複数の歯を失い食べることに不便だった60代男性|X-guide使用したインプラントオペで噛み合わせが改善し「満足している」と喜んでいただけた症例|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年9月30日
インプラント治療を希望され、他院からのご紹介で来院
3日前から右上下の歯に痛みがあり、かかりつけの医院を受診された60代男性の患者様。 インプラントを含むお口全体の治療を希望。 かかりつけの医院での対応が難しく、当院を紹介いただき来院されました。 ご来院時のカウンセリングでも、主訴以外にも悪いところがあれば全体的に治療したいとご希望があり、まずは口腔内の状況を把握するために検査を進めることとなりました。
検査
全体検査では、レントゲン(パノラマ)・口腔内写真・撮影し、歯周病の検査も進めました。この検査をすることで、ドクターが今のお口全体の状態を把握し、どこにどのような治療が必要か?を診断し治療計画を立てて行きます。 検査結果と治療計画をお伝えするカウンセリングでは、治療の選択肢をお伝えし、患者様のご希望を伺い、相談しながら治療方針を決定していきます。
治療相談(セカンドコンサル)
ご来院されるきっかけとなった右下の奥歯には歯の神経に炎症(歯髄炎)がある状態だったため、歯の神経をとることで痛みの原因を取り除くことができました。 また、実は左下に歯が数本ない部分があり、ご事情をお伺いすると、 「左下の奥歯が10年前に抜けてしまい、入れ歯を作ったけれどすぐに使わなくなってしまいそのまま放置していた」とのこと。2年前に左下前から4番目の歯が抜けてしまってからは義歯を使わなくなり放置されていました。
長年歯がない状態で過ごすうちに、更に歯を失ってしまい、ご飯を噛むことが出来ず食事の取りにくさに困っていらっしゃいました。 検査結果・治療の選択肢をお伝えし、患者様とご相談した結果、歯を失った部分・これから抜歯を予定している部分はインプラント治療を進めることとなりました。
インプラントオペに入る前の準備
今回は、複数のインプラントを入れて行くことになり、特に左下の長年歯がないまま放置されていた部分には元々4本歯ありました。 術前のシュミレーションで、損傷すると知覚麻痺を起こすような解剖学的に危険な神経の位置を把握することができます。今回のケースでは、安全面等を考慮し3本のインプラントを入れて、ブリッジにすることとなりました。
このように、インプラント治療を行う際には、必ず術前のシュミレーションを行います。 インプラント治療は安全な手術なので、術者である歯科医師が危険にしてはならないと考え、安全性を考慮し、インプラント独自のルールを守った設計を行っています。 インプラント治療には様々なルールがあり、それを破ることなく設計することで、治療の成功率が良く、より良い結果が得られます。
インプラント埋入(オペ)
今回の患者様は「骨が柔らかい」という特徴があり、固定が取りにくい状態でした。 さらに、左下の歯を失った部分のオペでは、インプラントを3本同時にインプラントを入れることになりましたが、オペ後は患者様に不快症状や痛みはなく、X-guideを使用したことで正確にインプラントを入れることが出来ました。
オペ後の患者様の様子
術後の経過は良好で、右下のインプラントオペなど他の歯の治療も順調に進んでいます。 実は、長年歯がない状態に慣れてしまうと、インプラントが入っても中々その部分を使わずに食べてしまうという方もいらっしゃいますが、今回の患者様は左下にインプラント・ブリッジが入ったことで「左がよく噛めるようになったから、しっかり左を使って食べている」と嬉しそうにお話ししてくださいました。 噛みやすくなり、満足していると笑う患者様のご様子に私達も嬉しくなった症例です。
