高齢でもインプラントは可能か?|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年11月4日
現代の歯科医療技術は飛躍的に進歩しており、インプラント治療もその一つです。歯を失った際の選択肢として、インプラントは機能性と審美性を兼ね備えた治療法として注目されています。 では、高齢者でもインプラント治療は可能なのでしょうか?また、インプラントに年齢制限はあるのでしょうか?これらの疑問に答えつつ、高齢でのインプラント治療のリスクやその利点についても考えてみましょう。
目次
インプラントに年齢制限はあるのか?
インプラント治療に厳密な年齢制限はありません。若年者においては、顎の骨の成長が完了していることが重要であり、通常は男性で18歳頃、女性で16歳頃が目安とされています。しかし、個人差があるため、歯科医師の判断が必要です。 一方、高齢者においては、年齢自体が治療の障害になることは少なく、むしろ全身の健康状態や骨の状態が重要な要素となります。具体的には、骨の形や量、全身疾患の有無、口腔内の健康状態がインプラント治療の成功に影響を与える要因です。これらの条件が整っていれば、高齢であってもインプラント治療は十分に可能です。
高齢でのインプラント治療のリスク
高齢者のインプラント治療にはいくつかのリスクがありますが、これらは適切な管理とケアで軽減することが可能です。例えば、糖尿病や心血管疾患などの全身疾患がある場合でも、病状をコントロールしながら治療を進めることができます。 感染症リスクも高齢者には注意が必要ですが、全身状態が悪くなければ術後の適切な口腔ケアと定期的なフォローアップにより、感染の予防が可能です。さらに、服用中の薬剤(抗凝固薬や骨粗しょう症薬など)が手術や治癒過程に影響を与える可能性があるため、歯科医師と他の医療提供者との連携が重要です。 高齢者のインプラント治療には以下の点に注意が必要です
全身の健康状態
糖尿病や高血圧、心疾患などの既往歴がある場合、治療計画を慎重に立てる必要があります。場合によっては主治医との連携も大切です。
骨の状態
インプラントは顎の骨に固定するため、骨の形や量が重要です。骨再生療法などを組み合わせることで対応できるケースがあります。
歯茎の健康
歯周病がある場合、まずその治療を行ってからインプラントに進むのが望ましいです。
日常のケアが可能かどうか
インプラントは定期的なメンテナンスが必要です。ご本人やご家族がケアに協力できる環境があれば、長期的な成功が期待できます。 インプラントの治療を検討する際は、上記のポイントをふまえ、歯科医師としっかり相談されることをおすすめします。
毎日を快適に楽しむために
高齢者におけるインプラント治療は、咀嚼機能の回復や審美的な改善を通じて生活の質(QOL)を大幅に向上させることができます。食事を楽しむ能力が回復することで栄養摂取が改善され、全身の健康にも好影響を与えます。また、歯の喪失による心理的ストレスの軽減や、社会的な活動の活発化にも寄与します。 政久歯科醫院においてインプラント治療をされた最高齢の患者様は90歳の患者様です。 高齢者であっても、適切な準備とケアを行えばインプラント治療は成功率が高く、安全に行うことが可能です。年齢を理由に治療を諦める必要はなく、むしろ積極的にインプラント治療を検討することで、より充実した人生を送る手助けとなります。歯科医師と相談し、自分に最適な治療計画を立てることで、笑顔で自信を持って過ごせる毎日を手に入れましょう。
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※インプラントの無料相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設