失い
「しっかり噛んでごはんを食べたい」
「見た目にも自然な歯にしたい」
という思いから【インプラント治療】を選ばれた患者様の症例です。
治療が終わったとき、患者様が思わず口にした「歯が入って感動しました」という言葉。
そのひとことに、私たちスタッフもとても心を動かされました。

治療前の状態|抜歯が必要なほど歯が弱っていた
来院時、左下の奥歯は残っている部分が少なく、ぐらつきもあり、残存歯質が非常に乏しい状態でした。このまま放置すると炎症の悪化や周囲の歯への影響が懸念されるため、やむを得ず抜歯を行うこととなりました。
患者様ご本人は、歯を失うことへの不安を感じながらも「インプラントでしっかり噛めるようにしたい」という強い希望をお持ちでした。

治療の流れ|抜歯後、インプラント治療を安全に実施
今回の患者様は、抜歯後の部位を3ヶ月間しっかりと治癒期間を設けた後にインプラント埋入を行いました。
CTによる事前診査や精密なシミュレーションを行います。
オペ当日は最先端機器:インプラントナビゲーションシステム【X-guide】を使用することで、神経や血管を傷つけない位置・角度でインプラントを埋入することができます。

経過と結果|しっかり噛めて、見た目も自然に
治療後の経過も良好で、痛みや腫れもほとんどなく、インプラントは骨としっかり結合しました。最終的な人工歯(上部構造)も自然な色合いと形に仕上がり、機能的にも見た目にもご満足いただけました。
治療が終わったとき、患者様からいただいたお言葉がとても印象的でした。
「歯が入って感動しました」このひとことに、治療に携わった私たちも胸が熱くなりました。
今回の治療を担当したのは、副院長 政久侃祐先生

インプラント治療は、歯を失った方にとって「第2の永久歯」となる選択肢です。
見た目や噛み心地を取り戻すだけでなく、周囲の歯への負担を減らすことでお口全体の健康を守ることにもつながります。
当院では事前にしっかりとカウンセリングを行い、その方にとって最善の治療法を一緒に考えていくことを大切にしています。
患者様により安心してオペを受けていただくために技術だけではなく設備も整えています。
当院は、インプラントオペ中に神経や血管の位置などをリアルタイムで確認できる最先端システム【X -guide】を使用した症例数が中国地方でNo1です。
「インプラントって気になるけど、自分に合うのか不安…」そんな方も、まずはお気軽に無料相談へお越しください。
インプラント相談受付中
政久歯科醫院では、インプラントに関する無料相談を随時受け付けております。
カウンセリングを通じて、あなたに合った治療方法をご提案いたします。
この記事の監修者
歯科医師:政久 侃祐

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人良陽会 鶴田歯科医院 勤務 (研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本歯科保存学会
- 日本歯内療法学会
- 大阪SJCDベーシックコース

急な歯の痛みの原因とは?すぐにできる応急処置と受診の目安を解説|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年8月13日
急に歯が痛くなった…まず何をすればいい?

「夕方、仕事中に急にズキズキ…。明日までは歯医者に行けない」「夜中に痛みで目が覚めてしまった」そんなふうに、突然の歯の痛みに戸惑っている方も多いのではないでしょうか。ズキズキと響く痛みは、仕事中や夜間など、今すぐ歯医者に行けないタイミングで襲ってくることも少なくありません。
まず落ち着いて、痛みの状態を確認しましょう。
「冷たいものがしみる」「何もしなくてもズキズキする」「噛むと痛む」など、痛みの種類や強さには原因によって違いがあります。
この段階で大切なのは、無理に刺激を与えないこと。
痛い部分を何度も触ったり、熱いものを食べたりするのは逆効果になることもあります。
そして、できるだけ早く歯科医院を受診することが最も確実な解決方法です。
応急的に痛みを和らげる方法もありますが、原因が解決しない限り、再発や悪化のリスクが残ります。
まずは「どうすれば今の痛みを少しでも和らげられるか」や「どんな原因が考えられるか」を、次章で詳しくご紹介します。
痛みの原因は?考えられる主なトラブル