今回のオペを担当したのは、副院長・政久侃祐先生(記事監修)
岡山でも数台しか導入されていない次世代のナビゲーションシステム、「X-guide」を用いたインプラントオペを行っています。「X-guide」は手術器具の方向や位置を指示してくれるので、安全かつ確実な治療が可能です。 今後はすべてのガイドシステムはナビゲーションシステムへ移行すると言われています。 副院長の「X-guide」を使用した症例数は岡山県1位です。 事前のシュミレーションから「正確で患者様の普段が軽減できるオペ」を心掛けています。
まとめ
政久歯科醫院では、インプラント治療についてのご相談を受け付けております。 「痛みはない?」「期間はどれくらい?」「費用は?」「私の口でも出来る?」など セカンドオピニオンも可能です。歯のお困りごと、ご相談ください。
▼ご予約の際は電話またはWEBから
政久歯科醫院のインプラント治療についてはこちらから⇨
この記事の監修者
歯科医師:政久 侃祐
<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人良陽会 鶴田歯科医院 勤務 (研修医)
<資格・所属学会・団体>
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本歯科保存学会
- 日本歯内療法学会
- 大阪SJCDベーシックコース
矯正中の痛み|ピークはいつまで?痛みの対処法についても紹介|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年9月23日
歯科矯正に興味はあるけれど、痛みが心配という方が多いのではないでしょうか?矯正は歯の移動に伴う痛みは発生しますが、矯正中ずっと痛みが続くわけではなく、個人差もあります。 また、矯正治療中に歯の移動以外で痛みを感じることもありますので、矯正治療を始めるか検討されている場合は、どのような痛みがあるのか事前に知っておいたほうが安心ですよね。 今回は矯正中の痛みの種類と痛みのピーク、また対処法についてご紹介していきますので、矯正中の痛みについて知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
矯正の痛みはいつまで続くのか?痛みが出る理由は?
冒頭でもお伝えしたように、矯正治療での歯の移動に伴う痛みは個人差はあるものの発生する可能性は高く、ワイヤー矯正かマウスピース矯正かによっても痛みの続く期間は若干異なります。 歯の移動に伴い痛みが出る理由は、歯を移動させるために骨や歯根膜と呼ばれる歯の周囲の組織に力が加わるからです。ブラケットやワイヤー、またはマウスピースなどの矯正装置によって歯に持続的な力がかかると、その力が歯の周囲の骨や歯根膜(しこんまく)に伝わります。 さらに、歯が動こうとしている方向の骨が少しずつ吸収され、反対側では新しい骨が形成されます。この流れを骨のリモデリングと呼び、骨の細胞が活性化されるため、炎症が起こり、痛みとして感じるのです。
ワイヤー矯正の痛みの大まかな目安
ワイヤー矯正による痛みは、ワイヤーを初めて装着したり、ワイヤーを太いサイズに交換してから出始めることがあります。 その後、最初に感じた痛みのピークは2・3日で徐々に減っていき、およそ一週間後にはほぼ痛みは感じなくなるでしょう。
マウスピース矯正の痛みの大まかな目安
マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べると痛みは少ないと言われていますが、痛みが出始めるのは初めてマウスピースを装着する時や、新しいマウスピースに交換したタイミングです。 痛みのピークは新しいマウスピース装着直後で、その後徐々に痛みは減っていき3日から一週間程度で痛みは消失してきます。
矯正の痛みの種類
