口臭が気になる!お口の臭いを改善する方法|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年11月11日
口臭は多くの方が気になる悩みの一つですが、原因や対策が明確であれば改善することが可能です。口臭の原因はさまざまで、食べ物、口の中のトラブル、そして病気までが関わっている場合があります。ここでは、口臭の原因と改善方法を詳しくご紹介します。ぜひ参考にして、清潔で爽やかな息を手に入れてください。
口臭の原因

口臭は日常生活や体調、または食生活によっても発生することがあります。 以下に主要な原因をいくつか紹介します。
食べ物による口臭

ニンニクや玉ねぎ、アルコールなどの強い香りの食べ物や飲み物が、口臭を悪化させる原因となります。消化過程で成分が体内に吸収され、血液を通じて肺に達し、呼気として排出されるため、口の中を洗浄しても一時的な効果しかありません。
口の中のトラブルによる口臭

お口の中のトラブルが原因となって起こる口臭をご紹介します。
〇歯周病
歯周病は、歯と歯茎の間に炎症が起こる病気で、進行すると膿や細菌が増え、強い口臭が発生します。
〇虫歯
虫歯も口臭の原因の一つです。虫歯が進行して細菌が増えると、腐敗した臭いが口の中に漂うことがあります。
〇お口の乾燥
口が乾燥すると、唾液の量が減少し、細菌が繁殖しやすくなります。唾液には抗菌作用があり、口の中を清潔に保つ役割を果たしますが、乾燥によってその働きが低下するため、口臭が発生しやすくなります。
〇舌苔(ぜったい)
舌に付着する白い苔のようなものを「舌苔」と言います。これには食べカスや細菌が含まれており、舌苔が溜まると口臭の原因になります。
病気による口臭

お口以外の疾患が原因で起こる口臭をご紹介します。
〇蓄膿症(副鼻腔炎)
副鼻腔に膿が溜まる「蓄膿症」では、膿の悪臭が鼻腔を通じて口に広がり、口臭の原因となります。この場合、口のケアだけでなく耳鼻科での治療が必要です。慢性化すると悪臭が強くなることが多いです。
〇胃腸の不調(逆流性食道炎など)
胃酸が食道や口に逆流する「逆流性食道炎」は、胃酸の臭いが口に広がり口臭を引き起こすこ とがあります。また、胃炎や胃潰瘍でも胃からの臭いが逆流し、口臭の原因となることがあります。
〇糖尿病
糖尿病が進行すると、体が脂肪を分解してエネルギーを作ろうとし、その際に「ケトン体」という物質が生成されます。ケトン体には特有の甘酸っぱい臭いがあり、これが口臭として現れることがあります。この臭いは「ケトン臭」とも呼ばれます。
〇肝臓や腎臓の機能低下
肝臓や腎臓が機能低下を起こすと、体内で分解されるべき物質が血中に残り、口臭に影響しま す。特に肝臓が不調な場合は「肝性口臭」と呼ばれる独特の腐敗臭が発生します。腎臓が機能不全に陥ると、尿素の代謝が正常に行われず、アンモニアの臭いが口臭となる場合があります。
〇口腔カンジダ症
口の中でカンジダ菌という真菌が増殖し「口腔カンジダ症」を引き起こすと、白い舌苔が大量に発生し、口臭を伴うことがあります。カンジダ症は免疫力の低下時や、長期的な抗生物質使用によって発症しやすくなります。
〇扁桃腺炎や扁桃結石
扁桃腺に炎症が起こると、膿が溜まり口臭の原因になります。また、扁桃腺の隙間に食べカスなどが固まって「扁桃結石」ができると、強い口臭が発生することがあります。結石は自然に出てくることもありますが、耳鼻科で取り除いてもらうのが効果的です。 病気が原因で口臭が発生している場合、口腔ケアだけでは改善しにくいことが多く、医療機関での専門的な治療が必要です。気になる症状がある場合は、早めに医師の診断を受けましょう。
口臭の改善方法
口臭の改善には、プロのケアと日々のセルフケアが重要です。以下の方法を試してみましょう。
歯医者でのクリーニング(PMTC)

歯科医院で受けられるプロフェッショナルクリーニング(PMTC)は、歯の表面や歯茎のラインにあるプラークや歯石を取り除き、口臭の原因を解消するのに役立ちます。定期的に受けることで、口の中を清潔に保てます。
生活習慣の見直し

口臭は生活習慣とも密接に関わっています。以下のポイントを心掛けましょう
〇食後はしっかりと歯磨きする
食後の歯磨きは、食べ物の残留物や細菌の増殖を防ぐために欠かせません。
〇水分をしっかりと摂る
水分不足は口の乾燥を引き起こします。こまめに水を飲むことで、唾液の分泌を促し、口の中を潤して細菌の繁殖を抑えましょう。
〇喫煙や飲酒を控える
タバコやアルコールは、口臭を引き起こす原因となります。できるだけ控えるか、習慣を見直すことが大切です。
セルフケアアイテムの使用で効果的なケアを

〇マウスウォッシュ
口の中を簡単にリフレッシュできるマウスウォッシュは、口臭予防に効果的です。
〇舌ブラシでの舌のケア
舌苔を取り除く専用の舌ブラシやスクレーパーを使用することで、口臭を軽減できます。
〇歯間ブラシやデンタルフロスの活用
歯と歯の間に残る食べカスやプラークは、歯磨きだけでは取り除きにくいものです。歯間ブラシやフロスでしっかりとケアしましょう。
この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設

治療ではなく予防が大事|メンテナンスの重要性|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年10月30日
歯医者に行くベストなタイミングは「歯が悪くなる前」です!
治療をする歯医者から予防をする歯医者へ

