離乳食について(準備編)|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年8月26日
歯科衛生士歴20年、お母さん歴15年のママさん歯科衛生士です。 今回は、「離乳食について 〜歯並びへの影響(準備編)〜」のお話です( ^∀^) 我が子に「離乳食をちゃんと食べて欲しく」て、一生懸命に頑張りすぎてしまっていることはないですか? 一人一人、親も子も性格や環境などそれぞれ違うので、教科書通りにいかなくても焦らなくても良いのです。 実は、私自身も頑張りすぎて疲弊した育児をしていました。 理想の母親、理想の育児、理想の子どもなど、「〇〇すべき」と無意識に自分自身にいつも宿題を出していました。 振り返れば、それはそれで必要なことだったのかもしれませんが、楽しかったか?笑顔だったか?と聞かれたら、答えは「NO!」です。 今の母としての経験と歯科衛生士としてお口育ての知識や経験をあの頃の自分が知っていたら、もっと余裕を持って『笑顔で楽しいお食事タイム』になっていたと思います。 そこで、今回は離乳食についてのお話をします。
〇離乳食とは
離乳食とは、母乳または育児用ミルクなどの乳汁栄養から幼児食を食べられるようになるための時期に食べる『食形態』のことです。 この時期に、乳児の“飲む”から“食べる”お口の動きへ発達し、やがて自分で食べられるようになっていきます。 離乳食の時期はお口の成長にとても大切です。 また、生活習慣病の予防にもこの時期は健康的な食習慣の基礎を作る重要なタイミングです。 生涯に必要な「食べる力」を身につけ、親子で『楽しく食べる体験』ができると良いですね♪
〇まずは離乳食を始める前に『気持ちの準備』を整える
前置きが長くなりましたが、離乳期はお母さん・お父さんや赤ちゃんにとって楽しみなイベントですね。 その反面、不安や心配も多いことでしょう。 離乳食と歯並びの関係など、気になること・知りたい事はたくさんあると思うのですが、 今回まずは『気持ちの準備を整える』ところからお伝えしようと思います。
〇赤ちゃんの目線に共感する👀
赤ちゃんの時は特に目覚ましい成長スピードです! 離乳食を始めた時「座っていられない、動き回る、口に入れてから出す、食べ物を触り床などに落とす・・・」 「なんでうまくいかないんだろう・・・」と感じる方も多いと思います。 しかし!お母さん・お父さん!それで良いのです(^_^) それも立派な成長なのです✨ 寝た状態で生活していた時の目線と座ることができるようになった時の目線は、大きく変わります。 そりゃ誰だって動きたくもなりますよね♪ ひとまず「いろいろなものが見えているね!動きたいね〜」と赤ちゃんの目線に共感してみてください♪ 一息つくだけで、気持ちの余裕が少し生まれます。
〇離乳食準備のポイントは『観察すること』
しかし、そんなことばかりは言ってられませんよね。 まずは赤ちゃんが『動き回る時がどのような時か』を観察してみてください。 食欲は人間の本能です。空腹であれば、まず食欲を満たす為に食事に集中するはずです。 しかし、動き回るということはもしかしたらお腹が空いていないタイミングなのかもしれませんね( ´∀`) そのような時は、生活リズムを紙に書き出してみてください。 意外と空腹のタイミングが違うところにあるかもしれません。 例えば「お昼ご飯は12時!」のような時間に捉われず、お腹が空いたタイミングを見計らって食べる楽しみ喜びを感じられるようにしてみてください。 また、「口に入れてから出す、食べ物を触り床などに落とす・・・」などの行為も、これまた幼児食に向けた大きな一歩を踏み出している最中ですね♪ 「嫌いだから口から出す、落とす」ではなく、その時のお口の中の状況によって、入れてみて感じて「これは少し大きいから噛み砕けないな〜、このまま飲み込んだら喉に詰まるわ、母さん」って感じです。 赤ちゃんは、五感を全て使って様々な情報を身につけようとしています。 【香りを感じて、目で見て、周りの声を聞いて、手で触って、口に入れて】五感で感じて口に入れて、 例)【良い香りのするツルッとした食感で甘くて冷たい】などを日々繰り返し行うことで脳が覚えていきます。 私たち大人も未体験のことを学ぶ時、トライ & エラーを繰り返して上達するように、赤ちゃんの食べる力も同じです。 乳汁を生まれてすぐ飲むことは本能で自然にできますが、食べる動きは「トライ & エラー」を繰り返し、自ら学び身につけていくのです。
