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離乳食について(準備編)|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】

2024年8月26日

歯科衛生士歴20年、お母さん歴15年のママさん歯科衛生士です。 今回は、「離乳食について 〜歯並びへの影響(準備編)〜」のお話です( ^∀^) 我が子に「離乳食をちゃんと食べて欲しく」て、一生懸命に頑張りすぎてしまっていることはないですか? 一人一人、親も子も性格や環境などそれぞれ違うので、教科書通りにいかなくても焦らなくても良いのです。 実は、私自身も頑張りすぎて疲弊した育児をしていました。 理想の母親、理想の育児、理想の子どもなど、「〇〇すべき」と無意識に自分自身にいつも宿題を出していました。 振り返れば、それはそれで必要なことだったのかもしれませんが、楽しかったか?笑顔だったか?と聞かれたら、答えは「NO!」です。 今の母としての経験と歯科衛生士としてお口育ての知識や経験をあの頃の自分が知っていたら、もっと余裕を持って『笑顔で楽しいお食事タイム』になっていたと思います。 そこで、今回は離乳食についてのお話をします。

 

〇離乳食とは

赤ちゃんの口元
離乳食とは、母乳または育児用ミルクなどの乳汁栄養から幼児食を食べられるようになるための時期に食べる『食形態』のことです。 この時期に、乳児の“飲む”から“食べる”お口の動きへ発達し、やがて自分で食べられるようになっていきます。 離乳食の時期はお口の成長にとても大切です。 また、生活習慣病の予防にもこの時期は健康的な食習慣の基礎を作る重要なタイミングです。 生涯に必要な「食べる力」を身につけ、親子で『楽しく食べる体験』ができると良いですね♪

 

〇まずは離乳食を始める前に『気持ちの準備』を整える

いただきますをする親子
前置きが長くなりましたが、離乳期はお母さん・お父さんや赤ちゃんにとって楽しみなイベントですね。 その反面、不安や心配も多いことでしょう。 離乳食と歯並びの関係など、気になること・知りたい事はたくさんあると思うのですが、 今回まずは『気持ちの準備を整える』ところからお伝えしようと思います。

 

〇赤ちゃんの目線に共感する👀

つかみ食べをする子ども
赤ちゃんの時は特に目覚ましい成長スピードです! 離乳食を始めた時「座っていられない、動き回る、口に入れてから出す、食べ物を触り床などに落とす・・・」 「なんでうまくいかないんだろう・・・」と感じる方も多いと思います。 しかし!お母さん・お父さん!それで良いのです(^_^) それも立派な成長なのです✨ 寝た状態で生活していた時の目線と座ることができるようになった時の目線は、大きく変わります。 そりゃ誰だって動きたくもなりますよね♪ ひとまず「いろいろなものが見えているね!動きたいね〜」と赤ちゃんの目線に共感してみてください♪ 一息つくだけで、気持ちの余裕が少し生まれます。

 

〇離乳食準備のポイントは『観察すること』

離乳食を食べる親子
しかし、そんなことばかりは言ってられませんよね。 まずは赤ちゃんが『動き回る時がどのような時か』を観察してみてください。 食欲は人間の本能です。空腹であれば、まず食欲を満たす為に食事に集中するはずです。 しかし、動き回るということはもしかしたらお腹が空いていないタイミングなのかもしれませんね( ´∀`) そのような時は、生活リズムを紙に書き出してみてください。 意外と空腹のタイミングが違うところにあるかもしれません。 例えば「お昼ご飯は12時!」のような時間に捉われず、お腹が空いたタイミングを見計らって食べる楽しみ喜びを感じられるようにしてみてください。 また、「口に入れてから出す、食べ物を触り床などに落とす・・・」などの行為も、これまた幼児食に向けた大きな一歩を踏み出している最中ですね♪ 「嫌いだから口から出す、落とす」ではなく、その時のお口の中の状況によって、入れてみて感じて「これは少し大きいから噛み砕けないな〜、このまま飲み込んだら喉に詰まるわ、母さん」って感じです。 赤ちゃんは、五感を全て使って様々な情報を身につけようとしています。 【香りを感じて、目で見て、周りの声を聞いて、手で触って、口に入れて】五感で感じて口に入れて、 例)【良い香りのするツルッとした食感で甘くて冷たい】などを日々繰り返し行うことで脳が覚えていきます。 私たち大人も未体験のことを学ぶ時、トライ & エラーを繰り返して上達するように、赤ちゃんの食べる力も同じです。 乳汁を生まれてすぐ飲むことは本能で自然にできますが、食べる動きは「トライ & エラー」を繰り返し、自ら学び身につけていくのです。

 

〇まとめ

離乳食期は「一歩進んで二歩下がる」くらいの気持ちで構えておいてください。 そして、赤ちゃんは日々、一生懸命すくすくと成長をしています。 温かく見守りながら、赤ちゃんの食べる力を紡いでいきましょう この記事を読んで、少し気持ちに余裕が生まれ笑顔で楽しいお食事タイムになることを願います。 この続きは『離乳食について(本番編)〜歯並びへの影響〜』でお話しいたします。 お楽しみに♪
政久歯科醫院の小児歯科/マタニティ歯科についてはこちら⇨

 

この記事の筆者

歯科衛生士:中島加奈

歯科衛生士:中島加奈

プロフィール

  • 歯科衛生士歴22年
  • 米粉ナチュラルアドバイザー
  • 3児の母
  • お口育て教室・離乳食講座開催

 

この記事の監修者

院長:政久 直紀

政久 直紀院長

経歴

  • 広島大学歯学部 卒業
  • 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
  • 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
  • 政久デンタルオフィス 開業
  • 政久歯科醫院 移転開業
  • 医療法人社団BLISS 開設

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