矯正治療において、歯の移動に伴う痛み以外にも痛みを感じることがあります。 ワイヤー矯正とマウスピース矯正それぞれの場合で出る可能性のある痛みについてご説明します。
ワイヤー矯正の場合
口唇や粘膜の痛み
ワイヤー矯正で歯が移動してくると、それまで当たらなかった器具などが口唇や頬などの粘膜に当たり、口内炎ができてしまうことがあります。 口内炎が出来てしまうと、特に食事中は痛みを感じやすいでしょう。
ワイヤーの後方の痛み
歯が移動すると、余分なワイヤーがお口の後方に伸びてきてしまうことがあります。 きちんと歯が移動している証拠でもありますが、粘膜を傷つけて痛みを感じてしまいます。
装置が取れてしまった場合の痛み
ワイヤー矯正はブラケットやバンドといった装置を歯にセメントで接着させますが、稀に歯面から取れてしまうことがあります。 その場合は、取れてしまった装置が動いて食事の際などに痛みを感じる可能性があります。
マウスピース矯正の場合
粘膜の痛み
マウスピース矯正は取り外しが可能なため、ワイヤー矯正のような痛みを感じることはありません。 しかし、稀に歯肉の状態によってはマウスピースの縁の部分が歯肉に刺さるような痛みを感じることがあります。
痛みの対処法
ワイヤー矯正の痛みの対処法
口唇や粘膜の痛みに関しては、シリコン製のワックスなどの粘膜保護剤を痛みがある場所に貼り付けることで一時的に痛みを回避することができます。 装置が取れてしまった場合や、ワイヤーが後方に伸びてきて痛みを感じるような場合はなるべく早めに歯科医院を受診しましょう。
マウスピース矯正の痛みの対処法
マウスピース矯正の装置が歯肉に刺さって痛みを感じる場合は、使用を中断して、医院へご連絡・ご相談ください。
まとめ
政久歯科醫院では、ワイヤー矯正・またはマウスピース矯正のどちらも選択でき、マウスピース矯正においては日本・世界で実績の高いメーカーのものを使用しています。 また、当院では専用の「iTero」という器械を使用することで、事前に歯並びのシミュレーションを行うこともできます。矯正治療に伴う痛みについてはもちろん、治療前に心配なことは些細なことでもカウンセリングの際にご相談ください。 矯正治療で私たちと共に、さらにすてきな笑顔を目指しましょう。
政久歯科醫院の矯正歯科についてはこちらから⇨
この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設
インプラントは虫歯にならない?治療後の口腔内トラブルについて解説|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年9月16日
インプラントは虫歯にならないって本当?
虫歯や歯周病などで歯を失ってしまった場合、通常歯入れ歯かブリッジかインプラント、場合によっては矯正のいずれかを選択して治療を行なっていきます。 その中でも一番『天然の歯に近い噛み心地』を再現できるのはインプラントですが、実はインプラントは虫歯にならないというメリットもあります。 しかし、インプラントは虫歯にならないと安心してしまうことは要注意です。今回はインプラントがなぜ虫歯にならないのか、また虫歯以外で気をつけたい口腔内のトラブルについて解説していきます。
なぜインプラントは虫歯にならないのか
インプラントが虫歯にならないのは、インプラントが天然の歯ではないからです。 インプラントはチタン製の人工歯根のことで、虫歯の細菌の影響を受けることはありません。 虫歯菌のエサである糖分をもとに歯の表面を溶かす酸を発生して虫歯となります。 歯を構成しているエナメル質や象牙質などは酸に溶けてしまうので虫歯になってしまうのに対して、インプラントの素材は細菌に対して耐性があり、虫歯が発生することはありません。
インプラントの口腔内トラブルは?
