乳歯の生える順番と離乳食の関係 〜歯科衛生士ママが伝えたい「食べる力」の育て方〜|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2026年6月1日
こんにちは。
政久歯科醫院医院で小児歯科を担当している歯科衛生士です。
赤ちゃんの歯が生え始めると、
「離乳食はこのままでいいのかな?」
「歯が生えてきたら食べ物は変えた方がいい?」
「噛む練習っていつから?」
など、食事についての悩みが増えてくるお母さんも多いのではないでしょうか。
実は、 乳歯の生える順番と離乳食には深い関係 があります。
歯はただ生えてくるだけではなく、
食べる力を育てるために生えてくるとも言われています。
今回は、歯科衛生士として、そして子育て中のママとして、
歯の生える順番と離乳食の関係 についてお話しします。
乳歯はいつから生えてくる?

赤ちゃんの歯は、一般的に生後6か月頃 から生え始めます。
最初に生えてくるのは、下の前歯(下顎乳中切歯)です。
その後、だいたい次の順番で生えてきます。
- ① 下の前歯
- ② 上の前歯
- ③ 前歯の横の歯
- ④ 奥歯(乳臼歯)
- ⑤ 犬歯
個人差はありますが、2歳半〜3歳頃までに20本の乳歯が生えそろう ことが多いです。
歯の本数と食べ方は関係している
離乳食の進め方は
- ・月齢
- ・体の発達
- ・飲み込み
などを目安にすることが多いですが、実は歯の本数も大切な目安になります。
歯は、それぞれ役割があります。
前歯は、食べ物をかじる歯
奥歯は、食べ物をすりつぶす歯
です。
つまり、歯が増えることで 食べ方も変わっていくのです。
前歯が生えたら「かじる練習」

前歯が生えてくる頃は、離乳食中期〜後期の時期です。
この頃は
- ・バナナ
- ・やわらかく煮た野菜
- ・スティック野菜
など、前歯でかじる経験 を増やすことが大切です。
赤ちゃんは最初から上手に噛めるわけではありません。
でも
「かじる」
「口に入れる」
「舌でつぶす」
こうした経験を繰り返すことで、食べる力が育っていきます。
奥歯が生えてきたら「噛む練習」
1歳頃になると、奥歯が少しずつ生えてきます。
奥歯は 噛みつぶすための歯 です。
この頃になると、
- ・少し形のある食材
- ・やわらかい肉や魚
- ・少し大きめの野菜
なども食べられるようになってきます。
ずっとやわらかい食事ばかりだと、噛む力が育ちにくくなることもあります。
歯の成長に合わせて、少しずつ食材の形やかたさを変えていくことが大切です。
実は「噛む力」は歯並びにも関係する
しっかり噛む習慣は、
- ・顎の成長
- ・歯並び
- ・口の筋肉
にも関係しています。
噛む回数が少ないと
- ・口呼吸
- ・歯並びの乱れ
- ・飲み込みのクセ
につながることもあります。
もちろん、すぐに問題が起こるわけではありませんが、
小さい頃の食べ方はとても大切 です。
歯の生え方には個人差があります

ここまで乳歯の生える順番をお話ししましたが、
赤ちゃんの歯の生え方には 個人差 があります。
「なかなか歯が生えない」
「順番が違う」
ということもありますが、多くの場合は心配ありません。
ただ、大切なお子様のお口の健康を考えると
- ・歯の生え方
- ・噛み方
- ・飲み込み
など不安に感じることもありますよね。
これらは、もちろん歯科医院で確認することもできます。
お口の成長は「食べる力」を育てる
歯はただ生えてくるだけではなく、
食べる力を育てるための大切な役割 を持っています。
赤ちゃんの
- ・歯の成長
- ・食べ方
- ・噛み方
を一緒に見守っていくことで、将来のお口の健康にもつながります。
最後に
子育てをしていると、
「離乳食これでいいのかな?」
「ちゃんと噛めているのかな?」
と不安になることもあると思います。
そんなときは、歯科医院でもお口の成長や食べ方について相談することができます。
当院でも、
- ・乳歯の生え方
- ・仕上げ磨き
- ・噛む力の成長
など、お母さん・お父さんのお話を伺いながらお子さんの成長に合わせてサポートしています。
気になることがあれば、小さなことでもぜひお気軽にご相談くださいね。
お子さんの「食べる力」を一緒に育てていきましょう。
この記事の筆者
歯科衛生士:中島加奈

プロフィール
- 歯科衛生士歴22年
- 米粉ナチュラルアドバイザー
- 3児の母
- お口育て教室・離乳食講座開催



















