歯槽膿漏って自覚症状はあるの?|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年7月8日
「歯槽膿漏は沈黙の病気」と言われていることをご存じですか?そのように表現されるのは、歯槽膿漏(歯周病の進行した状態)の初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行することが多いためです。このため症状が重くなるまで気づかず、治療を受けることが遅くなりがちです。
![歯周炎イラスト](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2024/06/perio-300x200.jpg)
〇歯槽膿漏とは?
歯槽膿漏は具体的には、歯茎の炎症が歯槽骨まで達し、骨が溶けてしまうことで歯ぐきがぐらつき、最終的には抜け落ちる状態です。日本では歯周炎の進行した段階を示す言葉として広く使われています。 歯槽膿漏の主な原因は、プラークと呼ばれる歯の表面に付着する最近の塊です。プラークが歯茎の中に侵入し、歯茎の炎症を引き起こします。 歯周病は、歯を支える組織(歯肉・歯槽骨・歯根膜)が炎症を起こし、最終的に歯が抜け落ちる病気の総称です。歯周病は大きく2つの段階に分かれます。
1, 歯肉炎(しにくえん)
歯茎が炎症を起こし赤く腫れる状態です。(歯肉のみが炎症)
2, 歯周炎(ししゅうえん)
歯肉炎が進行すると、歯肉だけではなく歯を支える骨(歯槽骨)にも影響が及び、骨が破壊される状態です。これが進行したものが一般的に「歯槽膿漏」と呼ばれることが多いです。
〇歯周病の主な症状は?
![歯を痛がる女性](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2024/07/30245003_s-300x200.jpg)
歯周病の初期症状は、歯肉の腫れや出血です。進行すると以下のような症状が現れます。
・歯茎の赤みや腫れ
・歯磨きや食事中の歯茎からの出血
・口臭の悪化
〇なぜ自覚しにくいのか?
1, 痛みが少ない
初期の歯周病は痛みを感じることが少なく、見過ごされがちです。
2, 慢性的な進行
歯周病はゆっくりと進行するため、少しずつ悪化する症状に気づかないことが多いです。
3, 出血が一時的
歯磨きの時の出血を一時的なものだと勘違いしやすく、深刻に受け止めないことがあります。
〇歯槽膿漏に痛みはあるの?
![歯を痛がる女性](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2024/07/29025767_s-300x200.jpg)
歯槽膿漏(進行した歯周病)では痛みが現れることがありますが、必ずしもすべての人に痛みが生じるわけではありません。以下に痛みの有無とその原因について説明します。
〇痛みの有無
1, 初期段階の歯周病(歯肉炎)
・一般的に痛みはほとんどありません。
・歯茎の赤みや若干の腫れ、出血などが主な症状です。
2, 進行した歯周病
・痛みが出ることがありますが、必ずしも全員が痛みを感じるわけではありません。
・痛みがない場合もあり、知らず知らずのうちに進行していることが多いです。
慢性的に進行するため、痛みが少ないけれど進行すると腫れ・痛みがあります。 歯を支えている骨が少なくなると、歯がぐらつき、咬むと痛みを感じます。
〇歯槽膿漏の治療方法
![クリーニング中の歯科衛生士](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2024/05/609a1c485a3dd5d6073040ef4289d604-300x200.jpg)
歯槽膿漏(進行した歯周病)の治療は、症状の進行度によって異なります。いかに、一般的な治療方法を段階的に説明します。
・初期治療(プラークコントロール)
歯周病の原因はプラーク(歯垢)なので、口腔内のプラークを取り除くことが基本です。歯科医や歯科衛生士によるブラッシング指導を行い、プラークを減らしていきます。
・進行した歯槽膿漏の治療
1. スケーリングおよびルートプレーニング
歯と歯茎の間に溜まったプラークや歯石を徹底的に除去し、歯根の表面を滑らかにする治療です。これにより、歯肉の炎症が軽減され、歯周ポケットが浅くなることが期待されます。
2. 抗生物質の使用
重度の感染がある場合、局所的または全身的に抗生物質が処方されることがあります。抗生物質の使用によって、炎症や感染を抑えることができます。
3. 歯周外科手術
症状が進行している場合、以下のような外科的な手術が必要になることがあります。
① 切除手術
歯ぐきを切開して歯根の深い部分を清掃し、再び方々する手術です。これにより、歯周ポケットの深さを減少させます。
② 軟組織移植
歯茎が大きく下がった場合、他の部位から軟組織を移植して、歯茎を再生する手術です。
③ 再製療法
歯槽骨や歯茎の再生を促進するために、特殊な膜やゲルを用いる再生療法もあります。これにより失われた歯槽骨や歯周組織の回復が期待されます。
4. メンテナンス
治療後の再発を防ぐために、以下のようなメンテナンスが重要です。
・定期健診