「なんで急にこんなに痛いの…?」
歯の痛みにはいくつかの代表的な原因があります。中には放っておくと悪化してしまうものも。
ここでは、よくある4つのトラブルを、できるだけわかりやすくご紹介します。
1. 歯髄炎(神経の炎症)
痛みの原因として、いちばん多いのが「虫歯」です。初期段階では痛みを感じにくいですが、進行すると歯の中の「象牙質(ぞうげしつ)」や「神経(歯髄)」にまで達し、ズキズキした痛みに変わります。
「冷たいものがしみる」「甘いものを食べると痛い」という症状があれば要注意。
放っておくと、虫歯が進行し、神経に細菌が到達すると「歯髄炎」になります。
これは歯の中の神経が炎症を起こしている状態で、耐え難い痛みをともないます。
- • 何もしていなくてもズキズキ痛む(自発痛)が特徴。
- • 夜間や寝ているときに痛みが強くなることも多く、眠れないほど痛む。
この状態になると、神経を取る「根管治療(こんかんちりょう)」が必要です。市販薬では一時的におさまっても、原因が残っているため再発するリスクがあります。
2. 歯茎や歯の根の膿(歯周炎)
歯の根っこや周囲の歯茎に「膿(うみ)」がたまることで痛みを起こす場合もあります。虫歯が進んだ結果、神経が死んでしまい、そのまま気づかずに膿がたまるケースも少なくありません。
3. 親知らずの炎症(智歯周囲炎)
親知らずが半分だけ生えているような状態だと、その周囲に細菌がたまりやすくなり、炎症を起こすことがあります。
- • 特に「下の奥歯のさらに奥が痛い」「口が開けづらい」「飲み込むと痛い」などの症状があれば、親知らずの影響かもしれません。
- • 炎症がひどくなると頬が腫れたり、発熱を伴うケースもあります。
これらの原因は自分で正確に判断するのが難しく、症状が似ていることも多いです。
痛みを感じたときは、「無理に我慢せず、できるだけ早く歯科医院を受診する」ことが、症状を長引かせないコツです。
歯医者に行けないときの応急処置

「今すぐ歯医者に行きたいけど、夜中だし…」
そんなときでも、少しでも痛みをやわらげる方法を知っておくと安心です。
ここでは、家でできる応急処置を5つご紹介します。
1. 痛み止めを使う
まずは市販の鎮痛薬(ロキソニン・イブ・タイレノールなど)を使うことで、痛みを一時的におさえられます。
用法・用量を守り、飲みすぎないように注意しましょう。
- • 「ロキソニン」は即効性が高く、比較的多くの人に使われています。
- • 「タイレノール」は胃にやさしく、妊婦さんでも使いやすいとされています(使用前に医師に相談を)。
※アレルギーがある方や、持病のある方は使用前に確認を。
2. 冷やす(ただし外側から)
頬の外側から冷たいタオルや保冷剤をあてると、炎症が和らぎ痛みが軽減することがあります。
ただし、直接歯や歯茎に冷たいものを当てるのはNG。しみて逆効果になることもあります。
- • 清潔なタオルに包んで、5〜10分を目安に。
- • 氷を直接肌に当てると低温やけどの恐れがあるため注意。
3. 清潔を保つ(ぬるま湯うがい)
痛みの原因が膿や炎症の場合、口の中を清潔に保つことがとても大切です。
水ではなく、ぬるま湯(37℃前後)で優しくうがいすることで、細菌の繁殖を抑えることができます。
- • 刺激の強いマウスウォッシュは避けるほうが無難。
- • 血が出ていたり、腫れている部分がある場合は無理にうがいしないでください。
4. 歯を無理に磨かない
「歯は磨いたほうがいいのでは?」と思うかもしれませんが、痛みがあるときに無理にブラッシングするのは逆効果です。
炎症を広げてしまう可能性もあるため、優しく磨く/患部を避けて磨くようにしましょう。
5. アルコール・喫煙・刺激物を控える
アルコールやタバコ、辛いものなどは炎症を悪化させる原因になります。
痛みがあるときは控えて、できるだけ安静に過ごすことが回復への近道です。
これらの応急処置は、あくまで“痛みをやわらげる一時的な対策”です。
症状の根本的な改善には、やはり歯科での診察と治療が必要です。
やってはいけないNG行動とは?
歯が突然ズキッと痛み出すと、焦って「とりあえず今できることを」と対処してしまいがちです。でもその行動、実は逆効果かもしれません。
自己判断で間違った対応をしてしまうと、かえって症状を悪化させてしまうケースもあります。ここでは、歯の痛みが出たときに避けたいNG行動をご紹介します。
【NG1】痛い部分を温める
「冷えたらよくない」と思って、痛む頬をカイロやお湯で温める方がいますが、これはNGです。
歯の痛みの多くは炎症が原因なので、温めると血行が良くなり、炎症がさらに広がる=痛みが強くなるおそれがあります。
痛みが出たら、むしろ冷やすのが基本。保冷剤や冷たいタオルをタオルに包んで、軽くあてる程度にしましょう。
【NG2】鎮痛剤を何度も飲む
痛み止めが手放せない気持ちはわかりますが、市販の鎮痛薬を何度も飲むのはリスクがあります。
決められた用量・時間を守らないと、胃腸を荒らしたり、効果が薄れていくことも。
また、「薬で痛みが引いたから大丈夫」と受診を先延ばしにしてしまい、根本の病気が進行してしまうケースも少なくありません。
痛み止めはあくまで一時的な対処。原因を解決しない限り、痛みは繰り返します。
【NG3】様子見で何日も放置する
「一晩寝たら治るかも」と数日放置してしまうのも、よくある失敗です。
特に歯の神経や根っこの炎症は、時間とともに悪化しやすく、早期の対応がカギとなります。
一度痛みが落ち着いても、見えないところで病気が進んでいることがあります。痛みが強い・繰り返す・腫れてきた、などの症状があるなら、すぐに歯医者へ。
歯医者にはいつ行くべき?受診のタイミングと目安

