【症例紹介】「抜かずに残したい」―精密根管治療で痛みが消失した症例|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年12月1日
強い痛みで来院された患者様
「左上の奥歯がズキズキ痛い」
そんなお悩みで来院された59歳の男性。
診査の結果、歯の根の先に大きな炎症(根尖病変)が確認されました。
通常の治療では改善が難しいケースでしたが、患者様は「できるだけ歯を残したい」という強いご希望をお持ちでした。

歯を残すための選択 ― 精密根管治療
そこでご提案したのが、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用いた精密根管治療です。
根管治療とは、歯の内部にある細い管(根管)から感染した神経や細菌を取り除き、再感染を防ぐために内部をしっかり封鎖する治療です。
通常の治療では肉眼で見えにくい根管の奥まで確認するのは難しいのですが、
マイクロスコープによって、より細かい部分まで精密に処置することが可能です。
精密治療では、一回の治療時間をたっぷりと準備しているため、少ない回数で治療を終えられることができます。
また、治療中は唾液が入らないようラバーダムを使い、治療に使用するファイルと呼ばれる器具は患者様ごとに新品を使用しています。
こうした取り組みを重ねることで、感染のリスクを減らす工夫をしています。

治療経過と結果
治療後には、悩まされていた強い痛みが完全に消失し、レントゲンでも炎症の改善が確認できました。
「抜かずに済んで本当に嬉しい」と、患者様もとても喜ばれていました。

精密根管治療の重要性
歯を残すためには、「見えない部分」をどれだけ丁寧に治療できるかが大切です。
政久歯科醫院では、マイクロスコープ・ラバーダム防湿・ニッケルチタンファイルなどを用いて、
再発のリスクを最小限に抑えた精密な治療を行っています。
「抜歯しかない」と言われた歯でも、保存できる可能性はあります。
諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
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費用
- • 精密根管治療:160,000円(税込)
- • コア(土台):15,000円(税込)
- • 仮歯:5,000円(税込)
- • ファイナルクラウン:70,000円(税込)
治療期間
約4ヶ月
リスク・副作用
- ・治療後に一時的な痛みや違和感が出る場合があります
- ・感染の範囲や歯根の状態によっては、治癒が難しい場合があります
今回の治療を担当したのは政久 侃祐(まさひさ かんすけ)先生
「どんな歯でも、できる限り残す治療を。」
インプラント治療だけではなく、歯を抜かずに残すための精密根管治療にも力を入れています。
できる限り患者様の思いに答えられるよう、精密な治療と、患者様一人ひとりに寄り添う丁寧な説明を大切にしています。
この記事の監修者
歯科医師:政久 侃祐

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人良陽会 鶴田歯科医院 勤務 (研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本歯科保存学会
- 日本歯内療法学会
- 大阪SJCDベーシックコース



