〇まとめ
離乳食期は「一歩進んで二歩下がる」くらいの気持ちで構えておいてください。 そして、赤ちゃんは日々、一生懸命すくすくと成長をしています。 温かく見守りながら、赤ちゃんの食べる力を紡いでいきましょう この記事を読んで、少し気持ちに余裕が生まれ笑顔で楽しいお食事タイムになることを願います。 この続きは『離乳食について(本番編)〜歯並びへの影響〜』でお話しいたします。 お楽しみに♪
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この記事の筆者
歯科衛生士:中島加奈
プロフィール
- 歯科衛生士歴22年
- 米粉ナチュラルアドバイザー
- 3児の母
- お口育て教室・離乳食講座開催
この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設
インプラントは身体に害はない?|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年8月19日
インプラント治療は、歯を失った場合の有効な治療法として広く普及していますが、身体への影響について心配される方も少なくありません。インプラントは人工歯根を顎骨に埋め込む手術を伴うため、その過程で起こりうるリスクや注意点があります。今回は、インプラント治療が身体に与える影響について詳しく解説します。
インプラント治療が身体に与える影響
インプラント治療が与えるメリット
1. 自然な見た目と感触
インプラントは、見た目や感触が天然の歯に非常に近いです。これは患者の自信と自己イメージを大きく向上させる重要な要素です。
2. 咀嚼能力の回復
インプラントは強固に顎骨に固定されるため、咀嚼能力が大幅に回復します。これにより、硬い食べ物も問題なく噛むことができ、食事の楽しみが増します。
3. 隣接する歯への影響が少ない
ブリッジなどの他の治療法とは異なり、インプラントは隣接する健康な歯を削る必要がありません。これにより、他の歯の健康を保つことができます。
4. 骨の健康維持
インプラントは顎骨に埋め込まれることで、骨を刺激し、骨の減少(骨吸収)を防ぐ効果があります。
5. 長期的な安定性
インプラントは適切なケアを行えば非常に長持ちします。他の補綴物(入れ歯やブリッジ)に比べても耐久性が高く、長期的に安定した機能を提供します。
6. 発音の改善
歯の欠損は発音に影響を与えることがありますが、インプラントは失った歯を補うことで、発音の改善にも寄与します。これにより、コミュニケーションが円滑になります。
7. 快適さ
入れ歯とは異なり、インプラントはしっかりと固定されているため、口内でずれたり外れたりすることがありません。これにより、食べたり、話したりといった日常生活での快適さが向上します。
8. 自信と精神的な健康の向上
自然な見た目と機能の回復により、自信を持ちやすくなります。これにより、社会的な交流や活動への参加が促進され、精神的な健康にも良い影響を与えるという声が多く聞かれます。
9. 取り外しの手間がない
入れ歯と違ってインプラントは取り外しの手間がなく、固定された状態であるため、日常のケアがシンプルです。
インプラント治療が与えるデメリット
1. 手術リスク
インプラント手術は外科的な手技を伴うため、以下のような手術リスクがあります。 • 感染症: 手術部位が感染する可能性があります。感染は適切な消毒と術後のケアで防ぐことができますが、まれに発生します。 • 神経損傷: 特に下顎のインプラント手術では、神経の損傷が起こる可能性があります。これにより、唇や顎の感覚異常やしびれが生じることがあります。 • 出血: 手術中や術後に出血が起こることがあります。
2. 術後の痛みと腫れ
手術後、数日間は痛みや腫れが続くことがあります。これらの症状は通常一時的ですが、不快感を伴います。
3. インプラント周囲炎
適切なメンテナンスが行われない場合、インプラント周囲の組織が感染し、炎症を引き起こすインプラント周囲炎が発生する可能性があります。これが進行すると、インプラントの喪失リスクが高まります。
4. 不適切な骨統合
インプラントが顎骨としっかり統合しない(オッセオインテグレーションが不十分)場合、インプラントが安定せず、最終的には脱落する可能性があります。この問題は、特に骨質が悪い場合や骨量が不足している場合 に発生しやすいです。