「この痛み、歯医者に行くべき?」と迷ったときは、痛みの程度や症状の変化を目安に判断しましょう。ズキズキと強い痛みが続いたり、歯茎の腫れ・熱感・顔の腫れなどがある場合は、感染が進行している可能性があり、早急な受診が必要です。また、冷たいものがしみる・詰め物が取れた場合も、放置すると悪化するリスクがあります。一方で、軽い違和感や一時的な痛みだけなら、数日様子を見ることも可能ですが、症状が繰り返す場合は早めに歯科医院を受診しましょう。
迷ったら、まずは早めの受診を
歯の痛みは、我慢できるうちはつい放置してしまいがちですが、小さな違和感の裏に大きなトラブルが隠れていることも少なくありません。「これくらいなら大丈夫」と自己判断せず、少しでも不安を感じたら、早めに歯科を受診することが大切です。症状が軽いうちに対応することで、治療もシンプルで済む可能性が高くなります。「迷ったら行く」が歯の健康を守る最善の選択肢です。
この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設

【三児の母・歯科衛生士が語る】うんちとお口の意外な関係? 実はつながっている“お口”と“おなか”の話|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年8月6日
こんにちは。歯科衛生士の中島です。
私は日々、三人の子育てをしながら、歯科衛生士として小さなお子さんたちのお口を見守っています。
突然ですが、毎日お子さんの「うんちチェック」していますか?
「うんちとお口って、何の関係があるの?」と思われるかもしれませんが、実はこれ、子どもの健康を考える上ですごく大切なことなのです。
今回は、「うんち」を切り口に、「お口との関係」について気軽に読んでいただける、でも大切なお話をお届けしたいと思います。
「うんち」は体からの健康の通信簿

ご家庭はもちろん、保育園や幼稚園、学校などでも、
「今日は出た?」「硬かった?柔らかかった?」と、毎日うんちのことを報告し合うことは多いですよね。
うんちは、腸の調子だけでなく、食べたもの・噛み方・消化吸収の状態まで、さまざまな情報が隠れています✨
中でも「よく噛んで食べられているか?」は、うんちを見ると意外とわかります。
- * よく噛めていないと、食べ物が消化されにくく、形が残った状態で出てくる
- * 食べ方・飲み込み方に問題があると、便秘がちになる
- * よく噛んで食べると、唾液がたっぷり出て腸の動きが良くなり、良いうんちになる
つまり、「よく噛める歯」があることは、「良いうんち」につながっているんです。
噛む力は、歯と習慣から生まれる

