086-234-5255
Instagram facebook

〒700-0822
岡山市北区表町1-5-1 岡山シンフォニービル2F

キービジュアル

子どもの歯並びは遺伝するの?|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】

2024年12月16日

〜将来の歯並びが心配・・・今だからこそできること〜

日々成長していくお子さまを見守る中で、昨日とは違う新たな一面を発見できることは、親としての喜びですよね!しかし、成長を喜ぶ一方で、さまざまな不安を抱えることもあるのではないでしょうか?
「うちの子、将来歯並びが悪くなってしまうのでは」と気にされる方も多いかもしれません。 今回は、そのような疑問をもたれた方に向けて「歯並びは遺伝するのか?」という疑問にお答えしながら、お子さまの歯並びを良い方向へ導くためにできることをご紹介します。

 

歯並びは遺伝するって本当?

お母さんが仕上げ磨きをする様子
結論からお伝えすると、歯並びそのものが直接遺伝するわけではありません。 遺伝とは、親の特徴が子どもに受け継がれる現象を指します。血液型や髪質、身体的特徴など、さまざまな特性が遺伝する中で、アゴの骨の形や大きさ、歯のサイズや本数といった「歯並びの土台」となる部分も親から子に遺伝することが考えられます。
例えば、
【アゴが小さい+歯が大きい=歯が並ぶスペースが足りず、歯並びがデコボコする】
といったケースでは、不正歯列(ふせいしれつ)と呼ばれる歯並びの一種で、叢生(そうせい)になる可能性が高まります。
つまり、遺伝的な要素が歯並びに影響を与えるのは確かですが、歯並びのすべてが遺伝で決まるわけではありません。

 

遺伝以外に歯並びや噛み合わせを左右する要因とは?

矯正を付けている男の子
人の行動は90%以上が無意識で行われているといわれています。 例えば、歯ブラシをどちらの手で持つかなど、意識せずに習慣化している動作がほとんどではないでしょうか。
また、「おはよう」「いただきます」「ごちそうさま」などの挨拶や、帰宅時の手洗いうがい、食後の歯磨きも、小さい頃に教わったり周りの大人を見て、真似をすることで、自然に覚えた習慣です。これらは、日常の中で当たり前のように行っている無意識の行動の一部といえます。
こうした良い習慣が身についていると、親としても嬉しいものですよね。一方で、実は歯並びや噛み合わせに悪影響を与える「悪習癖(あくしゅうへき)」と呼ばれる行動もあります。この悪習癖は無意識に行われることが多く、本人も家族も気づいていない、または気に留めていないケースがほとんどです。

 

悪習癖の例

  • ・指を吸う、指を口に入れている
  • ・口呼吸、口が開いている
  • ・頬杖をつく、猫背になるなどの姿勢の癖
  • ・柔らかい食べ物を好んで食べる
  • ・舌の使い方
  • ・爪を噛む

これらはたくさんある悪習癖のほんの一部ですが、癖が歯並びや噛み合わせに悪影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

 

生活習慣と歯並び・噛み合わせの関係

爪噛みをする子ども

 

指しゃぶりや口呼吸

歯並びが乱れるだけでなく、アゴの発育にも悪影響を及ぼします。

 

頬杖や猫背

顎の位置が変わることで歯並びが悪くなる可能性があります。

 

柔らかい食べ物ばかり食べる

舌本来の動きを果たさなくても、食物を咀嚼(噛む)することが出来るため、顎の発達が妨げられて、歯並びに影響を与えることがあります。十分に噛む必要がないため、アゴの発達が妨げられ、歯並びに影響を与えることがあります。

 

舌の使い方や発音

舌をいつも歯の外に出ていたり、舌で歯を押す癖は、歯並びや噛み合わせを歪ませる原因になります。

 

爪を噛む

歯並びや歯を支える骨に負担を与えることがあります。 「えっ、こんなことで歯並びや噛み合わせに影響が出るの?」と思われるかもしれませんが、実際に弱い力でも継続的に歯やアゴに影響を与えることで、歯並びや噛み合わせが変化してしまうことがあります。
※ワイヤーなどの固定器具を使う歯科矯正治療も、この原理を利用して歯やアゴの位置を整えています。

 