インプラントは虫歯にはなりませんが、その他のインプラントに関連する口腔内のトラブルが起きる可能性はあります。
インプラント周囲炎
インプラント周囲炎とは、インプラントを支える周囲の歯肉や骨に起こる炎症や感染症のことです。主に適切にケアが出来ていない状態が続くと、溜まったプラークが原因で細菌が繁殖し、炎症を起こします。 インプラント周囲炎の症状は、歯肉の腫れや出血、進行した場合は周囲の骨が吸収されることでインプラントが動揺します。
インプラント周囲の虫歯
インプラント自体は虫歯になることはありませんが、インプラントの周囲の歯が虫歯になることはあります。 虫歯になった歯の周囲はプラークも溜まりやすく、虫歯と気付かずに治療せず放置してしまうと、近くのインプラントの周囲にもプラークの影響を受けてインプラント周囲炎になってしまう可能性があります。
インプラントが抜け落ちる
インプラント周囲炎が進行した場合はインプラントが抜け落ちてしまうことがあります。 インプラント周囲炎はインプラントの周囲の歯肉のみならず、インプラントを支えている歯槽骨まで炎症が及んでしまうことがあります。歯槽骨がインプラントを支えられない状態まで吸収してしまうと自然にインプラントが抜け落ちてしまいます。
インプラントの破損
インプラントが破損してしまうことが稀にあります。 インプラントは、インプラント体・アバットメント・人工歯の三つの構造で出来ています。 セラミックなどの素材で作られることが多い人工歯が欠けてしまうことが多いです。人工歯が欠けてしまう主な原因は、噛み合わせの力が強くかかってしまっていたり、就寝中の歯ぎしりなどです。もし人工歯が欠けてしまった場合は、再度人工歯を作り直すことも可能です。 また稀ですが、アバットメントがゆるんでしまうこともあります。
口腔内トラブルを回避する方法
インプラントにまつわる口腔内トラブルは事前に回避することができます。 なるべく長くインプラントを使っていけるように、参考にしてみてください。
毎日のケアについて
インプラント周囲炎の予防には、毎日のケアをしっかり行い、炎症の原因となるプラークを残さないことがとても重要です。 インプラントのブラッシングはなるべく柔らかめの歯ブラシを使用し、インプラントと歯肉の境目を優しくマッサージするように磨きましょう。 歯ブラシのみならず、インプラントと隣の歯との間はデンタルフロスや歯間ブラシなどの補助的な道具を使用することでさらに細かい汚れまで除去することができるのでおすすめです。
当院で行っているケアに関して
インプラントをホームケアで毎日お手入れすることはとても重要ですが、ご自身では取りきれない汚れや歯石などは歯科医院にて定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう。 インプラントのアバットメントの緩み・噛み合わせのチェックもメンテナンスの際に確認します。 また政久歯科醫院では、メンテナンスに精通した歯科衛生士がそれぞれの患者さんを専属で担当しています。 担当制で毎回同じ歯科衛生士が患者さんのお口の状態を把握しているので、小さな変化にも気付くことができます。 今回お伝えしたように、インプラントは虫歯になることはありませんが、インプラント周囲炎になる可能性はあります。 当院では悪くなる前の予防が重要だと考えております。インプラントが入った後もなるべく長く使っていけるように、メンテナンスは必須です。 インプラントのお手入れの方法などでお悩みの場合はお気軽に当院までご相談ください。みなさまのかかりつけ医として、予防のお手伝いをさせていただきます。
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この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設
「こどもの歯並び矯正で後悔しないように知っておくべきこと」|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年9月9日
お子様の歯並びが気になる保護者の方の中には、こどもの歯列矯正を検討している方もいらっしゃるでしょう。ただ実際に、小児矯正について本やネットで調べていると「やらなきゃよかった」など、後悔したという情報も見受けられるため、不安になっている方も少なくありません。小児矯正を受けるにあたって後悔するケースにはどのようなものがあるのでしょうか?それを事前に知っておくだけでも、今後の計画が変わってくると思います。 そこで今回は、矯正治療を受けるにあたって後悔しないように知っておくべきことはどんな事なのかを紹介していきます。