「うちの子、なんでも丸呑みしちゃうんです…」
こんなご相談、実はとても多いんです。
でも、子どもって本来、よく噛むことが好きなんです。
1歳前後から始まる「かみかみ期」には、何でも口に入れて噛みたがりますよね。
ところが…
- * 歯の生え方に偏りがあって噛みにくい
- * 噛む前に飲み込む食事習慣がついてしまっている
- * 柔らかい食べ物ばかりで「噛む必要」がない
こんな環境の中で「噛む力」が育たないと、便秘やお腹の不調、集中力の低下まで起きてしまうこともあるのです。
実は“お口”は「消化器のスタート地点」

「消化器官の入口」とも言われています。
最初に食べ物が通るこの“お口”が元気でないと、
- * よく噛めない
- * 唾液が出ない
- * 食べ物がきちんと分解されない
といった連鎖が始まってしまいます。
これはつまり…
お口が元気でないと、“噛む(食べる)→消化する→うんちを出す”というサイクルがうまく回らず、うんちに影響してしまうということです。
お口の健康=「生きる力」の土台

歯医者さんは「むし歯を治す場所」と思われがちですが、実はそれだけではありません。
- * 歯並びや噛み合わせのチェック
- * 食事の仕方や飲み込みの癖のチェック
- * 将来の姿勢や発音に関わる「舌の動き」のチェック など
こうした “今” だけでなく “未来” の体の土台をつくるサポートも行っています。
そしてそれは、「よい便」=「よい排泄習慣」にもつながります。
歯医者に行くのは、むし歯ができてからじゃなくていい

「歯医者さんに行く理由がない」って、実はとてももったいないことなんです。
むし歯になる前に、
- * 噛み方
- * 飲み込み方
- * 歯の生え方
- * 歯磨きの仕方
を知っておくことで、むし歯ゼロだけでなく、「体の調子がよくなる」こともあります。
特に今、「よく噛めない子」「便秘がちな子」「ごはんを飲み込むのが早すぎる子」が増えていると言われています。
だからこそ、「うんち」と「お口」をつなげて見てみることで、親としてできるサポートの幅が広がるのです。
最後に…三児の母として伝えたいこと

私も、三人の子育て中。
毎日、うんちチェック&お口チェックをして、「今日も元気かな?」と確認しています。
“歯”は、食べるための道具ではありますが、
それ以上に「生きる力を支える入り口」です。
「うんちと歯、そんな関係があるなんて思わなかった!」
そう感じた方は、ぜひ一度、お子さんのうんちとお口を見てみてください。
そして、不安があればいつでもご相談くださいね。
お子さんの「歯」と「お腹」の両方が、いつも元気でありますように。
この記事の筆者
歯科衛生士:中島加奈

プロフィール
- 歯科衛生士歴22年
- 米粉ナチュラルアドバイザー
- 3児の母
- お口育て教室・離乳食講座開催
この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設

自転車事故で顔面を打撲した頃から 噛み合わせがズレたように感じた患者様|ワイヤー矯正で歯並びと噛み合わせを改善した症例|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年7月28日
〇治療前のお口の状態
患者様は、自転車事故で顔面を打撲した頃から、噛み合わせがズレたように感じていらっしゃいました。
顎の動きを診察すると、顎が閉じていく途中で、下顎の左側の前から2および3番目の歯が他の部位の歯よりも早く上顎の歯とあたった後、下顎が左側にずれるような動きをすることが分かりました。
その結果、左側の前歯は交叉咬合(上顎の前歯が下顎の前歯の裏側に隠れている状態)となっていました。
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正面 |
左側 |
〇患者様のご希望
事故によってズレたように感じている噛み合わせを治したい。
〇矯正無料相談受付中
今回は、歯並びをなおすことで噛み合わせが変化し、患者様のズレているという感覚が改善されました。
矯正治療では、歯並びや噛み合わせの改善を目指します。
そのため、専門知識を持った歯科医師の診査・診断・治療・指導を受ける事をおススメします。
政久歯科医院では、無料矯正相談を実施しています。
矯正治療についてのご希望やご質問をうかがって、当院の矯正治療について説明します。
この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設