歯科医による定期的な検診を継続することで、歯周組織を管理し、再発を防ぎます。 毎日の適切なブラッシングのための歯科衛生士によるチェックと、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアを受ける事で再発を防ぎます。
政久歯科醫院の予防歯科についてはこちら⇨
・生活習慣の改善
バランスの取れた食事や禁煙、ストレス管理など、全身の健康を保つことも歯周病の予防につながります。
〇まとめ
歯周病は進行性の病気であり、歯槽膿漏は歯周病が進行した状態です。初期段階では自覚症状がないことが多いため、早期発見と早期治療がカギとなります。気になることがあれば出来るだけ早く歯科医を受診し、適切な治療を受ける事が大切です。
政久歯科醫院の歯周病治療についてはこちら⇨
この記事の監修者
院長:政久 直紀
![政久 直紀院長](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2023/12/29-300x200.jpg)
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設
![政久歯科醫院のInstagram](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2022/02/31563740692dcb2e222dc780bb482357-300x90.png)
フッ素について|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年7月1日
皆さん、フッ素ってご存知ですか? 「虫歯予防のためにフッ素を塗りましょう」ってよく聞きますよね! しかし、その一方で「フッ素は塗らない方が良い」「身体に悪い」「危険」という話も聞いたことがあるのではないかと思います。 でも実のところ、よく知らないし分からないけど、みんな塗っているし、 歯医者さんで定期検診の時に「フッ素つけておきますね〜」って言われたから 塗っているってことはないですか? そこで今回は、 フッ素についてお話しします。
![フッ素のイラスト](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2024/07/dfd80b18da5eba00020bc6061c2f91f9-300x200.jpg)
① フッ素って何?
フッ素とは・・・フッ素(正式にはフッ化物・フッ素化合物)は、虫歯菌の出す酸に抵抗できる歯(溶かされにくくする)をつくったり、虫歯菌の活動を抑制する効果があります。 フッ素はほとんどの食品に含まれるミネラル成分の1つで、魚介類や野菜、肉、牛乳、塩、お茶の葉っぱなど、多くの食品に含まれており、ビタミン類の様に、毎日摂らなければならない必須の栄養素に位置付けられています。特別なお薬というわけでなく、人間の体内では13番目に多く存在する元素と言われています。 日常的に私たちの周りに存在するものだとわかれば安心ですね。 では、「えっ??フッ素は安心安全ってこと?なんで塗らない方が良いって言われるの?」となりますよね。 実は、フッ素単体(F2)の状態だと猛毒だからです。実は、私達の身近な自然界にはフッ素単体では存在せず、形を変えた状態に変化している&ごく微量のため、食べたり飲んだりしても、いきなり《フッ素=危険》にはなりません。 しかし、一度に大量のフッ素を取りすぎると、副作用(急性中毒/慢性中毒)が起こることもあります。
②安全性について
![考えている女性](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2024/07/25325515_s-1-300x202.jpg)
*安全性とは:ある物事についての安全(リスクが許容可能な水準に抑えられている状態)の度合いのこと 例えば、 生きていく上で必要な「塩分」。個人の体の大きさ(体重)や状態(病気の有無など)によって、1日の摂取目安量がありますよね。 適量取ることで、元気に生活できますが、必要以上に取り過ぎると、病気を引き起こす原因となります。 フッ素も同じく、体重によって摂取量の目安が決まっています。 たくさん歯に塗ったからといって、虫歯予防効果が高くなるものではないので、量や使用方法を守ることが大切です。 (詳しく知りたい方は、こちらをご確認ください)
急性中毒
下痢や嘔吐・吐き気・痙攣(けいれん)などが起こる フッ素の急性中毒は2~4mg/kgとされており、体重10kgであれば20mgのフッ素で中毒症状が出る可能性があります。 950ppmで計算すると, 約20kgのお子様が、フッ素ジェル(950ppm/60g)1.7本を一気に飲み込むと中毒量に達する可能性があります。 約60kgの大人であれば、5本程度の計算になりますね💦 その量を飲み込もうと思うと、飲み込めなくはないが、ちょっと無理ですよね・・・ 基本的にはお薬ですのでお子様の手の届かないところでの管理をお願いしています。 また、フッ素は蓄積されることもないので安心してお使いいただけます。
◆低濃度フッ素:日本の薬事法で定められている濃度(500〜1500ppm)でご自宅で毎日使うことによって効果を発揮します。
◆高濃度フッ素:低濃度の約10倍の濃度で、歯科医院や保健所などで塗ってもらうことができます。年に3〜4回程度塗ってもらいましょう。
③塗るとどうなるの?
