口臭が気になる!お口の臭いを改善する方法|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年11月11日
口臭は多くの方が気になる悩みの一つですが、原因や対策が明確であれば改善することが可能です。口臭の原因はさまざまで、食べ物、口の中のトラブル、そして病気までが関わっている場合があります。ここでは、口臭の原因と改善方法を詳しくご紹介します。ぜひ参考にして、清潔で爽やかな息を手に入れてください。
目次
口臭の原因
口臭は日常生活や体調、または食生活によっても発生することがあります。 以下に主要な原因をいくつか紹介します。
食べ物による口臭
ニンニクや玉ねぎ、アルコールなどの強い香りの食べ物や飲み物が、口臭を悪化させる原因となります。消化過程で成分が体内に吸収され、血液を通じて肺に達し、呼気として排出されるため、口の中を洗浄しても一時的な効果しかありません。
口の中のトラブルによる口臭
お口の中のトラブルが原因となって起こる口臭をご紹介します。
〇歯周病
歯周病は、歯と歯茎の間に炎症が起こる病気で、進行すると膿や細菌が増え、強い口臭が発生します。
〇虫歯
虫歯も口臭の原因の一つです。虫歯が進行して細菌が増えると、腐敗した臭いが口の中に漂うことがあります。
〇お口の乾燥
口が乾燥すると、唾液の量が減少し、細菌が繁殖しやすくなります。唾液には抗菌作用があり、口の中を清潔に保つ役割を果たしますが、乾燥によってその働きが低下するため、口臭が発生しやすくなります。
〇舌苔(ぜったい)
舌に付着する白い苔のようなものを「舌苔」と言います。これには食べカスや細菌が含まれており、舌苔が溜まると口臭の原因になります。
病気による口臭
お口以外の疾患が原因で起こる口臭をご紹介します。
〇蓄膿症(副鼻腔炎)
副鼻腔に膿が溜まる「蓄膿症」では、膿の悪臭が鼻腔を通じて口に広がり、口臭の原因となります。この場合、口のケアだけでなく耳鼻科での治療が必要です。慢性化すると悪臭が強くなることが多いです。
〇胃腸の不調(逆流性食道炎など)
胃酸が食道や口に逆流する「逆流性食道炎」は、胃酸の臭いが口に広がり口臭を引き起こすこ とがあります。また、胃炎や胃潰瘍でも胃からの臭いが逆流し、口臭の原因となることがあります。
〇糖尿病
糖尿病が進行すると、体が脂肪を分解してエネルギーを作ろうとし、その際に「ケトン体」という物質が生成されます。ケトン体には特有の甘酸っぱい臭いがあり、これが口臭として現れることがあります。この臭いは「ケトン臭」とも呼ばれます。
〇肝臓や腎臓の機能低下
肝臓や腎臓が機能低下を起こすと、体内で分解されるべき物質が血中に残り、口臭に影響しま す。特に肝臓が不調な場合は「肝性口臭」と呼ばれる独特の腐敗臭が発生します。腎臓が機能不全に陥ると、尿素の代謝が正常に行われず、アンモニアの臭いが口臭となる場合があります。
〇口腔カンジダ症
口の中でカンジダ菌という真菌が増殖し「口腔カンジダ症」を引き起こすと、白い舌苔が大量に発生し、口臭を伴うことがあります。カンジダ症は免疫力の低下時や、長期的な抗生物質使用によって発症しやすくなります。
〇扁桃腺炎や扁桃結石
扁桃腺に炎症が起こると、膿が溜まり口臭の原因になります。また、扁桃腺の隙間に食べカスなどが固まって「扁桃結石」ができると、強い口臭が発生することがあります。結石は自然に出てくることもありますが、耳鼻科で取り除いてもらうのが効果的です。 病気が原因で口臭が発生している場合、口腔ケアだけでは改善しにくいことが多く、医療機関での専門的な治療が必要です。気になる症状がある場合は、早めに医師の診断を受けましょう。
口臭の改善方法
口臭の改善には、プロのケアと日々のセルフケアが重要です。以下の方法を試してみましょう。
歯医者でのクリーニング(PMTC)
歯科医院で受けられるプロフェッショナルクリーニング(PMTC)は、歯の表面や歯茎のラインにあるプラークや歯石を取り除き、口臭の原因を解消するのに役立ちます。定期的に受けることで、口の中を清潔に保てます。
生活習慣の見直し
口臭は生活習慣とも密接に関わっています。以下のポイントを心掛けましょう
〇食後はしっかりと歯磨きする
食後の歯磨きは、食べ物の残留物や細菌の増殖を防ぐために欠かせません。
〇水分をしっかりと摂る
水分不足は口の乾燥を引き起こします。こまめに水を飲むことで、唾液の分泌を促し、口の中を潤して細菌の繁殖を抑えましょう。
〇喫煙や飲酒を控える
タバコやアルコールは、口臭を引き起こす原因となります。できるだけ控えるか、習慣を見直すことが大切です。
セルフケアアイテムの使用で効果的なケアを
〇マウスウォッシュ
口の中を簡単にリフレッシュできるマウスウォッシュは、口臭予防に効果的です。
〇舌ブラシでの舌のケア
舌苔を取り除く専用の舌ブラシやスクレーパーを使用することで、口臭を軽減できます。
〇歯間ブラシやデンタルフロスの活用
歯と歯の間に残る食べカスやプラークは、歯磨きだけでは取り除きにくいものです。歯間ブラシやフロスでしっかりとケアしましょう。
まとめ
口臭が気になるときは、まずは原因を把握し、それに合った改善方法を行うことが大切です。定期的な歯科医院でのクリーニングや、日々の生活習慣を見直すことで、口の中を清潔に保ち、快適な息を保ちましょう。
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この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設