【症例紹介】「噛める喜び」をもう一度。崩壊したお口を取り戻した即時義歯と『精密義歯』|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年7月22日

「しっかり噛めるようになりたい」
「見た目もキレイにしたい」
そんな想いを抱えて政久歯科醫院に来院されたのは、重度の虫歯と歯周病により、全体的にお口の中が崩壊してしまった患者様でした。残っている歯の本数も少なく、その歯もグラグラと揺れており、日常のお食事さえままならないご様子でした。

抜歯した日から4日で入れ歯完成(即時義歯)
患者様のご希望は「噛めるように」「見た目も整えたい」というものでした。
下顎の両側前から3番・4番目以外の歯は、グラグラ揺れているなど残せる状態ではなかったため、抜歯の対象とし、上下ともに歯を失った部分には「抜歯即時義歯(ばっしそくじぎし)」という方法で治療を進めることになりました。
抜歯即時義歯とは、歯を抜いたその日、あるいは数日のうちに仮の入れ歯を装着する治療方法です。
当院では、歯科技工士と綿密に連携を取りながら、以下のようなスケジュールで治療を進めました。
- • 1日目 午前中:抜歯、神経の処置、型取り(印象採得)
- • 同 日 夕方:かみ合わせの記録(咬合採得)
- • 4日目 上下の即時義歯が完成し、お口に装着
わずか4日という短期間で、保険適用の入れ歯を作製・装着することができました。

「食べられる」喜び、「見た目が整う」安心感
入れ歯(即時義歯)を装着した直後から、患者様は「食事のしやすさ」や「見た目の変化」にご満足いただきました。
その後、「より違和感を減らしたい」というご希望があり、最終的には上下ともに『精密義歯』という保険適用外の入れ歯を選択されました。
精密義歯は金属を使用することで、
• 入れ歯の厚みが薄くできて異物感が少ない
• 食べ物の温度を感じやすい
• 強度が高く長持ちしやすい
といったメリットがあります。
現在では、審美性(見た目)・機能性(噛む・話す)ともに、非常にご満足いただけています。
今回の治療を担当したのは、相本先生

今回の治療を担当したのは、相本(あいもと)先生。
一般診療に加えて、インプラントや小児歯科など幅広い治療に対応し、どの年代の患者様にもやさしく丁寧な診療で信頼を集めています。
勉強熱心で、常に患者様にとって最良の治療を提供できるよう、常に研鑽を積んでいます。
歯を失うことは、見た目だけでなく、食事や会話、自信にまで影響を及ぼす大きな問題です。
「今の状態をどうにかしたい」と思われた方は、まずは無料相談をご活用ください。
政久歯科醫院では、一人ひとりに合った治療プランをご提案いたします。
お気軽にご相談ください。
▼WEB予約はこちらから⇨
政久歯科醫院の入れ歯治療についてはこちら⇨
この記事の監修者
歯科医師:相本 敦

<経歴>
- 岡山大学歯学部 卒業
- 医療法人社団 同仁会 ワタナベ歯科クリニック(研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- 大阪口腔インプラント学会
- 大阪口腔インプラント学会ノーベルインプラント埋入コース
- 大阪口腔インプラント研究会主催 第31期口腔インプラント学セミナー
- 大阪ZAGAセンターオールオン4ハンズオンコース
- ストローマンベーシックコース

歯磨きは1日何回が理想?頻度とその効果|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年7月1日
「歯磨き、1日何回が理想なんだろう?」そんな疑問を抱えているあなた、実は多くの人が同じように感じています。忙しい日々の中で、つい「朝と夜の1回で十分かな」と思いがちですが、実は歯磨きの回数が口の健康に大きな影響を与えることをご存じでしょうか。特に、食後に歯磨きをしないと、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。この記事では、1日何回歯磨きをするのが理想的なのか、その理由と効果を詳しく解説します。さらに、歯磨き習慣を効率的に維持する方法も紹介しますので、今日から実践できる簡単なケア法をチェックしてみてください。
歯磨きの頻度は1日何回が理想?1日2回のメリットと根拠