![きれいな歯](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2024/07/clreaning-300x200.jpg)
フッ素には、3つの働きで虫歯の発生と進行を防ぐ効果があります。
1)エナメル質の修復を促進
酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。
2)歯の質を強化
歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、ムシ歯への抵抗力を高めます。
3)菌の働きを弱める
ムシ歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。
④フッ化物が入っている歯磨き粉の効果的な使い方
![フッ素入り歯磨き粉のイラスト](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2024/07/75ec2bb86ecb40130324af3c9afb3666-135x300.png)
◆量
【年齢・お口の中の状況の目安】
*1歳6ヶ月・乳歯の奥歯が生え始め頃:米粒〜小豆(1〜2mm)程度:500〜1000ppm以下
*3歳頃・乳歯が全て生えそろう(20本)頃:グリンピース(5mm)程度:1000ppm以下
*6歳〜・永久歯が生え始め〜生え揃う頃:大豆1個〜2個(1〜2cm )程度:〜1500ppm
![フッ素に関する表](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2024/07/c90d611a8d2d0625899feb32db31c5cd-300x168.jpg)
◆歯の表面にできるだけ長く留める=うがいは最小限でOK!
ブクブクうがいができないお子様は、歯ブラシで汚れを取る→歯ブラシ洗って水気を切る→フッ素を塗り込む→ その後は飲食を控える うがいができる年齢であっても、フッ素を塗り込んだ後は、うがいはペットボトルのキャップ1杯程度で軽く済ませることをおすすめしています。 ※就寝前(夕食後)がベストタイミング(最低でも30分は飲食を控える)
◆歯の萌出状況も要確認!
奥から2番目(乳歯)が生え始めたら、フッ素を塗り始めましょう。 いつまで塗るかと聞かれることも多いのですが、短くても12歳臼歯(大人の歯の一番奥)が生えて3年間くらいは特に歯科医院での高濃度フッ素塗布をおすすめしています。 また、日々の生活の中で、歯磨き粉(低濃度フッ素配合)を使用することも大切です。 虫歯のリスクが高い歯の根の部分が見えてきている方は、特に定期的に歯医者さんで検診を受け、継続的に高濃度の歯科専用フッ素を塗ってもらうと良いかもしれませんね。
◆歯磨き粉はフッ素の濃度の記載があるものを選ぼう!
歯科医院や薬局やインターネット販売など様々な場所で購入することができます。 濃度(年齢お口の中の状況の目安参照)、フッ素配合(記載名:フッ化ナトリウム・フッ化第一スズ・モノフルオロリン酸ナトリウム)、濃度、タイプ(泡/スプレー/ジェル)、お子様の年齢や歯の萌出状況、家庭で毎日使える味やタイプによって選べるといいですね!選ぶポイントがわからない時は、いつでもお気軽にご相談ください。 ※うがいができない/不安(目安:3歳未満):スプレーやジェルなど研磨剤などの入っていないものを選び、塗るだけでOK! ※うがいができる(目安:4歳以上):歯ブラシで汚れを取り、ジェルタイプを塗り込み、その後は、ペットボトルのキャップ1杯程度の水でうがいをする
⑥ フッ素は魔法の薬ではない?!塗らなくても虫歯予防はできる♪
ここまで「フッ素=虫歯予防に効果的」とお話ししてきました。 フッ素は歯磨きが出来てこそ効果があります! がしかし。。。歯磨きが出来て、フッ素を積極的に取り入れていても、残念ながら虫歯になることがあります。 なぜならば、虫歯には食生活が大きく関係しているからです。 虫歯は、虫歯菌が出す酸によって、歯が溶かされることにより穴が開き進行していきます。酸が口の中に出ている時間や回数が長ければ長いほど虫歯になるのです。 食事3食以外で、間食回数が2回までは虫歯になりにくく、3回以上では虫歯になりやすいという、研究結果もあります。 食事以外で、おやつやジュースを3回以上食べたり飲んだりしている食生活の場合は、フッ素を積極的に取り入れる前に、まず食生活を見直すことから始めることをお勧めします。 いやいや!ちょっと待って!! ただ、子育て中の間食は、母にとってマストアイテムの一つであり、時として救世主! そんなの無理無理〜〜〜 そりゃそうですよね! そんな時は、ぜひ一度相談に来てください!
