歯を抜きたくないとお考えの方へ|59歳男性のエクストリュージョン症例|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2026年3月4日
目次
「できるだけ自分の歯で噛み続けたい」
年齢を重ねるほど、この想いが強くなる患者様は多くいらっしゃいます。
今回ご紹介するのは、抜歯を避け、歯を残す選択をした症例です。
患者様のご希望は「抜歯したくない!これからも自分の歯で噛みたい!」ということ。
ですが、根の治療が必要となり、被せ物を外して確認したところ、歯の大部分が失われ、根だけが残っている状態でした。

歯を残すための選択 ― エクストルージョン
今回のように、残っている歯の高さが不足している場合、そのまま被せ物を装着しても長期的な安定は望めません。
これは、いわゆる“残根”の状態で、一般的には抜歯が検討されるケースです。
そこで行ったのが「エクストルージョン」です。
歯に専用の装置をつけ、
数ヶ月かけて少しずつ歯を上へ引き上げていきます。
埋まっていた健康な歯の部分を歯ぐきの上に出すことで、
再びしっかりと被せ物を支えられる状態をつくる治療です。
今回は約3ヶ月かけて歯を引き上げていきました。
その期間をかけてでも、この方法を選択したのは、「歯を残せる可能性がある」からです。
歯の大部分が失われている場合、抜歯をしてインプラントやブリッジにするという選択肢もありますが、
患者様のご希望に寄り添い、まずはご自身の歯を活かせるかどうかを検討する。
それが、歯を長く守るための第一歩になります。

少しずつ歯が見えてくる治療の経過に驚かれる患者様
装置を装着し、経過を確認しながらゆっくりと歯を移動させました。歯が徐々に歯ぐきの上へ現れてくる変化を、患者様ご自身も鏡を見ながら確認していただけます。
ご来院のたびに、実際に歯が引き上がっていく様子を見て、驚かれていたことが印象的でした。
そして、約3ヶ月後。十分な高さが確保できた段階で、歯ぐきの状態を整えて、最終的な被せ物を装着し、治療は完了しました。
治療後、患者様は抜歯をせず、ご自身の歯で再び噛めるようになったことに、とても安心されたご様子でした。

今回の治療を担当したドクターは村上先生
「本当に抜歯が必要かどうか」を丁寧に見極めることを大切にしています。
歯科治療では、早く解決する方法が必ずしも最善とは限りません。
歯を残すか、抜くか。
その判断は、機能面だけでなく、患者様の将来設計やお気持ちも含めて考える必要があります。
診査結果をもとに医学的な判断を行いながらも、患者様の「歯を残したい」という想いを尊重し、可能性を一つずつ検討していきます。
今回も、残根の状態を精査し、エクストルージョンによって保存できる条件が整っていると判断し、抜歯を回避することができました。
「歯を抜きたくない」「できれば自分の歯を残したい」とお考えの方は、諦めずにぜひ一度ご相談ください。

治療期間・費用(自費診療)
- • 治療期間:約3〜4ヶ月
- • エクストルージョン:70,000円
- • HMC:70,000円
※装置が壊れることがあります。
岡山で歯を抜きたくないとお考えの方へ
残根状態の歯でも、条件が整えば保存できる可能性があります。
もちろん、すべてのケースで歯を残せるわけではありません。
しかし、「抜くしかない」と決める前に、保存できる可能性を診査することはできます。
政久歯科醫院では、歯を残す治療の選択肢も含めてご説明しています。
「この歯は本当に抜くしかないのだろうか」
そう迷われている方は、どうか一度ご相談ください。
あなたの大切な歯を守る方法が、まだあるかもしれません。
この記事の監修者
歯科医師:村上 諒

<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人社団湧泉会 ひまわり歯科(研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- ストローマンベーシック
- ストローマンネオデント抜歯即時
- カラーコーディネーター
- 日本歯内療法学会

