一昔前は、「歯が痛くなったら歯医者に行く」という方が多かったですが、最近では歯科医院は「悪くなる前に予防に行く場所」に考え方が変わってきています。 実は、歯を失う原因になる「虫歯」や「歯周病」は、予防ができる病気です。 しかし、適切な予防が行われず罹患する人が多く、虫歯や歯周病になってしまったら、必ず治療が必要になってしまいます。その後予防が行われず、更なる治療を繰り返すことによって「歯の寿命」はどんどん短くなり、最終的に歯を失ってしまうこともあります。 当院では、予防歯科に力を入れています。 患者様一人ひとりに合わせた予防プログラムを行い、ご自身の歯を出来るだけ長く健康に保つことができるようサポートしていきます。 今回は、予防が大切な理由と予防することのメリット、そして当院で行っている予防についてお伝えします。
どうして虫歯予防が大切なの?
虫歯は歯質が溶かされていく疾患です。一度溶かされた歯質は元に戻らないため、溶かされた部分を修復する治療が必要になります。 虫歯治療では、虫歯部分を削って詰め物や被せ物をして修復します。一度修復した歯も詰め物や被せ物の隙間から再度虫歯になってしまうリスクがあり、何度も再発を繰り返してしまうことがあります。 その結果、徐々にご自身の歯質は少なくなり、最終的に抜歯せざるを得なくなってしまう可能性があります。 このように虫歯は、一度罹患して治療を始めると、治療サイクルに陥ってしまうことがあります。 そうならないために、虫歯になる前に予防をすることが大切なのです。
どうして歯周病予防が大切なの?
歯周病は、歯周病菌が出す毒素により、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶かされていく病気です。 歯周病が進行すると、最終的に歯を支えることができなくなり、歯が抜け落ちてしまいます。 歯周病は、自覚症状が数ない疾患です。初期の段階では、痛みなどの自覚症状がほとんどなく、ご自身では気づけないことが多いです。 歯周病はゆっくり知らず知らずのうちに進行し、気づいた時には中程度から重度にまで進行していることがあります。そして、破壊された歯槽骨は元に戻ることはありません。 歯周病にならないように、もしくは今の状態よりも進行しないようにコントロールをすることが大切なのです。
予防には定期的なメンテナンスが重要です

虫歯や歯周病の予防には、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けること、それから自宅での毎日の丁寧なケアが大切です。 予防は一度で終わるものではありません。日々の歯磨きに加えて、定期的なメンテナンスにより、自宅では取り除けない汚れをしっかりと除去するからこそ、お口の健康が保たれます。 ここからは定期的にメンテナンスを受ける事で得られるメリットをご紹介します。
定期的にメンテナンスを受けるメリット
さまざまなお口のトラブルを早期発見し早期治療ができる
虫歯は、初期の段階では痛みを感じることがありません。また、歯周病にいたっては痛みを感じることなく進行し、気づいた時には重度にまで進行していることもあります。 当院では定期的にメンテナンスで歯科衛生士が歯周組織の検査やクリーニングを行い、1年に1回お口全体のレントゲンを撮影し歯科医師が各印することで、自分では気づくことが難しい初期の虫歯や歯周病を、早期発見・対処することができます。 また、お口のトラブルは虫歯や歯周病だけではありません。 歯が割れたり破折すること、詰め物や被せ物が取れてしまうこともあります。トラブルに早く気づき治療をすることで、悪化するのを防ぐことができます。 また、粘膜の病気に気づくきっかけにもなります。 発生率は少ないですが、舌がんや歯肉がんなど、口の中に発生するがんもあります。定期的なメンテナンスで、そのような異常にいち早く気づくことが可能です。
全身の健康維持につなげることができる
虫歯や歯周病は全身の健康とも関わりがあります。 特に歯周病は深い関係があり、歯周病の進行は、糖尿病・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞などのリスクを高めると言われています。 歯周病の発症や進行を予防することで、全身の健康維持にもつながります。
経済的な負担が軽くなる
予防歯科も治療費がかかりますが、虫歯や歯周病にかかると、治療費用や期間・回数がかかることもあります。定期的なメンテナンスで、治療の回数を減らすことで結果的に費用をおさえることができます。 お口の健康は、全身の健康維持にも繋がることから、虫歯・歯周病を予防することで生涯の医療費全体の削減にもなります。 ここからは政久歯科醫院の取り組みをご紹介します。
歯科衛生士は担当制です

当院では、定期的なメンテナンスにおいて、歯科衛生士の担当制を取り入れています。 担当制にすることで、患者様のお口の状態、治療歴、虫歯や歯周病のリスクから生活習慣まで継続的に把握することができます。政久歯科醫院では、患者様とのコミュニケーションを大切にし、会話の中からも患者様に合ったきめ細かい処置や、適切な予防ケアを行うことができます。 当院で行っている予防プログラム<h2> 当院ではさまざまな処置や検査を取り入れており、患者様に合わせた予防プログラムを実施することができます。中でも特徴的なものを紹介します。
唾液検査
当院では「SillHa(シルハ)」という唾液検査機器を導入しています。この検査では、専用の検査液で口をすすいでいただき、その検査液を調べることでむし歯菌の多さ・酸性度・緩衝能(かんしょうのう)・白血球・タンパク質・アンモニアの数値を測定することができます。この数値からお口の状態・虫歯や歯周病のリスクが知ることができます。
PCRを使った歯磨き指導
PCRとはプラーク・コントロール・レコードの略で、歯磨きがうまくできているかを知るための指数です。 当院では、歯垢に反応する染色液を用いて染め出しを行い、磨き残しの部位を記録・数値化しPCRを出します。ご自身の磨き方の癖や磨き残しのある部分を見つけて、患者様が適切な歯磨きができるようにお一人お一人に合った歯磨きのポイントをお伝えしサポートしています。
PMTC
PMTCとは、プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニングの略で、歯科医師や歯科衛生士が行う専門的な歯のクリーニングのことを指します。 専横の機械・器具を使って、ご自身では取りきれない歯垢や細菌の集合体(バイオフィルム)を除去し、虫歯や歯周病になりにくい環境を整えます。 PMTCは適切な頻度で定期的に受けることで予防効果が高まります。お口の状態に合わせて、通院の頻度やタイミングを歯科衛生士からお伝えしています。
エアフローの利用
エアフローは、PMTCで使用する機器の一つで、ジェット水政久歯科醫院の予防歯科ページ流と微粒子のパウダーによって歯面を効果的に清掃することができます。歯磨きでは取り除くことのできない細菌の集合体(バイオフィルム)を除去するほか、強固な着色汚れにも効果的です。 歯と歯ぐきを大切にしながらクリーニングが出来るため、痛みが苦手な方にも快適に受けて頂けます。
歯石除去(スケーリング・ルートプレーニング)
歯周病治療の基本は正しい歯磨きと歯石の除去です。歯科醫院では患者様ご自身で取り除くことが難しいプラークや歯石を専門の機器で取り除いています。歯石を除去せずに放置していると、炎症が起こったり、歯と歯ぐきの間の溝が深くなってしまいます。 歯周病が進行する前に定期的に歯石除去をすることで歯周病予防になります。 超音波スケーラーやハンドスケーラーを使って適切に歯石を除去します。
まとめ
いかがでしたか?
虫歯も歯周病も痛みが出てからの通院・処置では、歯の寿命を短くしたり、歯を支えている骨が溶けてしまったりと、元の状態・健康な状態に戻すことが難しい場合が多くあります。 予防をすることによって、歯と歯周組織、さらには全身の健康を守ることに繋がります。 ご自身のお口の体の健康のために、予防をすることをおススメします。
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この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設