子育て&歯科衛生としての知識と経験から、フッ素の有効活用方法と食生活、お母さん目線からの様々な角度から、母子共に無理なく虫歯予防ができる方法を一緒に考えます。
政久歯科醫院の予防歯科についてはこちらから⇨
政久歯科醫院の小児歯科・マタニティ歯科についてはこちらから⇨
この記事の筆者
歯科衛生士:中島加奈
![歯科衛生士:中島加奈](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2024/07/f04a352ec3f4b857b97fb24b9e6dbb92.jpg)
プロフィール
- 歯科衛生士歴22年
- 米粉ナチュラルアドバイザー
- 3児の母
- お口育て教室・離乳食講座開催
この記事の監修者
院長:政久 直紀
![政久 直紀院長](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2023/12/29-300x200.jpg)
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設
![政久歯科醫院のInstagram](https://m-dental.net/column/wp-content/uploads/sites/3/2022/02/31563740692dcb2e222dc780bb482357-300x90.png)
受付山本が見た!患者様には見せない歯科衛生士の努力✨①
2021年11月16日
こんにちは!
政久歯科醫院 受付の山本です😊
いつもお読みくださり、ありがとうございます✨
読んでくださる皆さんのお声に励まされて、楽しくブログを更新しています♪
![](https://m-dental.net/wp-content/uploads/sites/3/2020/10/bench-560435_1920.jpg)
さて、いつも突然ですが😅
歯科醫院にはどんな職種の人が働いているかご存じですか?
実は、歯科醫院にはさまざまな仕事の専門家が一緒に働いています💡
歯科医師
歯科衛生士
歯科技工士
歯科助手
受付
クリーンスタッフ
など、醫院によって常勤・非常勤・外注(技工)などは様々ですが
それぞれの専門の分野のプロとして働いています。
![](https://m-dental.net/wp-content/uploads/sites/3/2021/10/fd60843eab8d1f2e9d06e9b3cf032e11.jpg)
更に、歯科で扱う器具や薬剤などを手配してくれる歯科材料屋さんや
歯科醫院で扱う機械やプログラムの開発者の方
快適な空間を作るために醫院内装の設計をしてくださる専門家
普段患者様とは接する機会のない職種の方も多くいて
様々な分野の多くの方が関わってくださり診療がなりたっています✨
その中でも、今回は
歯科衛生士にフォーカスを当てて書きたいと思います💡
![](https://m-dental.net/wp-content/uploads/sites/3/2021/07/ISEI9787-scaled.jpg)
前回は醫院内での研修について書きましたが
今回は醫院の外で受ける研修についてもご紹介します✨
歯科業界の卒後研修(卒業後に参加するセミナーや講義)ってご存じでしょうか?
たとえば、
歯科衛生士は歯科衛生士学校に通い
授業や実習を経て、卒業試験に合格し
さらに、国家試験に合格して
初めて資格を得て、歯科衛生士としてお仕事をすることができます。
だからこそ、入社したてで
醫院の中のことを
右も左も分からないとか
歯科衛生士の専門的な業務を抜けば
仕事が全く何も出来ないという子は
ほとんどいません。
実はそれでも、
就職してから知る・学ぶことは
とても多いです。
![](https://m-dental.net/wp-content/uploads/sites/3/2021/10/kids-g18e0be940_1920.jpg)
学校を卒業して
資格を取ってしまえば
後は全く勉強しなくても大丈夫♪
ではないのです😅
それは、
患者様が信頼して預けてくださる
お口の健康をより良い状態になるようお手伝いするために
必要な知識や技術を学び続け
磨き続けるために
必要な勉強・研修なのです。
以前、美容業界と歯科業界は
学校卒業後も勉強会やセミナーが多い
勉強熱心な人が多い職業の1つだと
聞いたことがあります💡
![](https://m-dental.net/wp-content/uploads/sites/3/2021/10/line_oa_chat_201106_110641.jpg)
日々の診療での経験と
セミナーや勉強会で得る知識を
活用して
どんどん深められるお仕事です✨
政久歯科醫院の歯科衛生士は
日々の診療の中での学びに加えて
院長とのカンファレンス
症例検討
勉強会への参加
自主トレーニングを積んでいます。
いかがですか?