小児矯正をやらなきゃ良かったと後悔するケース
・治療期間が長かった
そもそもこどもの歯の矯正というのは、大人の矯正と比べると治療期間が長いと言われています。その理由は、こどもの場合は歯の生え替わりと顎の成長があるからです。矯正治療は、乳歯〜永久歯が生えそろうまでの時期に行うⅠ期治療と、永久歯が生えそろってから行うⅡ期治療の2つの段階に分かれます。 それぞれの時期の治療について説明します。
Ⅰ期治療
Ⅰ期治療は、永久歯が生えそろう前に行う治療です。顎の成長を正しく導くことで、永久歯が生えてくるスペースを確保することを目的とします。Ⅰ期治療は綺麗な歯列にするための土台作りを行う、いわゆる準備期間となります。Ⅰ期治療を受けておくことで、永久歯が生えそろった後に抜歯を伴う矯正をする必要がなくなったり、Ⅱ期治療をスムーズに進めることができたり、歯列矯正をする必要がなくなるなどのメリットがあります。ただし、こどもの歯の状況によっては、Ⅰ期治療ではなくⅡ期治療からのスタートでも問題ないケースもあります。治療期間は1〜3年程度です(個人差はあります)。
Ⅱ期治療
Ⅰ期治療は土台作りの治療ですが、Ⅱ期治療は歯列を整えて咬み合わせを改善する治療です。全て永久歯に生え変わってから治療を始め、Ⅰ期治療で確保したスペースを利用して歯並びを綺麗に整えていきます。Ⅰ期治療を受けてある程度歯並びが整っている場合は、治療期間を短くできる可能性もあります。Ⅱ期治療の期間は1年半〜2年半程度となり、その期間にマウスピースかワイヤーを装着して歯並びを整えます。
・歯が後戻りしてしまった
歯並びを綺麗に整えた後、元の位置に歯が戻ろうとすることを『後戻り』と言います。矯正治療が終わり、装置を外した直後の歯は、歯の周囲の骨が安定していないため、とても動きやすくなっています。そのため、歯並びがキレイになって終わりではなく、リテーナー(保定装置)を使って、歯の位置を維持する必要があります。 また、キレイになった歯並びを維持するために、定期的に歯科医院での経過観察を受ける必要があります。後戻りの大きな原因はリテーナーの使用や定期的な歯科への通院を怠ってしまうことです。 リテーナーの使用について、担当医の指示に従わず途中で使用を中断してしまうと思うような結果が得られずに終わってしまうことがあります。 また、舌癖や指吸いなどの悪習癖も後戻りの大きな原因として挙げられます。 矯正治療で歯並びを動かしているうちに、これらの習癖を改善しておく必要があります。
・抜歯が必要なケース
歯列矯正では、歯を並べるスペースが確保できない場合には(乳歯晩期残存や過剰歯などの)抜歯を行うことがあります。こどもの場合は顎の成長過程で、抜歯をしなくても大丈夫なようにスペースを確保できるケースもあるため、抜歯が必要かどうかを担当医に相談し確認すると良いです。
何歳くらいまでに矯正をした方が良いのか
よく、こどもの矯正は何歳までにした方がいいですか?と聞かれることがありますが、結論からお伝えするとお子様のお口の状況によって変わってきます。これは、歯並びの症例の違いだけでなく、顎の成長度合い・乳歯と永久歯の生え揃い状況や習癖など、いくつかの要因が関わってきます。そのため、当院ではまずお口の状態を確認させていただき、診査診断を行います。適切な治療の開始時期や、今後お口の中がどのように変化していくのかを考慮した上で、治療開始時期についてアドバイスさせていただきます。ご来院の目安としては、乳歯列が完成する3歳頃、永久歯の生え変わりが始まる6歳頃があります。が、心配事がある場合は年齢に関わらずお気軽にご相談ください。
矯正をした方が良い歯並びについて
そもそもこどもの歯並びがどんな場合に、矯正をした方が良いのでしょうか?当院では、下記の歯並びの場合に矯正をすることをお勧めしています。
・叢生(そうせい)
顎の大きさに対して歯が大きく、うまくスペースを確保できない場合には歯が重なりあったり、ねじれたりしてしまいます。このようなガタガタした歯並びを叢生(そうせい)といいます。別名:乱杭歯とも呼ばれます。
・出っ歯
出っ歯とは、上顎・上の前歯が出ている状態の歯並びです。お口のコンプレックスとしては、多く見られる症例となっています。見た目の影響が大きく、気にされる方が多いです。
・受け口
放置しておいても自然に治りにくく、骨格的な問題に移行する可能性があります。
・開咬(かいこう)
奥歯は噛めていても、前歯は噛み合わずに開いてしまっている状態を開咬といいます。小さい頃の指吸いや舌癖などの悪習癖が影響することがある症例です。
・まとめ