インプラントは虫歯にならない?治療後の口腔内トラブルについて解説|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年9月16日
インプラントは虫歯にならないって本当?

虫歯や歯周病などで歯を失ってしまった場合、通常歯入れ歯かブリッジかインプラント、場合によっては矯正のいずれかを選択して治療を行なっていきます。 その中でも一番『天然の歯に近い噛み心地』を再現できるのはインプラントですが、実はインプラントは虫歯にならないというメリットもあります。 しかし、インプラントは虫歯にならないと安心してしまうことは要注意です。今回はインプラントがなぜ虫歯にならないのか、また虫歯以外で気をつけたい口腔内のトラブルについて解説していきます。
なぜインプラントは虫歯にならないのか

インプラントが虫歯にならないのは、インプラントが天然の歯ではないからです。 インプラントはチタン製の人工歯根のことで、虫歯の細菌の影響を受けることはありません。 虫歯菌のエサである糖分をもとに歯の表面を溶かす酸を発生して虫歯となります。 歯を構成しているエナメル質や象牙質などは酸に溶けてしまうので虫歯になってしまうのに対して、インプラントの素材は細菌に対して耐性があり、虫歯が発生することはありません。
インプラントの口腔内トラブルは?

インプラントは虫歯にはなりませんが、その他のインプラントに関連する口腔内のトラブルが起きる可能性はあります。
インプラント周囲炎
インプラント周囲炎とは、インプラントを支える周囲の歯肉や骨に起こる炎症や感染症のことです。主に適切にケアが出来ていない状態が続くと、溜まったプラークが原因で細菌が繁殖し、炎症を起こします。 インプラント周囲炎の症状は、歯肉の腫れや出血、進行した場合は周囲の骨が吸収されることでインプラントが動揺します。
インプラント周囲の虫歯
インプラント自体は虫歯になることはありませんが、インプラントの周囲の歯が虫歯になることはあります。 虫歯になった歯の周囲はプラークも溜まりやすく、虫歯と気付かずに治療せず放置してしまうと、近くのインプラントの周囲にもプラークの影響を受けてインプラント周囲炎になってしまう可能性があります。
インプラントが抜け落ちる
インプラント周囲炎が進行した場合はインプラントが抜け落ちてしまうことがあります。 インプラント周囲炎はインプラントの周囲の歯肉のみならず、インプラントを支えている歯槽骨まで炎症が及んでしまうことがあります。歯槽骨がインプラントを支えられない状態まで吸収してしまうと自然にインプラントが抜け落ちてしまいます。
インプラントの破損
インプラントが破損してしまうことが稀にあります。 インプラントは、インプラント体・アバットメント・人工歯の三つの構造で出来ています。 セラミックなどの素材で作られることが多い人工歯が欠けてしまうことが多いです。人工歯が欠けてしまう主な原因は、噛み合わせの力が強くかかってしまっていたり、就寝中の歯ぎしりなどです。もし人工歯が欠けてしまった場合は、再度人工歯を作り直すことも可能です。 また稀ですが、アバットメントがゆるんでしまうこともあります。
口腔内トラブルを回避する方法

インプラントにまつわる口腔内トラブルは事前に回避することができます。 なるべく長くインプラントを使っていけるように、参考にしてみてください。
毎日のケアについて
インプラント周囲炎の予防には、毎日のケアをしっかり行い、炎症の原因となるプラークを残さないことがとても重要です。 インプラントのブラッシングはなるべく柔らかめの歯ブラシを使用し、インプラントと歯肉の境目を優しくマッサージするように磨きましょう。 歯ブラシのみならず、インプラントと隣の歯との間はデンタルフロスや歯間ブラシなどの補助的な道具を使用することでさらに細かい汚れまで除去することができるのでおすすめです。
当院で行っているケアに関して
インプラントをホームケアで毎日お手入れすることはとても重要ですが、ご自身では取りきれない汚れや歯石などは歯科医院にて定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう。 インプラントのアバットメントの緩み・噛み合わせのチェックもメンテナンスの際に確認します。 また政久歯科醫院では、メンテナンスに精通した歯科衛生士がそれぞれの患者さんを専属で担当しています。 担当制で毎回同じ歯科衛生士が患者さんのお口の状態を把握しているので、小さな変化にも気付くことができます。 今回お伝えしたように、インプラントは虫歯になることはありませんが、インプラント周囲炎になる可能性はあります。 当院では悪くなる前の予防が重要だと考えております。インプラントが入った後もなるべく長く使っていけるように、メンテナンスは必須です。 インプラントのお手入れの方法などでお悩みの場合はお気軽に当院までご相談ください。みなさまのかかりつけ医として、予防のお手伝いをさせていただきます。
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この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
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歯ぐきの腫れ放っておくとどうなる? 〜腫れを治すには?〜|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年9月2日
ある日突然歯ぐきが腫れてしまい驚いた経験はありませんか? 「違和感や痛みを感じて、鏡で確認したらぷっくり腫れていた」 「少しも違和感はなかったのに歯磨きの時に歯茎の腫れに気がついてビックリ!」 では、なぜ歯茎が腫れるのでしょうか?また放置しておくとどうなるのでしょうか? 「放置しておけばそのうち腫れはひくでしょう♪」という方にぜひお読みいただきたい内容です。 最初に、歯ぐきの腫れには3つの原因があります。 その原因は『虫歯』『歯周病』『腫瘍』です。 それぞれについて詳しく説明します。
まずは虫歯について