5. 金属アレルギー
チタンは一般的にインプラント材料として安全であり、体内に埋め込まれても拒絶反応やアレルギー反応を引き起こさないことが確認されています。しかし、稀にチタンに対してアレルギー反応を示す患者がいます。これは、チタン自体がアレルギー源となるのではなく、チタン表面に形成される酸化物や、他の金属との合金中に含まれる微量の不純物が原因であると考えられています。
6. 経済的な負担
インプラント治療は他の補綴治療(入れ歯やブリッジ)に比べて高額です。初期費用だけでなく、定期的なメンテナンス費用も考慮する必要があります。
7. 時間と回数のかかる治療
インプラント治療は一度の訪問で完了するものではなく、診断、手術、治癒期間、アバットメント装着、クラウン装着といった複数のステップが必要です。これにより、治療全体が数ヶ月から1年以上かかることがあります。
8. 全身的な健康への影響
全身的な健康状態によっては、インプラント治療が適さない場合があります。特に糖尿病、心疾患、骨粗しょう症などの患者は、インプラントの成功率が低下するリスクがあります。
9. 過度の咬合力
歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合、インプラントに過度の負荷がかかり、破損や緩みが生じる可能性があります。
インプラント治療を進める上での注意点
1. 適切な診断と計画
• 初期診断: インプラント治療を受ける前に、詳細な初期診断が不可欠です。レントゲンやCTスキャンを用いて顎骨の状態を確認し、インプラントを埋め込むための骨の量や質を評価します。 • 治療計画: 治療計画には、インプラントの位置や数、手術の手順、予後のケアなどが含まれます。これらは個々の患者の状態に応じて慎重に策定されます。
2. 全身の健康状態の確認
• 既往症の確認: 糖尿病、高血圧、心疾患、骨粗しょう症などの全身疾患を持っている場合、インプラント治療の成功率に影響を及ぼすことがあります。これらの疾患については事前に医師と相談し、必要な対策 を講じることが重要です。 • 薬物治療の確認: 抗凝固薬や免疫抑制剤などの薬物を服用している場合、手術時の出血リスクや感染リスクが高まる可能性があります。薬の調整が必要な場合もあるため、事前に医師と相談しましょう。
3. 手術のリスク管理
• 無菌手術: インプラント手術は無菌状態で行われることが重要です。手術室の清潔さを保ち、適切な消毒を行うことで感染リスクを最小限に抑えます。 • 適切な技術の使用: 歯科医師が高度な技術と経験を持っていることが重要です。手術中の神経や血管の位置を正確に把握し、損傷を避けるための適切な技術を使用します。
4. 術後のケアとメンテナンス
• 定期的な歯科検診: インプラント治療後も、定期的に歯科検診を受けることが必要です。歯科医師がインプラントの状態をチェックし、早期に異常を発見することで問題を未然に防ぐことができます。 • 適切な口腔ケア: 自宅での適切な歯磨きやフロスの使用が重要です。インプラント周囲にプラークが溜まると、インプラント周囲炎を引き起こす可能性があります。特にインプラント周囲の清掃を怠らないようにしましょう。
5. 生活習慣の見直し
• 禁煙: 喫煙はインプラント治療の成功率を低下させる大きな要因です。喫煙は血流を悪化させ、インプラント周囲の骨や歯肉の健康に悪影響を及ぼします。インプラント治療を受ける際には、禁煙することが強く推奨されます。 • バランスの取れた食生活: 栄養バランスの取れた食生活は、インプラントの成功と維持に重要です。特にカルシウムやビタミンDを多く含む食品を摂取することで、骨の健康を保ちます。
6. 早期の異常発見と対応
• 異常の兆候に注意: インプラント周囲に痛みや腫れ、異常な出血が見られた場合は、すぐに歯科医師に相談してください。早期の対応が、インプラントの成功と長期的な健康維持に繋がります。
まとめ
インプラント治療は、多くの利点を持つ優れた治療法ですが、その過程にはリスクも伴います。治療を受ける前に、信頼できる歯科医師と十分な相談を行い、自身の健康状態や生活習慣を考慮した上で適切な判断をすることが大切です。また、治療後も定期的なメンテナンスと適切な口腔ケアを続けることで、長期間にわたってインプラントの効果を維持することができます。