歯磨きの回数、あなたは1日何回磨いていますか?忙しい日常の中で、歯磨きが面倒に感じることもありますよね。実は、歯磨きの回数について「1日2回」が理想とされている理由があるんです。
1日2回の歯磨きが推奨される理由
歯科医師が推奨する1日2回の歯磨きは、単に「一般的な習慣」として決められているわけではありません。実際、歯磨きのタイミングと回数が、口の中の健康に大きな影響を与えることが分かっています。
1日2回の歯磨きが理想とされる主な理由は、歯垢(プラーク)を効果的に取り除くためです。歯垢は時間が経つと、歯石に変わってしまい、虫歯や歯周病の原因になります。朝食後と就寝前の歯磨きで、食べかすや歯垢をしっかり取り除くことで、これらのトラブルを予防できるんです。
1日2回でどんなメリットがある?
虫歯予防
食後の歯磨きで食べかすを取り除くことで、虫歯の原因となる酸の発生を抑えます。朝と夜、2回の歯磨きで、口の中を清潔に保ちやすくなります。
歯周病予防
歯垢が溜まると、歯茎が炎症を起こし、歯周病が進行します。1日2回の歯磨きで、歯周病を引き起こす原因菌を減らすことができます。
口臭の予防
朝起きたときの口の中がネバネバする感じや、夜寝る前に口が乾く感じ…これも歯磨きの回数が少ないことが影響しています。2回の歯磨きで口臭を防ぐことができます。
1日2回歯磨きのタイミングは?
理想的なタイミングは、朝起きて食事後と、夜寝る前です。朝の歯磨きで、寝ている間に増えた細菌を取り除き、夜の歯磨きで1日の食事や飲み物から残った汚れを落としましょう。
1日1回の歯磨きでも良いと感じることがあるかもしれませんが、朝晩の歯磨きをしっかり習慣にすることで、口の中を健康に保ちやすくなります。忙しい日々の中でも、歯の健康を守るためには、毎日の簡単なケアが大切です。
1日3回歯磨きするべき場合とその効果

「1日3回歯磨きした方が良いって聞いたけど、本当に必要なのかな?」そんな疑問を持つあなたへ。実は、1日3回歯磨きをするべき場合があるんです。普段の生活では1日2回の歯磨きで十分だと思われがちですが、特定の状況では3回の歯磨きが推奨されることもあります。では、どんな時に1日3回歯磨きが効果的なのか、そしてそのメリットについて詳しくご紹介します。
1日3回歯磨きが推奨されるシチュエーション
食後に甘いものや酸っぱいものを食べたとき
食後、特に甘いお菓子や酸味の強い食べ物を食べた場合、歯に酸が残っていることが多いです。これが歯のエナメル質を傷つけ、虫歯の原因に。そんな時にすぐに歯磨きすることで、酸の影響を最小限に抑えることができます。昼食後に歯磨きを加えることで、口の中を清潔に保つことができ、虫歯や歯周病の予防に繋がります。
口臭が気になるとき
食事をした後や外出中、口臭が気になることありますよね。特にニンニクや魚介類を食べた後、臭いが気になることが多いです。そんなとき、食後に歯磨きをすることで、臭いの元となる食べかすやバクテリアを取り除くことができ、息がスッキリします。
歯周病や虫歯のリスクが高い場合
歯周病や虫歯のリスクが高い場合は、1日3回の歯磨きが効果的です。例えば、喫煙習慣がある人や糖分を多く摂取する人は、口の中に細菌が増えやすく、定期的に歯を清潔に保つことが重要になります。特に夕方や夜に食べたものが歯に残りやすいので、寝る前にもしっかり歯磨きをすることで、リスクを軽減できます。
1日3回歯磨きのメリット
虫歯予防が強化される
食後に歯磨きをすることで、食べかすやバクテリアを取り除き、酸が歯に影響を与えるのを防げます。これにより、虫歯のリスクが大幅に低減します。
歯周病の予防
歯周病は、歯茎に溜まった歯垢が原因で進行します。1日3回歯磨きを行うことで、歯垢をこまめに取り除き、歯茎の健康を保つことができます。
口臭の予防
食事後や飲み物の後に歯を磨くことで、口臭の原因となる残り香やバクテリアを取り除き、1日を通して爽やかな口内環境を維持できます。
1日3回の歯磨きが推奨されるのは、特定の食習慣や健康状態によるものです。忙しい中でも食後の歯磨きを心がけることで、虫歯や歯周病の予防に大きな効果を発揮します。自分に合った歯磨き習慣を取り入れて、健康な歯と口内環境を守りましょう。
忙しい人向け!効率的に歯磨きを習慣化する方法

