【症例紹介】上下総入れ歯(義歯)治療で噛む力と笑顔を取り戻す|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年11月17日
「下の前歯がグラグラして噛むと痛い」
そんなお悩みで来院された患者様。
お話を伺うと、「入れ歯の歯もぐらついて、思うように食べられない」とのことでした。
これまで何とか自分の歯で噛みたいと大切にされてきたそうですが、歯周病が進行し、歯を支える骨が少なくなっていました。
「歯を抜くしかない」と知ったときの気持ち
検査の結果、残念ながら多くの歯は保存が難しい状態でした。
長年一緒に過ごしてきた歯を失うのは、とても大きな決断です。
患者様も「まだ抜きたくない」と、最初は抵抗を感じていらっしゃいました。
私たちは、ただ「抜く」ことをすすめるのではなく、
なぜ残せないのか、これからどうすればまた噛めるようになるのか、
時間をかけて丁寧にお話ししました。
歯を抜くのは“終わり”ではなく、“これからの食事や笑顔を取り戻すためのスタート”。
そう理解してくださってから、一歩ずつ治療を進めていきました。

失った歯の代わりに、“自分らしい噛む力”を取り戻す
抜歯後の治癒を見守りながら、上下総義歯(フルデンチャー)の製作へ。
お口の中の状態や顎の形を細かく確認し、咬み合わせを丁寧に調整しました。
設計では、噛む力のバランスや、日常の会話・笑顔の自然さにも配慮しています。
「新しい入れ歯が、自分の一部のように感じられること」
それを目標に、少しずつ完成へと近づけていきました。

完成後の変化 ― 「また食べることが楽しみになった」
完成した義歯を装着された患者様、
「こんなにしっかり噛めるとは思わなかった」と笑顔を見せてくださいました。
安定が良く、しっかり噛めるようになり、食事や会話にも問題を感じることなく、日常生活を快適に過ごされています。
今では、食事だけでなく大好きなカラオケや会話も楽しめるようになり、
通院のたびに表情が明るくなられていくのが印象的でした。

今回の治療を担当したのは福間先生
歯を失うことは、誰にとっても不安で、抜歯の決断は勇気のいることです。
ですが、そこからもう一度“食べる喜び”や“笑う楽しさ”を取り戻すことはできます。
どんな状態でも“諦めないでいい”ということを、患者様と一緒に感じられる治療でした。
今、入れ歯にお悩みの方へ
「食事がしづらい」「合わない入れ歯で困っている」
そんな方も、もう一度“自分の口で食べる”幸せを取り戻すことができます。
政久歯科醫院では、見た目だけでなく、噛み心地や話しやすさにもこだわった義歯づくりを行っています。
患者様一人ひとりのお口の状態に合わせた設計で、快適な毎日をサポートします。
この記事の監修者
歯科医師:福間 有華

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 島根県立中央病院歯科口腔外科 勤務
- 政久歯科醫院 入社

