虫歯とは虫歯菌が産生する酸によって歯が溶けてしまうことを言います。 その為、小さい虫歯に関して言えば、歯ぐきが腫れることはほとんどありません。 ただ、虫歯が歯ぐきの際にできてしまった場合、そこに食物残渣やプラークが溜まり歯ぐきが炎症を起こし、歯肉炎として腫れることはあります。(これは歯周病で腫れることと同じ現象なので後述します。) しかし、虫歯がだんだんと大きくなり、神経に及ぶ程の虫歯を放置しておくと、むし歯菌による感染で神経が死んでしまいます。 神経の管に感染がある状態が続けば、炎症は歯の根の先に進み、根の先の骨を溶かしていくようになります。 骨を溶かし、その空間の中で膿が外に出ようとし、激しい痛みを伴いながら外への出口を探します。骨を貫通した際には膿が骨と歯ぐきの中にたまり、歯ぐきが腫れることがあります。 治療法としては、原因である歯の根の治療や、抜歯を行います。そののち、応急的な処置で歯茎を切って膿を出してあげるような処置や投薬を行います。
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次に歯周病です。

歯周病とは字の通り歯の周りの組織で起こる病気です。プラークなど口腔内の汚れ、細菌によって歯ぐきが炎症を起こすと赤くなったり、腫れたりします。これは歯肉炎と呼ばれる現象です。歯ぐきが腫れ、歯と歯ぐきの間にあるポケットがみるみる深くなっていきます。ポケットが深くなればさらに汚れがさらに溜まりやすくなり、歯ぐきの中で炎症がおこります。この炎症によって歯を支える骨がなくなっていくと、歯がグラグラと揺れたり、抜けてしまったりします。これが歯周病です。 歯ぐきが腫れたり、ブラッシングで簡単に出血したりすると、すでに歯周病が進んでいるかもしれません。 歯石や歯ぐきの中の汚れは歯ブラシでは取れないので、適切な歯周治療を行い、その後定期的なメンテナンスをしていくようにしましょう。
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最後に歯ぐきが腫れる原因の一つに挙げられるのは腫瘍です。

腫瘍とは悪性のものでいうと癌、などもありますが、腫れただけで、特に何ともないものもあります。 気をつけなければいけないのは口の中の違和感が急激に強くなるものです。 悪性のものは進行がとても早いので、少しでも気になることがあれば検査をすることをお勧めします。 歯ぐきが腫れたという症状にも色々な原因があります。歯を健康に保ち、このような状態にならないようにしましょう。
予防歯科なら岡山にある【政久歯科醫院】へ
いかがでしたか? 「たかが歯茎の腫れ、放っておけばそのうち治る」と放置せずに 気になる症状がある場合は歯科醫院にご相談ください。 また、普段ご自身で気づくことが難しいお口の変化を定期健診でプロがチェックします。 虫歯・歯周病など、痛みがない状態で静かに進行している場合もあるので 定期的に歯科醫院のチェック・メンテナンスをおススメします。
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この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設

夜に限って歯が痛くなるのはなぜ?~どうしようもなく歯が痛い時の対処法~|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年8月12日
普段は全くお口の痛みを感じることはなかったのに「夜中に突然歯が痛くなってしまった」という経験はありませんか?
患者様からは「昼間は何ともなかったのに、夜に限って痛くなるんよ」というお話しも伺います。今回は「なぜ夜に歯が痛くなるのか?」そして「痛くなってしまったときの対処法」をお伝えします。

歯が痛くなる原因
まずは歯の痛み(口周りで感じる痛み)がどのようなことが原因で起こるかについてお話しします。痛みが出る原因は大きく3つあると言われています。
①虫歯

痛みが出る原因の1つは『虫歯』です。
虫歯は虫歯菌が産生する酸によって歯が溶けてしまうことによって起こります。
虫歯が進行して、溶けた部分がだんだんと歯髄(神経や血管が入っている部分)に近づく事で神経が敏感になり、しみたり、痛みを感じるようになります。虫歯が小さい時は少し冷たいものがしみる程度ですが、だんだんと大きくなるにつれ、何もしていなくても痛みがあるなど、症状は悪化していきます。
②歯ぎしり

次に挙げる痛みの原因は『歯ぎしり』です。
正確には咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)といいます。強く歯ぎしりをしている人は歯全体が痛くなることが多いです。起きている時に痛みが出ることもありますが、この症状は朝起きた時に強く痛みを感じます。これは、寝ている時は理性が働かないため、起きている時の6〜7倍の力で歯ぎしりを行うことが原因です。無意識に歯ぎしりをしているということは多々あります。また、歯だけではなく口周りの筋肉も痛くなったり、耳の手前が痛くなったりもします。ここまで進行すると『顎関節症』という状態になります。
③親知らず

痛みの原因3つ目は、親知らずが原因で痛みを生じることもあります。親知らずの周囲の歯茎に炎症を起こすことを智歯周囲炎と言います。処置として消毒をしたり薬を飲んで炎症を落ち着かせます。もし、症状が頻回に起こるようなら、親知らずを抜くことも考えなければなりません。
痛みはこのようなことが原因で起こります。
では、本題の『なぜ夜間に痛みが強くなるか』について話します。
なぜ夜間に痛みが強くなるのか?