忙しい毎日でも歯磨きを習慣化するためには、以下の方法を取り入れると効率的です。
食後すぐに歯磨きをする
朝食、昼食、夕食後にすぐ歯磨きをする時間を確保しましょう。食後すぐに磨くことで、歯垢や食べかすが溜まりにくく、1日の終わりにまとめて磨く手間を省けます。
電動歯ブラシを使う
手動よりも効率的に歯を磨ける電動歯ブラシを使うと、磨く時間を短縮できます。タイマー付きのものもあるので、適切な時間で磨けます。
歯間ブラシを併用
時間がない時でも歯間ブラシを使うことで、歯と歯の間を簡単にケアできます。これで、歯ブラシだけでは取り切れない汚れをしっかり取り除けます。
寝る前にさっとフロスを使う
寝る前にフロスを使う習慣をつけると、歯と歯の隙間の汚れが取れ、寝ている間の口内環境が改善されます。
朝晩の歯磨きで十分?それぞれのタイミングでの効果を解説

朝晩の歯磨きは、口内の健康を守るために非常に重要です。朝の歯磨きで清潔を保ち、晩の歯磨きで夜間の細菌繁殖を防ぐことで、1日を通して口内環境をしっかりと管理できます。これらの習慣を守ることで、虫歯や歯周病を予防し、健康な歯を維持することができます。
朝の歯磨きの効果
朝起きたばかりの口の中は、睡眠中に増えた細菌や口臭の原因となる物質でいっぱいです。朝の歯磨きは、これらの細菌を取り除き、口の中を清潔に保つ重要な役割を果たします。また、口臭を予防し、フレッシュな気分で1日をスタートするために欠かせません。さらに、朝食後に歯磨きをすることで、食べかすや酸をしっかりと取り除き、虫歯や歯周病の予防にも繋がります。
晩の歯磨きの効果
寝る前の歯磨きは非常に重要です。夜間は唾液の分泌が減少し、口内が乾燥しがちになります。これにより、細菌が繁殖しやすくなります。寝る前に歯を磨くことで、1日の食事や飲み物の残りかすを取り除き、夜間の細菌の増殖を防ぐことができます。また、歯磨きをしないまま寝ると、歯垢が固まり歯石となり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
歯磨きは1日1回で大丈夫?

1日1回の歯磨きは時間がない場合などに有効ですが、歯磨き回数が減ることで口内環境に悪影響を及ぼす可能性があります。夜の歯磨きをしっかり行い、食後のケアを心がけることで、歯の健康を守ることができます。
1日1回歯磨きの影響
1日1回歯磨きをする場合、歯と歯の間や歯茎に溜まった歯垢が長時間残ることがあります。これが進行すると、虫歯や歯周病の原因となり、口臭も強くなる可能性があります。特に、夜寝る前に歯を磨かないと、睡眠中に細菌が繁殖しやすくなり、口の中が不衛生な状態になります。
1日1回歯磨きのコツと注意点
もし1日1回の歯磨きにしても良い場合、以下の点に気をつけましょう。
夜寝る前にしっかり磨く
寝る前の歯磨きは必須です。夜間に細菌が繁殖しやすいため、歯垢を完全に取り除くことが大切です。
食事の後にフロスや歯間ブラシを使う
1日1回の歯磨きでも、食事後に歯間ブラシやフロスを使うことで、歯と歯の間の汚れを取り除き、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
政久歯科醫院の予防歯科についてはこちら⇨
この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設
