妊娠中に歯の治療は可能ですか?
2017年9月1日
妊娠中も歯科治療できます。
妊娠中の歯科治療で一番に心配になるのが、レントゲン検査や麻酔、投薬ではないでしょうか。基本的に、妊娠中にレントゲン検査を受けても、胎内の赤ちゃんへの被ばくの影響はほとんどないとされています。また、歯科治療で使用される局所麻酔は患部周辺にしか停滞しないため、赤ちゃんに影響がおよぶことはないとされています。お薬については、妊娠中に使用できないものがありますので注意が必要ですが、赤ちゃんへの悪影響が報告されていない安全なお薬が処方されますのでご安心ください。虫歯治療や歯周病治療のような一般的なものであれば、妊娠中でも歯科治療は可能です。治療の時期についてや、特別な治療(親知らずの抜歯など)で妊娠、授乳期を避けた方が良い場合もありますので、歯科医師とよく相談のうえ進めることが大切です。
妊娠中はお口のトラブルが増加!
妊娠中は女性ホルモンの分泌量が増加したり、唾液の分泌量が減少したりするため、お口の中で様々なトラブルが起こりやすくなります。
女性ホルモンは歯周病菌の繁殖を促進しますし、虫歯菌を洗浄する作用がある唾液が減ることで、虫歯リスクが高まります。
さらに、つわりの時期には嘔吐反射により歯磨きがしづらくなり、お口の中が不潔な状態になりがちです。
特に赤ちゃんへの影響として懸念されるのは、妊婦が歯周病にかかっていると、早産や低体重児のリスクが高まるということです。
妊娠中はお母さんの健康のためにも、赤ちゃんの発育のためにもいつも以上にお口のケアに配慮が必要になります。
妊娠がわかったら、まずはお口の健康チェックを!
妊娠中の治療は基本的なものであれば、妊娠初期から可能ですが、なるべく安定期に落ち着いて受けた方が良いでしょう。妊娠がわかったら、痛みや不具合の有無に関わらず、早めに歯科健診を受け、お口の健康状態を確認することが大事です。早めにお口の状態をチェックすることで、妊娠全期を通じてのデンタルケアやお口の状態に合わせた治療やその時期を余裕をもって計画し、実施することができます。妊娠中はつわりや女性ホルモンの影響で口腔環境が悪化しやすいので、デンタルケアがとても大切になります。
岡山市「妊婦・パートナー歯科健康診査」
岡山市では、岡山市在住の妊婦さんとパートナーが妊娠中1回「妊婦・パートナー歯科健康診査」を受けることができます。妊婦さんだけでなくご主人様も歯科健診を受けることができる素晴らしい制度をぜひご利用ください。
妊婦・パートナー歯科健康診査についてはコチラからご確認ください。
デンタルケアセンター政久歯科醫院では、予防を大切に考えております。妊娠・出産というライフイベントを健康に安心してクリアできるよう、デンタルケアを通してサポートさせて頂き、ご信頼頂いております。
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