人の神経の中には『交感神経』と『副交感神経』があります。
これらは闘争・逃走反応とも呼ばれます。
例えば「スポーツをしている時などにアドレナリンが出る」という言葉を聞いたことはないでしょうか?アドレナリンは交感神経の伝達物質です。交感神経は人が闘争している時に働きます。
一方副交感神経は逃走、つまり身体を休めるときに使われます。
寝ている時はこの副交感神経が優位に働くといわれています。
副交感神経が優位に働くと、身体を休めるために血管が拡張されたり、血流の増大がおきます。これが原因で日中と比べて歯の痛みも感じやすいと言われています。
痛みが出た時の対処法

最後に、歯の痛みに対してどのように対応すればいいかをお伝えします。
前述したように、歯の痛みの原因は様々です。その為、痛みがある場合はできるだけ早く歯科医院を受診されることをおススメします。痛みの原因によって対処法は全く異なる為、歯科医師の診察・診断を受けて、原因を取り除く事が大切です。
もしも夜間のように、すぐに歯科を受診できない時に痛みが出た場合には、市販の痛み止めを利用して、応急的に痛みをしのぎましょう。
まとめ
歯は食事だけでなく、全身の健康にとても関係しています。そして一度削った歯は、骨折のように自然治癒することはありません。そのため、できる限り自分の歯を大切にしましょう。
急な痛みを出来る限り回避するには、食事の内容や回数・歯磨きの仕方・定期健診を受診することが大切です。
政久歯科醫院の定期健診では、定期的にレントゲン写真や歯周病の検査でお口全体の状態をチェックし、歯磨きの仕方や食生活のアドバイスも行っています。
また「気持ち良くてスッキリする」と好評のクリーニングでは、歯に傷をつけにくい機械で、お口をツルツルにすることも出来ます。
痛みなどのお困りごとを感じることなく、快適に過ごすために、歯科醫院で定期健診(プロフェッショナルケア)を受診されることをおススメします。
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院長:政久 直紀

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フッ素について|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年7月1日
皆さん、フッ素ってご存知ですか? 「虫歯予防のためにフッ素を塗りましょう」ってよく聞きますよね! しかし、その一方で「フッ素は塗らない方が良い」「身体に悪い」「危険」という話も聞いたことがあるのではないかと思います。 でも実のところ、よく知らないし分からないけど、みんな塗っているし、 歯医者さんで定期検診の時に「フッ素つけておきますね〜」って言われたから 塗っているってことはないですか? そこで今回は、 フッ素についてお話しします。

① フッ素って何?
フッ素とは・・・フッ素(正式にはフッ化物・フッ素化合物)は、虫歯菌の出す酸に抵抗できる歯(溶かされにくくする)をつくったり、虫歯菌の活動を抑制する効果があります。 フッ素はほとんどの食品に含まれるミネラル成分の1つで、魚介類や野菜、肉、牛乳、塩、お茶の葉っぱなど、多くの食品に含まれており、ビタミン類の様に、毎日摂らなければならない必須の栄養素に位置付けられています。特別なお薬というわけでなく、人間の体内では13番目に多く存在する元素と言われています。 日常的に私たちの周りに存在するものだとわかれば安心ですね。 では、「えっ??フッ素は安心安全ってこと?なんで塗らない方が良いって言われるの?」となりますよね。 実は、フッ素単体(F2)の状態だと猛毒だからです。実は、私達の身近な自然界にはフッ素単体では存在せず、形を変えた状態に変化している&ごく微量のため、食べたり飲んだりしても、いきなり《フッ素=危険》にはなりません。 しかし、一度に大量のフッ素を取りすぎると、副作用(急性中毒/慢性中毒)が起こることもあります。
②安全性について

*安全性とは:ある物事についての安全(リスクが許容可能な水準に抑えられている状態)の度合いのこと 例えば、 生きていく上で必要な「塩分」。個人の体の大きさ(体重)や状態(病気の有無など)によって、1日の摂取目安量がありますよね。 適量取ることで、元気に生活できますが、必要以上に取り過ぎると、病気を引き起こす原因となります。 フッ素も同じく、体重によって摂取量の目安が決まっています。 たくさん歯に塗ったからといって、虫歯予防効果が高くなるものではないので、量や使用方法を守ることが大切です。 (詳しく知りたい方は、こちらをご確認ください)
急性中毒
下痢や嘔吐・吐き気・痙攣(けいれん)などが起こる フッ素の急性中毒は2~4mg/kgとされており、体重10kgであれば20mgのフッ素で中毒症状が出る可能性があります。 950ppmで計算すると, 約20kgのお子様が、フッ素ジェル(950ppm/60g)1.7本を一気に飲み込むと中毒量に達する可能性があります。 約60kgの大人であれば、5本程度の計算になりますね💦 その量を飲み込もうと思うと、飲み込めなくはないが、ちょっと無理ですよね・・・ 基本的にはお薬ですのでお子様の手の届かないところでの管理をお願いしています。 また、フッ素は蓄積されることもないので安心してお使いいただけます。
◆低濃度フッ素:日本の薬事法で定められている濃度(500〜1500ppm)でご自宅で毎日使うことによって効果を発揮します。
◆高濃度フッ素:低濃度の約10倍の濃度で、歯科医院や保健所などで塗ってもらうことができます。年に3〜4回程度塗ってもらいましょう。
③塗るとどうなるの?

フッ素には、3つの働きで虫歯の発生と進行を防ぐ効果があります。
1)エナメル質の修復を促進
酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。
2)歯の質を強化
歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、ムシ歯への抵抗力を高めます。
3)菌の働きを弱める
ムシ歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。
④フッ化物が入っている歯磨き粉の効果的な使い方

◆量
【年齢・お口の中の状況の目安】
*1歳6ヶ月・乳歯の奥歯が生え始め頃:米粒〜小豆(1〜2mm)程度:500〜1000ppm以下
*3歳頃・乳歯が全て生えそろう(20本)頃:グリンピース(5mm)程度:1000ppm以下
*6歳〜・永久歯が生え始め〜生え揃う頃:大豆1個〜2個(1〜2cm )程度:〜1500ppm

