「食べる」は“命を守る力”を育てること|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年6月25日
目次
〜赤ちゃんのうちから始めたい、お口の育ちと安全な食のサポート〜
こんにちは。政久歯科醫院 歯科衛生士の中島加奈です。
日々の診療や子育ての中で、「食べる」という行為がどれだけ深く、命とつながっているのかを実感しています。
「いっぱい食べて大きくなあれ!」
そんなふうに願うのは、どのご家庭でも同じですよね。
けれど、こんな場面を見かけたことはありませんか?
- ・赤ちゃんがよくむせる
- ・食べ物を口に入れても、うまく飲み込めない
- ・離乳食が思うように進まない
実はこれ、「食べること=命を守る力」がまだ十分に育っていないサインかもしれません。
「生きること=呼吸すること」そして「食べること=呼吸と命に関わること」
「食べる」と「呼吸」って、関係があるの?
そう思われる方も多いかもしれません。
でも、実はとても密接な関係があるのです。
食べるときにうまく飲み込めないと、食べ物が誤って気管に入ってしまう「誤嚥(ごえん)」*が起こります。
これは、大人にも子どもにも起こることで、最悪の場合、命に関わるリスクもあるんです。
だからこそ、赤ちゃんの時期から「安全に食べられる力=摂食嚥下機能」を育てていくことが大切。
正しい情報よりも「その子らしさ」に目を向けて
SNSや育児書に書いてある「〇ヶ月で〇〇できるようになる」といった情報に、焦ってしまうこともあるかもしれません。
でも、本当に大切なのは、
「その子が今どんな動きを獲得していて、どんな環境で食べているか」という視点です。
子どもたちはみんな違う発達の道を歩いています。
だからこそ、一人ひとりに合わせた「安心・安全に食べられる環境づくり」が必要なんです。
歯科医院でできる“はじめの一歩”
政久歯科醫院では、歯が生える前の赤ちゃんや、お子様の離乳食が始まる頃のご家族からのご相談も受け付けています。
例えばこんなことが相談できます
- ・離乳食の進み方が不安
- ・よくむせる、飲み込みにくそう
- ・お口ぽかんや、舌の使い方が気になる
- ・姿勢やイスの使い方が知りたい
こうした「小さな気づき」が、命を守る大きなサインになります。
おわりに:はじめての歯科医院は、怖い場所じゃなくて「安心する場所」に
赤ちゃんの時期から、歯科医院が身近にあること。
それは、“予防”と“安心”の土台をつくることでもあります。
お子さんの「食べること」「話すこと」「笑うこと」が、
これからもずっと安心して続いていくように。
わたしたちは、歯と口だけでなく「命の入り口=お口全体」を大切に見守り、サポートしていきます。
お気軽に、あなたのお子さんの“今”を見せに来てくださいね。
歯科衛生士 中島加奈(3児の母)
お口の健康と「安心して食べられる力」をテーマに、地域での講座や個別相談も行っています。お気軽にお声かけください。
この記事の筆者
歯科衛生士:中島加奈
プロフィール
- 歯科衛生士歴22年
- 米粉ナチュラルアドバイザー
- 3児の母
- お口育て教室・離乳食講座開催
この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設