普段診療中には笑顔で患者様とコミュニケーションをとったり
ドクターの診療を補助している姿を目にされるかと思いますが
見えないところでの勉強?
研修?
どんなことをしているのでしょうか?
続きは次回のブログでお伝えします😊💡
ぜひ読んでいただければ嬉しいです✨
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
政久歯科醫院は
美しく健康でありたいという
想いを全力でサポートいたします‼️
医療法人BLISS 政久歯科醫院
〒700-0822
岡山市北区表町1-5-1シンフォニービル2階
☎︎(086)234-5255
平日9:30〜13:00/14:30〜19:00(木曜日を除く)
土曜9:00〜13:00/14:30〜18:00
休診日:木曜日、日曜日、祝日
転居地でのインプラントメンテナンス
2018年6月20日
インプラントメンテナンス受けられていますか?
お口の中にインプラントが入っているけれど、
しばらく歯科医院でのメンテナンスを受けていない!!
という方はいらっしゃいませんか?
以前お住いだった地でインプラント治療を受けられ、
転居後、メンテンスを受けられていない方。
インプラント治療を長持ちさせるためには、
適切なメンテナンスが必要不可欠です。
転居された後も、転居先にてインプラントメンテナンスを
受けられる歯科医院をお探しになり、メンテナンスを
お受けください。
きちんとセルフケアとプロフェッショナルケアを続ければ、
インプラントは半永久的に第2の永久歯としてお口の健康を
支えてくれるありがたい存在です。
インプラント周囲炎
インプラントはチタン製のボルトを使った人工歯根ですので、虫歯になることはありません。
しかし、メンテナンスが不十分であると、「インプラント周囲炎」という病気に
なってしまうことがあります。
インプラント周囲炎は、ボルト部に細菌が感染することで症状が出始め、
天然歯の歯周病と同じように歯茎の腫れや出血、口臭などの症状が出ます。
インプラント周囲炎において、これらの自覚症状が出たときには
すでにインプラント周囲の骨の状態は吸収(溶けてなくなっている)が進んでいる
事が多くあります。最悪の場合、せっかくセットしていたインプラントを
取り除かなければならないケースもあります。
歯科医院でのインプラントメンテナンス
①視診によるチェック
歯茎の腫れ、出血、排膿をチェックします。
②インプラント周囲のポケットの測定
③レントゲンやCTでの撮影
必要に応じて、レントゲンの撮影、場合によってはCT撮影を行い、
インプラントを支える骨の状態を確認します。
④補綴物を固定しているネジの緩み、噛み合わせのチェック
⑤インプラントの専門的なクリーニング及び歯ブラシの当たり具合のチェック
まとめ
インプラント治療は継続的なメンテナンスがとても大切です。
施術した歯科医院で継続して口腔内の管理、メンテナンスを受けることが
理想的ですが、転居された場合でもメンテナンスを継続することが
インプラント治療を長持ちさせるために必要不可欠です。
インプラントは、天然歯と同等の咬み心地や、見た目を取り戻せる優れた治療です。
しかし、治療が完了したらそれですべて終わりではありません。
むしろ、そこからのメインテナンスがとても重要です。
実はインプラントは、メインテナンスを怠ると、抜け落ちてしまうことがあります。
逆を言えば、メインテナンスをしっかり行っていれば、長い期間使えます。
手術をしてせっかく埋め込んだインプラントを長持ちさせるために、治療後のメインテナンスを欠かさないようにしましょう。
メンテナンスを怠ると…
ご存知ですか?インプラント周囲炎
インプラント周囲炎とは、いわゆる「インプラントの歯周病」。天然歯と同じように、歯周病菌によって歯ぐきやインプラントを支える顎の骨などの歯周組織が破壊されてしまう病気です。悪化するとインプラントはぐらつき、最終的には支えを失って抜け落ちてしまいます。
また、インプラントを支える歯周組織は天然歯のときより細菌に感染しやすく、さらに人工物であるインプラントは異常に気づきにくいというリスクも抱えています。インプラント周囲炎からインプラントを守るには、毎日の適切なブラッシングのほかに歯科医院での定期的なメインテナンスが欠かせません。患者様自身が意識して、積極的に取り組みましょう。
転居後のインプラントメンテナンスでお困りの方、お気軽にお問合せください。
インプラントのメーカー等がわからない場合も、メンテナンス対応可能です。
![](http://masahisa-dental.sakura.ne.jp/column/wp-content/uploads/2018/05/web_logo600x384-1-300x192.png)
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