お口のトレーニングで歯並びや噛み合わせをより良い方向へ

子どものお口のトレーニングを行う歯科衛生士
上記のような悪習癖が見られる場合や、歯並びが気になる場合には、お口のトレーニングがおすすめです。直接歯並びを変えることは難しいですが、歯並びが悪くなる原因を見極めトレーニングをすることで、悪影響を取り除き、アゴの成長を理想的なバランスに導くことができます。

 

歯科医院で指導を受けられるトレーニング例

 

唇を閉じる練習

口呼吸を防ぎ、歯並びを整える効果が期待できます。

 

舌を正しい位置に置く練習(舌癖の改善)

舌の悪い癖を改善し、歯並びをよくする効果が期待できます。

 

アゴを動かす運動(噛み合わせの改善)

顎の筋肉を鍛え、噛み合わせを改善する効果が期待できます。

2018年から「小児口腔機能発達不全症」として保険診療の対象となり、専門的な指導やトレーニングを受けやすくなっています。

 

まとめ

歯並びや噛み合わせは、遺伝と生活習慣の両方が複雑に影響して作られます。遺伝的な要因は変えられませんが、生活習慣は意識・行動(トレーニング)することで改善可能です。
お子さまの歯並びや噛み合わせが気になる場合は、早めに歯科医院を受診し、専門家のアドバイスを受けることが大切です。
歯科医院では、歯並びや噛み合わせの状態を詳しく検査し、適切なアドバイスや治療を受けることが出来ます。大切なのは早期発見・早期治療です。
小さな頃から意識して良い生活習慣を身につけることで、将来のお子さまの歯並びや健康に繋がります。

3人の子育てを振り返ると、「知っていたらもっといろいろできたのになぁ」「あの時、こうしていればよかった」と感じることが日々あります。 お口の健康に関することはもちろん、学習面や声かけ一つをとっても、反省や気づきはたくさんあります。
それでも、お母さんとして、その時できることを精一杯やってきたと自分では思っています。 時には、ものすごく後悔することもありますが、1人目でも3人目でも、子どもはそれぞれ個性があり違います。
そのため、その子に起こる出来事もすべて異なり、対応も一つひとつ異なります。 上の子の経験を参考にすることはありますが、子育てにマニュアルはなく、正解もないと私は考えています。
たくさん悩むこともありますが、そんな時私は、
①できるだけ多くの情報を集める(家族や友人、専門機関に相談したり、ネットで情報収集したりする)
②①を参考に、とことん話し合う(対象の子どもやパートナーなどと話す) この2つを心がけています。

問題を解決しようとする時、自分の経験だけを基準にしてしまうと、その子の意思や考えを十分に尊重できないこともあります。
だからこそ、さまざまな考え方や捉え方を知り、そのうえで話し合うことで、お互いに納得できる答えを一緒に見つけられるのではないでしょうか。 少し話がそれてしまいましたが、ここまでブログをお読みくださった方の参考になれば嬉しく思います。
お子さまの健やかな成長のために、ぜひ一緒にお口の健康を守っていきましょう!

当院では、お子さまのお口の健康をサポートするためのさまざまな取り組みを行っております。どうぞお気軽にご相談ください。
政久歯科醫院の子どもの矯正歯科についてはこちら⇨

 

この記事の筆者

歯科衛生士:中島加奈

歯科衛生士:中島加奈

プロフィール

  • 歯科衛生士歴22年
  • 米粉ナチュラルアドバイザー
  • 3児の母
  • お口育て教室・離乳食講座開催

 

この記事の監修者

院長:政久 直紀

政久 直紀院長

経歴

  • 広島大学歯学部 卒業
  • 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
  • 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
  • 政久デンタルオフィス 開業
  • 政久歯科醫院 移転開業
  • 医療法人社団BLISS 開設

LINEお友達追加 審美歯科セラミック治療 歯科矯正治療 インプラント治療 政久歯科醫院のYouTube 政久歯科醫院のInstagram

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

Access Map

〒700-0822 岡山市北区表町1-5-1 岡山シンフォニービル2F

大きい地図を見る

instagram LINE YouTube Twitter facebook インビザライン専門サイト セラミック治療専門サイト インプラント専門サイト 採用サイト

このページの先頭に戻る