◆歯の表面にできるだけ長く留める=うがいは最小限でOK!
ブクブクうがいができないお子様は、歯ブラシで汚れを取る→歯ブラシ洗って水気を切る→フッ素を塗り込む→ その後は飲食を控える うがいができる年齢であっても、フッ素を塗り込んだ後は、うがいはペットボトルのキャップ1杯程度で軽く済ませることをおすすめしています。 ※就寝前(夕食後)がベストタイミング(最低でも30分は飲食を控える)
◆歯の萌出状況も要確認!
奥から2番目(乳歯)が生え始めたら、フッ素を塗り始めましょう。 いつまで塗るかと聞かれることも多いのですが、短くても12歳臼歯(大人の歯の一番奥)が生えて3年間くらいは特に歯科医院での高濃度フッ素塗布をおすすめしています。 また、日々の生活の中で、歯磨き粉(低濃度フッ素配合)を使用することも大切です。 虫歯のリスクが高い歯の根の部分が見えてきている方は、特に定期的に歯医者さんで検診を受け、継続的に高濃度の歯科専用フッ素を塗ってもらうと良いかもしれませんね。
◆歯磨き粉はフッ素の濃度の記載があるものを選ぼう!
歯科医院や薬局やインターネット販売など様々な場所で購入することができます。 濃度(年齢お口の中の状況の目安参照)、フッ素配合(記載名:フッ化ナトリウム・フッ化第一スズ・モノフルオロリン酸ナトリウム)、濃度、タイプ(泡/スプレー/ジェル)、お子様の年齢や歯の萌出状況、家庭で毎日使える味やタイプによって選べるといいですね!選ぶポイントがわからない時は、いつでもお気軽にご相談ください。 ※うがいができない/不安(目安:3歳未満):スプレーやジェルなど研磨剤などの入っていないものを選び、塗るだけでOK! ※うがいができる(目安:4歳以上):歯ブラシで汚れを取り、ジェルタイプを塗り込み、その後は、ペットボトルのキャップ1杯程度の水でうがいをする
⑥ フッ素は魔法の薬ではない?!塗らなくても虫歯予防はできる♪
ここまで「フッ素=虫歯予防に効果的」とお話ししてきました。 フッ素は歯磨きが出来てこそ効果があります! がしかし。。。歯磨きが出来て、フッ素を積極的に取り入れていても、残念ながら虫歯になることがあります。 なぜならば、虫歯には食生活が大きく関係しているからです。 虫歯は、虫歯菌が出す酸によって、歯が溶かされることにより穴が開き進行していきます。酸が口の中に出ている時間や回数が長ければ長いほど虫歯になるのです。 食事3食以外で、間食回数が2回までは虫歯になりにくく、3回以上では虫歯になりやすいという、研究結果もあります。 食事以外で、おやつやジュースを3回以上食べたり飲んだりしている食生活の場合は、フッ素を積極的に取り入れる前に、まず食生活を見直すことから始めることをお勧めします。 いやいや!ちょっと待って!! ただ、子育て中の間食は、母にとってマストアイテムの一つであり、時として救世主! そんなの無理無理〜〜〜 そりゃそうですよね! そんな時は、ぜひ一度相談に来てください!
子育て&歯科衛生としての知識と経験から、フッ素の有効活用方法と食生活、お母さん目線からの様々な角度から、母子共に無理なく虫歯予防ができる方法を一緒に考えます。
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この記事の筆者
歯科衛生士:中島加奈

プロフィール
- 歯科衛生士歴22年
- 米粉ナチュラルアドバイザー
- 3児の母
- お口育て教室・離乳食講座開催
この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設

妊婦の虫歯など、胎児への影響は?|妊娠中に気を付けたいこと|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年6月24日
妊婦さんは、お腹が大きくなるなどの外見的・身体的な変化だけではなく、精神的にも変化があり、生活の色んなことが特別な状況になります。そして、その変化がお口の中の状態にも様々な影響を及ぼします。 ここでは、歯科的な視点で「妊娠中に気を付けたいこと」「予防の為の医院・岡山市の取り組み」などをお伝えします。

〇妊娠に伴う口腔内への影響

妊娠に伴って生じやすい歯科的問題としては、以下のものがあります。
■虫歯の発症・進行
■歯肉炎や歯周炎の進行
■妊娠性歯肉炎
■妊娠性エプーリスの発生
■口内炎の発生
これらは妊娠による食嗜好の変化(酸っぱいもの・甘い物が食べたくなるなど)食事回数の増加、つわりによって満足に歯磨きが出来ないなどの環境の変化が関わっていると考えられています。妊娠期に知っておきたい『妊娠性歯周炎』と『妊娠性エプーリス』について説明します。
・妊娠性歯肉炎とは
妊娠中、特に妊娠終期には歯垢(プラーク)の存在に加えて、エストロゲン・プログステロンといった女性ホルモンが月経時の10~30倍にもなると言われています。このホルモンを好む細菌が増えることにより歯 周炎になりやすくなります。歯茎が腫れたり、出血することがあり、 そのまま不潔にしておくと、歯周病へと進行してしまいます。 妊娠中期から後期にに欠けて症状が悪化しやすいと言われています。 少ない歯垢(プラーク)や歯石で歯茎が腫れてしまい、お口の中全体に炎症が生じること もあります。 歯石の除去・歯磨き等でプラークコントロールを良好にすることで症状を最小限に抑えることができます。
・妊娠性エプーリスとは
妊娠中、歯茎にできる良性の腫れ(腫瘤)のことで、触ると出血したり、痛みを感じるこ とがあります。妊娠16周前後に自覚されることが多く、女性ホルモンの関与、歯石などの影響が指摘されています。出産後に自然に消えてしまうことが多いので、基本的には経過観察をすることとなります。
〇歯周病と早産の関係
歯周病と早産の関係も分かってきています。中等度~重度の歯周病になっている妊婦は、早産や低出産体重児の出産リスクが約7倍高いことがアメリカ・ノースカロライナ大学の研究で分かりました。 早産の原因としては、タバコやアルコール、高齢出産よりも『歯周病の人』のリスクが高いことも分かっています。更に虫歯による炎症によっても、早産の起こるリスクが高まります。このことからも妊娠期間中の歯科治療が重要であることが分かります。
当院の歯周病治療についてはこちら⇨
〇妊娠中に歯医者に行くのが不安な方へ