当院で安心のインプラント
1. 高度な技術と豊富な経験
政久歯科医院は、インプラント治療に関する高度な技術と豊富な経験を持っています。専門の歯科医師が最先端の治療技術を用いて、患者一人ひとりの状態に合わせた最適な治療を提供します。インプラント治療には高 い精度と技術が求められますが、豊富な経験と実績がある当院であれば、安心して治療を受けることができます。即時機能回復し、日常生活への影響を最小限に抑えることができるオールオン4や全額インプラントの手術にも対応しております。
2. 最新の医療設備と安全管理体制
政久歯科医院は、最新の医療設備と技術を導入しており、精密な診断と治療が可能です。例えば、CT データを正確に認識して安全な手術を実現するXガイドという手術ナビゲーションシステムなどの先進的な装置を導入してし、安心、確実な治療が可能です。また、オペ室を完備し、感染予防や衛生管理においても厳格な基準を設けており、安全な手術環境を提供しています。また、眠ったような状態で治療を受ける事が出来る『静脈内鎮静法』を行うことが出来ます。静脈内鎮静法は歯科麻酔専門医が担当し、オペの間も常に患者様の状態を管理しています。
3. 充実した術後ケアとサポート
インプラント治療後のケアが重要です。政久歯科医院では、術後のフォローアップやメンテナンスを充実させており、患者が長期的にインプラントを健康に維持できるようサポートします。定期的な検診やプロフェッショナルクリーニング、患者個々の口腔ケアの指導など、包括的なアフターケアが提供されており、患者が安心して治療を受けられる環境が整っています。 これらの理由から、政久歯科医院でのインプラント治療は信頼性が高く、安心して受けることができるといえます。
インプラント治療について詳しくはこちらをご覧ください⇨
この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設
夜に限って歯が痛くなるのはなぜ?~どうしようもなく歯が痛い時の対処法~|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年8月12日
普段は全くお口の痛みを感じることはなかったのに「夜中に突然歯が痛くなってしまった」という経験はありませんか?
患者様からは「昼間は何ともなかったのに、夜に限って痛くなるんよ」というお話しも伺います。今回は「なぜ夜に歯が痛くなるのか?」そして「痛くなってしまったときの対処法」をお伝えします。
歯が痛くなる原因
まずは歯の痛み(口周りで感じる痛み)がどのようなことが原因で起こるかについてお話しします。痛みが出る原因は大きく3つあると言われています。
①虫歯
痛みが出る原因の1つは『虫歯』です。
虫歯は虫歯菌が産生する酸によって歯が溶けてしまうことによって起こります。
虫歯が進行して、溶けた部分がだんだんと歯髄(神経や血管が入っている部分)に近づく事で神経が敏感になり、しみたり、痛みを感じるようになります。虫歯が小さい時は少し冷たいものがしみる程度ですが、だんだんと大きくなるにつれ、何もしていなくても痛みがあるなど、症状は悪化していきます。
②歯ぎしり
次に挙げる痛みの原因は『歯ぎしり』です。
正確には咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)といいます。強く歯ぎしりをしている人は歯全体が痛くなることが多いです。起きている時に痛みが出ることもありますが、この症状は朝起きた時に強く痛みを感じます。これは、寝ている時は理性が働かないため、起きている時の6〜7倍の力で歯ぎしりを行うことが原因です。無意識に歯ぎしりをしているということは多々あります。また、歯だけではなく口周りの筋肉も痛くなったり、耳の手前が痛くなったりもします。ここまで進行すると『顎関節症』という状態になります。
③親知らず
痛みの原因3つ目は、親知らずが原因で痛みを生じることもあります。親知らずの周囲の歯茎に炎症を起こすことを智歯周囲炎と言います。処置として消毒をしたり薬を飲んで炎症を落ち着かせます。もし、症状が頻回に起こるようなら、親知らずを抜くことも考えなければなりません。
痛みはこのようなことが原因で起こります。
では、本題の『なぜ夜間に痛みが強くなるか』について話します。
なぜ夜間に痛みが強くなるのか?
