なかなか治らない歯の痛み
2017年2月2日
治らない歯の痛みを解決するには
こんにちは、政久歯科醫院 院長の政久です。
暦の上では、立秋。昨日は暑さが幾分和らいだようでしたが、まだまだ猛暑が続きそうです。
皆様、水分(+塩分)、栄養、睡眠、休養をしっかりとって、お健やかにお過ごしください。
さて、歯が痛いけれどどこが痛いのかわからない、歯の治療を続けているがいつまでも変わらない、このように先の見えない治療に不安を感じている方はいらっしゃいませんか。他院に長く通っていてもなかなか痛みが取れない、といった患者さんが時々来院されます。そのような場合、歯科用CTレントゲンにより、痛みの原因がすぐに特定できるケースが多くあります。もちろん全ての原因がわかるわけではありませんが、歯科用CT撮影により、診断や治療の精度が格段に上がると思います。丁寧な治療はもちろん大切ですが、最初の診断が間違っていては意味がありません。政久歯科醫院では、患者様の本当のニーズを理解することと、根拠に基づく正しい診断と精密な治療の提供を大切に考えております。
歯科用CTでないと分からない歯の痛みの原因
副鼻腔に膿が溜まる上顎洞炎(じょうがくどうえん)
上顎洞炎とは副鼻腔炎の一種で、蓄膿症のことです。
左上奥歯が痛いということでご友人の紹介でご来院。ずっと頭痛もあるということでCT撮影を行い、上顎洞に膿がたまっており、上顎洞炎(蓄膿症)の発症が認められました。
奥歯の根っこは上顎洞に非常に近いので、根管治療の不備により細菌の感染が副鼻腔内に起こり、歯性上顎洞炎を引き起こすケースがあります。
この患者さんは、精密な根管治療を適切に行うことで、耳鼻科通院では治らなかった蓄膿症が改善され、たいへん喜ばれました。
根尖性歯周炎
治らない根の先の腫れと違和感
10年に渡り、歯茎の腫れや違和感が続き、歯医者を何軒も受診し、その度に根管治療を行うも改善しなかったとのことで、当院の患者である友人の紹介でご来院。
CT撮影による診断を行い、根の先の骨がないため(炎症による骨吸収)、通常の根管治療では治癒せずと判断し、外科的に根の先を切断・除去する根尖切除術(歯根端切除術)を行いました。
以後、歯茎の腫れ、違和感などの症状は全くなくなりました。
政久歯科醫院では、丁寧なカウンセリングと精密な検査により、的確な診断と精密で質の高い治療により、患者様のお悩みを解決してまいります。
お気軽にお口のお悩みをご相談ください。