以上、こどもの矯正治療を受ける時に、後悔しないように事前に知っておきたいことを紹介しました。歯列矯正を検討する際に、ネットでの情報によって不安になる方も多いと思います。まずはしっかりと専門家に診てもらい、納得のいく治療ができるように相談することをおすすめします。当院では無料相談も行なっておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
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この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設
歯ぐきの腫れ放っておくとどうなる? 〜腫れを治すには?〜|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年9月2日
ある日突然歯ぐきが腫れてしまい驚いた経験はありませんか? 「違和感や痛みを感じて、鏡で確認したらぷっくり腫れていた」 「少しも違和感はなかったのに歯磨きの時に歯茎の腫れに気がついてビックリ!」 では、なぜ歯茎が腫れるのでしょうか?また放置しておくとどうなるのでしょうか? 「放置しておけばそのうち腫れはひくでしょう♪」という方にぜひお読みいただきたい内容です。 最初に、歯ぐきの腫れには3つの原因があります。 その原因は『虫歯』『歯周病』『腫瘍』です。 それぞれについて詳しく説明します。
まずは虫歯について
虫歯とは虫歯菌が産生する酸によって歯が溶けてしまうことを言います。 その為、小さい虫歯に関して言えば、歯ぐきが腫れることはほとんどありません。 ただ、虫歯が歯ぐきの際にできてしまった場合、そこに食物残渣やプラークが溜まり歯ぐきが炎症を起こし、歯肉炎として腫れることはあります。(これは歯周病で腫れることと同じ現象なので後述します。) しかし、虫歯がだんだんと大きくなり、神経に及ぶ程の虫歯を放置しておくと、むし歯菌による感染で神経が死んでしまいます。 神経の管に感染がある状態が続けば、炎症は歯の根の先に進み、根の先の骨を溶かしていくようになります。 骨を溶かし、その空間の中で膿が外に出ようとし、激しい痛みを伴いながら外への出口を探します。骨を貫通した際には膿が骨と歯ぐきの中にたまり、歯ぐきが腫れることがあります。 治療法としては、原因である歯の根の治療や、抜歯を行います。そののち、応急的な処置で歯茎を切って膿を出してあげるような処置や投薬を行います。
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次に歯周病です。
歯周病とは字の通り歯の周りの組織で起こる病気です。プラークなど口腔内の汚れ、細菌によって歯ぐきが炎症を起こすと赤くなったり、腫れたりします。これは歯肉炎と呼ばれる現象です。歯ぐきが腫れ、歯と歯ぐきの間にあるポケットがみるみる深くなっていきます。ポケットが深くなればさらに汚れがさらに溜まりやすくなり、歯ぐきの中で炎症がおこります。この炎症によって歯を支える骨がなくなっていくと、歯がグラグラと揺れたり、抜けてしまったりします。これが歯周病です。 歯ぐきが腫れたり、ブラッシングで簡単に出血したりすると、すでに歯周病が進んでいるかもしれません。 歯石や歯ぐきの中の汚れは歯ブラシでは取れないので、適切な歯周治療を行い、その後定期的なメンテナンスをしていくようにしましょう。
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最後に歯ぐきが腫れる原因の一つに挙げられるのは腫瘍です。
腫瘍とは悪性のものでいうと癌、などもありますが、腫れただけで、特に何ともないものもあります。 気をつけなければいけないのは口の中の違和感が急激に強くなるものです。 悪性のものは進行がとても早いので、少しでも気になることがあれば検査をすることをお勧めします。 歯ぐきが腫れたという症状にも色々な原因があります。歯を健康に保ち、このような状態にならないようにしましょう。
予防歯科なら岡山にある【政久歯科醫院】へ
いかがでしたか? 「たかが歯茎の腫れ、放っておけばそのうち治る」と放置せずに 気になる症状がある場合は歯科醫院にご相談ください。 また、普段ご自身で気づくことが難しいお口の変化を定期健診でプロがチェックします。 虫歯・歯周病など、痛みがない状態で静かに進行している場合もあるので 定期的に歯科醫院のチェック・メンテナンスをおススメします。
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この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設