妊娠中に歯科醫院を受診することに不安を感じる方もいらっしゃると思います。 原則的に妊娠中に「一般的な歯科治療」を行ってはいけないという時期はありませんが、時期によって治療の内容や進め方が大きく変わるので、妊娠されている場合は必ずスタッフにお伝えください。 妊娠初期・中期・後期・出産後に分けて、それぞれの時期に知っておきたいポイントをご紹介します。
・妊娠初期(0~4ヵ月:1週~15週目)
妊娠初期に歯の健康診断を行うのが理想的ですが、妊娠初期は、つわりで治療中に気分が 悪くなることもあります。 消毒のニオイや、口の中を触られることで吐き気をもよおしたり、気分が悪くなりやす かったり、長時間の同じ姿勢がお腹に負担となることがあります。 負担がかかり続けると、脳貧血による立ちくらみや起立性低血圧が起こりやすくなりま す。この時期は、まだ赤ちゃんの状態も安定していないので、歯科治療を行う際には注意 が必要です。過度な緊張や長時間による治療はなるべく避ける時期です。
・妊娠中期(5~7か月:16週~27週目)
この頃には「安定期」と呼ばれる時期になっています。虫歯治療・歯周病治療など、いず れも必要な処置があればこの時期に積極的に治療することをお薦めします。受診される際 には途中で体調が優れなくなったり、楽な体勢などがあれば、遠慮なくスタッフに伝えて くださいね!できれば分娩までに治療を終えられると良いでしょう。
・妊娠後期(8~10か月:28週目~)
長時間の治療が妊婦さんの負担となるため、基本的には積極的に治療するのではなく応急 処置を行います。激しい痛みがある場合など、我慢できないような症状がある場合は、歯 科医師にご相談ください。
・出産後
出産後は免疫力が回復する2か月後が良いでしょう。
〇胎児へ薬の影響があるのか心配という方へ

歯科治療だけではなく、お薬の胎児への影響も心配される方も多いと思います。 ここでは、時期ごとにお薬が胎児に与える影響についてご紹介します。
・受精前~妊娠4週未満
この時期を『無影響期』といい、順調に妊娠が継続ができていれば赤ちゃんは薬の影響を 受けていたとしても完全に修復されて、形態的な異常は生じないとされています。
・妊娠4週目~8週未満
この時期を『絶対過敏期』といい、器官形成期で中枢神経が形成され、心臓や目、手足な どの重要な器官が作られ、薬や放射線による影響を最も敏感に受ける時期です。
・妊娠8週~16週未満
この時期を『相対過敏期 / 比較過敏期』といい、心臓中隔などの臓器や性器が形成される 時期です。大きな奇形には繋がりませんが、器官の形成も続く時期であるため、薬の服 用は慎重になる必要があります。
・妊娠16週~分娩
この時期を『潜在的過敏期』といい、胎児の形態異常は生じませんが、胎児の機能・発達 に影響します。 多くの薬剤は胎盤を通過して、胎児に移行します。 全妊娠期間使用可能な薬剤もあるため、妊娠している方は必ずその旨を伝えてください。
〇妊娠期の歯科検診の重要性

妊婦さんが歯科を受診される際は、ご自身の口腔内の変化に応じた対応と同時に、母体内で発育している胎児の健全な発育をも考慮した対応・アドバイスが必要になります。 当院では『マイナス1歳からの予防』として、虫歯予防・歯周病予防を行っています。 大人のお口を健康に保つことは生まれてくる我が子への虫歯菌の感染や低体重児出産などのリスクを下げることができます。 つわりや体調の変化により、普段通りの歯磨きが難しい場合も、うがいをする・小さめの歯ブラシの使用等でお口の中の清潔を保つ工夫を提案させていただきます。
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〇『妊婦・パートナー歯科健康診査』制度について

岡山市の取り組みとして、岡山市民である妊婦さんとそのパートナーを対象にした『妊婦・パートナー検診』があります。 妊娠期間中に1回、歯科検診と保健指導を受けることができます(クリーニングや治療ではありません) 妊婦さん、そしてパートナーがご自身のお口の中を健康な状態に保つこと、自分やお子様のお口の健康を守る為の方法・知識を付けることを目的としています。 そのためにも、まずは今の自分のお口の中がどのような状態かを知り、歯科医師・歯科衛生士からのアドバイスを受ける事が大切です。 今の状態を知ることで、出産前に適切な対応を考えることが出来ます。 母子共に健康で出産を迎える為にも、歯科の受診をお薦めします。 政久歯科醫院では、マイナス1歳からの予防に加えて胎児の発育との関連もお話ししています。特に胎児期の歯の発育に適切な栄養(タンパク質やカルシウム、ビタミンA、C、D等)の摂取が重要といった栄養・食事に関する指導も行っているので、ご家族みんなで『我が子の為の予防』に取り組まれてみてはいかがでしょうか?
この記事の監修者
院長:政久 直紀