人の神経の中には『交感神経』と『副交感神経』があります。
これらは闘争・逃走反応とも呼ばれます。
例えば「スポーツをしている時などにアドレナリンが出る」という言葉を聞いたことはないでしょうか?アドレナリンは交感神経の伝達物質です。交感神経は人が闘争している時に働きます。
一方副交感神経は逃走、つまり身体を休めるときに使われます。
寝ている時はこの副交感神経が優位に働くといわれています。
副交感神経が優位に働くと、身体を休めるために血管が拡張されたり、血流の増大がおきます。これが原因で日中と比べて歯の痛みも感じやすいと言われています。
痛みが出た時の対処法
最後に、歯の痛みに対してどのように対応すればいいかをお伝えします。
前述したように、歯の痛みの原因は様々です。その為、痛みがある場合はできるだけ早く歯科医院を受診されることをおススメします。痛みの原因によって対処法は全く異なる為、歯科医師の診察・診断を受けて、原因を取り除く事が大切です。
もしも夜間のように、すぐに歯科を受診できない時に痛みが出た場合には、市販の痛み止めを利用して、応急的に痛みをしのぎましょう。
まとめ
歯は食事だけでなく、全身の健康にとても関係しています。そして一度削った歯は、骨折のように自然治癒することはありません。そのため、できる限り自分の歯を大切にしましょう。
急な痛みを出来る限り回避するには、食事の内容や回数・歯磨きの仕方・定期健診を受診することが大切です。
政久歯科醫院の定期健診では、定期的にレントゲン写真や歯周病の検査でお口全体の状態をチェックし、歯磨きの仕方や食生活のアドバイスも行っています。
また「気持ち良くてスッキリする」と好評のクリーニングでは、歯に傷をつけにくい機械で、お口をツルツルにすることも出来ます。
痛みなどのお困りごとを感じることなく、快適に過ごすために、歯科醫院で定期健診(プロフェッショナルケア)を受診されることをおススメします。
政久歯科醫院の予防歯科についてはこちら⇨
この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設
早く歯を白くしたい|どんな方法があるのか?|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年8月5日
歯の色が黄ばんでいて気になる、という方は多いのではないでしょうか? 主に日常生活の中で摂取するものや喫煙などの習慣から歯が変色してしまうのですが、実は歯を白くする方法はいくつかあります。 それぞれのメリットやデメリット、また適応もお伝えしますので、歯の色でお悩みの方は参考にしてみてください。
歯を白くするにはどんな方法がある?
歯を白くするには以下の4つの方法があります。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングです。 歯面を清掃し、歯肉の保護を行なった上でホワイトニングの薬液を塗布し、光照射を行うことで歯を白くする方法です。オフィスホワイトニングの最大のメリットは、一日で歯を白くすることが出来ることです。結婚式などの大事なイベントが迫っていて、短期間で歯を白くしたい場合などに向いています。 オフィスホワイトニングのデメリットは、後戻りがしやすい点です。歯の白さを長くキープしたい場合は、定期的にオフィスホワイトニングを行う、もしくはホームホワイトニングと併用していただく必要があります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、ご自身で自宅で行って頂くホワイトニングです。 専用のマウスピースを作成し、その中にホワイトニングの薬剤を注入してお口の中に入れることで歯の色を徐々に白くしていきます。 オフィスホワイトニングに比べると費用も安価なので、少し時間はかかってもコストを抑えてホワイトニングを行いたい方に向いています。ホームホワイトニングはご自宅で行うことが出来るので、歯科医院に通院する必要がなく、またオフィスホワイトニングに比べると歯の白さが長持ちしやすい点がメリットです。ただし、ご自身で行う必要があるので、自己管理がきちんとできないと途中で中断してしまうこともあります。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行う方法です。それぞれを単体で行うよりも、歯の白さを一番長くキープすることが期待できます。長い期間歯の白さを維持したい方に向いている方法です。
セラミック
虫歯の治療などで歯を削った場合に、保険適応のものだと変色のしやすいプラスチックか目立つ金属を選ぶことになります。しかし、セラミックを使用することで、本来の歯に近い色味を再現出来るので、保険で使う材料に比べると目立ちにくく、見た目も美しく仕上げることができます。セラミックは見た目の美しさ以外にも、金属などに比べると汚れがつきにくいので2次的な虫歯にもなりづらい上、変色もしづらい材質になっています。 上記のようなメリットが多いセラミックですが、自費診療であるため費用がかかること、また咬み合わせの力が強い方はセラミックが割れてしまったり、ジルコニアの場合は硬度が高いために咬みあう歯を磨耗させることもあります。そのため、咬み合わせを精密に治療することが大切です。当院では詰め物や被せ物、セラミック矯正なども扱っていますので、理想の歯の白さに近づけることが可能です。しっかりと患者様の要望をお伺いしながら、患者様に合った最適な治療法をご提案させていただきます。
そもそも歯が黄ばむ原因は?
歯が黄ばんでしまう原因はいくつかありますが、日常生活に起因するものがほとんどです。 ご自身の生活習慣に当てはまるものはないかチェックしてみてください。
着色性の強い食品や飲料を多く摂取している
着色性の強い食品や飲料を日常的に多く摂取している方は歯の色が黄ばみやすいです。
以下の食品は一例ですが、歯の変色が起きる原因になりやすいものです。
・コーヒや紅茶、緑茶など
・カレー
・トマトソース
・醤油ベースのラーメン
・赤ワイン
喫煙の習慣がある
喫煙の習慣も歯が黄ばむ原因になります。主にタバコに含まれるタールという物質は、黒褐色の油状液体で歯に頑固な着色を残します。
加齢
年齢を重ねると歯の表面のエナメル質が薄くなり、さらにその内側にある象牙質も黄褐色に変化することがわかっています。
歯磨きが不十分である
歯磨きが不十分であると、歯の表面の汚れが蓄積されて、歯磨きでは落としきれない歯石となります。一度歯石がついてしまうと歯の表面がざらついた状態となり、さらに汚れが定着しやすくなるため、歯の変色にも繋がりやすくなってしまいます。
歯の白さを保つために日頃から気をつけること
食事に気をつける
上記でお伝えしたような、着色性の強い食品を日常的になるべく避けていただくと歯の黄ばみは起きにくいです。それでもどうしても食べたい、というときはなるべく食後すぐに歯磨きを行いましょう。また、着色性の強い飲み物に関してはコップから直接飲むよりもストローを使用した方が歯に飲み物が接触することを避けることが出来るのでおすすめです。
着色汚れに対応した歯磨剤を使用する
普段使用している歯磨剤を着色汚れに対応した歯磨剤に変えていただくのも歯の黄ばみの予防になります。市販されているものの中には歯磨剤に含まれる研磨剤の粒子が粗く、歯の表面を傷つけやすいものもあるので、歯科専売のものをおすすめします。
歯科医院でクリーニングを受ける
日々のケアをきちんと行なっていても、歯石はどうしても溜まってしまいます。 そのため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、歯石や歯ブラシでは落とせない着色を落とすことができ、歯の白さを取り戻すことができます。当院ではPMTCを行なっていますので、日々の歯磨きだけでは落とせない細かな汚れもしっかりと落とすことが可能です。
この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設