経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設

虫歯じゃないのに歯がしみる|その原因は?|岡山にある歯医者【政久歯科醫院】
2024年6月3日

歯医者で虫歯ではないと言われたけど歯がしみる
ご飯を食べている時、飲み物を飲む時、歯がズキズキと痛くなった経験はありませんか?特に、アイスを食べた時、冷たい飲み物を飲んだ時にこのような経験をしたという方も多いのではないでしょうか。せっかくの食事も、歯が痛くて食べにくくては美味しく食事をすることもできません。歯医者では虫歯はないと言われているのに歯が痛む方、「知覚過敏」が原因かもしれません。
知覚過敏とは?
知覚過敏という言葉は、テレビCMでも流れているので耳にしたことがある方は多いと思います。 知覚過敏は冷たいものや温かいものを食べた時に、歯がしみたりズキズキと痛くなる症状が現れます。歯が痛区なると虫歯かな?と思う方が多いと思いますが、実は虫歯はなく知覚過敏が原因ということもあります。
① 歯の表面はエナメル質と言われる身体で最も硬い組織で覆われています。健康な歯の場合は、このエナメル質でしっかりと表面が覆われているのですが、エナメル質が何かしらの理由で欠けたり、すり減ってしまった時、エナメル質の下にある神経を守っている象牙質が露出し、外部からの刺激が神経へと伝わりやすくなってしまいます。これによって、歯がしみたり痛みを感じるといった症状が起きるのが知覚過敏です。象牙質は小さな穴が無数に開いているので、露出すると外部からの熱や刺激が神経に伝わりやすくなってしまいます。
⓶基本的にはエナメル質に守られているのですが、歯周病によって歯茎が下がったりすると、根が出てきて露出され、歯がしみたり痛みといった症状が起きやすくなります。
知覚過敏と虫歯の見分け方
歯が痛いと感じた時、それが虫歯なのか知覚過敏なのか、自分で判断するのはとても難しいと思います。実は違いは痛みや見た目で判断することができます。
虫歯治療について詳しくはこちら
痛みの違い
虫歯の場合は慢性的で、痛みが継続します。また、痛みの度合いがどんどん強くなっていきます。それに比べて知覚過敏の場合は一時的な歯の痛みであり、冷たいものを食べた時に歯がしみたり痛くなったりすることもありますが、10秒程度で痛みは一旦おさまります。そして、痛みの度合いが強くなっていくことはありません。
見た目の違い
虫歯の場合は、進行度合いにもよりますが歯に穴が空いたり、変色していたりします。知覚過敏の場合は、象牙質が露出していたり、歯茎が痩せて根っこの部分が見えたりします。
知覚過敏になる原因
強い力での歯磨き
汚れをしっかりと落とそうとして、過度な力でゴシゴシと歯ブラシで磨いてしまうと、歯周病でなくても歯ぐきが下がってしまう可能性があります。1回や2回では変わりませんが、日々の歯磨きで過度に力を加えてしまうと、積み重ねで歯ぐきが下がってしまう可能性があり、これによって知覚過敏になってしまう可能性があります。
歯ぎしりや食いしばり
寝ている時の歯ぎしりや、無意識な食いしばりは歯に過度な力をかけてしまいます。これにより、歯の表面がすり減ったり、根元のエナメル質が傷つき、くさびを打ち込んだ様に陥没ができてしまいます。
歯周病
歯周病が進行していくと、歯茎が下がってくるので、今まで覆われていた歯の根っこの部分が露出し始めます。歯の根っこの部分はエナメル質で覆われていないため、外部からの刺激が伝わり、知覚過敏の症状が起こります。
歯周病について詳しくはこちら
知覚過敏の治療法
セルフケアの見直し
歯ブラシの毛先を柔らかいものに変更してみたり、研磨剤の含まれていない歯磨き粉を使用したり、過度な力を入れずに優しく歯を磨いたり、日々のセルフケアを見直してみましょう。知覚過敏用の歯磨き粉もありますので、それを使ってみるのも効果的です。
薬剤でのコーティング
知覚過敏は象牙質が剥き出しになってしまうことで、痛みを引き起こしてしまうので、露出した象牙質を薬剤でコーティングすることで、外部からの刺激を受けにくくできます。 ※コーティングの効果は永久的ではないので、定期的に行う必要があります。
レジンを使用
露出している象牙質をレジン(歯科用プラスチック)で多い、外部の刺激から守ります。天然歯と同じような色なので審美性に優れていますが、経年劣化によって変色する可能性もあります。
歯周病の治療
歯茎が下がることで知覚過敏の症状が生じている場合は、これ以上歯茎が下がらないように歯周病治療を行います。
その他の方法
ナイトガードの作成
寝ている時の歯ぎしりや食いしばりによるエナメル質のすり減りを予防するために、専用のマウスピース(ナイトガード)を使用することもあります。
唾液の分泌を促す
唾液には、エナメル質を修復する成分が含まれています。エナメル質が完全にすり減ってしまった部分を唾液で元に戻すことはできませんが、今後の予防には繋がります。よく噛んでご飯を食べると唾液の分泌が進みますので、食事の際にはよく噛んで食べることを心がけましょう。
神経を抜く
健康な歯の神経を抜くことは最終手段にはなりますが、どうしても痛みに耐えられない場合は神経を抜くことも選択肢としてはあります。
根管治療について詳しくはこちら
<まとめ>
虫歯ではないのに歯が痛い時、しみる原因について説明させていただきました。歯が痛いとせっかくの食事も楽しくなく、美味しく感じないなんてこともあると思います。健康な歯を維持することが大切になりますので、日々の習慣を見直して歯の健康状態を保ちましょう。

赤ちゃんの歯医者さん~いつから始めればいいの?~
2023年6月23日
このような経験ないですか?
こんにちは!
歯科衛生士歴20年・お母さん歴15年のママさん歯科衛生士です。
突然ですが、このような経験はないですか?
(歯医者)
「むし歯になるから、甘いものはやめて、歯磨きをしっかりしてください!」
(母)
「はい!わかりました!頑張ります!」
「むし歯を作りたくないから頑張ろう!」と決意したものの、実際にはなかなか上手くいく日ばかりではなく・・・
(母:心の声)
「むし歯にはしたくないけど、甘いもの好きだし。。。歯磨きは嫌がり、押さえつけないと磨けないからかわいそう。。。歯医者さんでは約束したけど、実際は難しいな😢」

子育てをしていると様々なシーンで「理想はわかっていても現実は難しい」ことがたくさんありますよね。
そんな時には、専門家をもっともっと気軽に頼ってもらいたいと思います✨歯医者さんの理想と、お母さんの現実にあるギャップを埋められるようなご提案ができるように心がけ「歯医者さんは、子どもが楽しく通える場所」にしたいと考えています♪
今回は【赤ちゃんの歯科デビューの時期】楽しく通える場所になるポイントをご紹介します。

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≪目次≫
1.赤ちゃんの歯科デビュー時期
2.子どもが楽しく通える3つのポイント
① 赤ちゃんが通える歯医者さんってどんなところ?
② 赤ちゃんは泣いて当たり前( ´∀`)〜
③ 赤ちゃんの時から歯医者さんへ行く意味
3.まとめ
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1.赤ちゃんの歯科デビュー時期
では、いつから通い始めると「子どもが楽しく通える場所」になるのでしょうか?実は、明確な○歳○ヶ月になったら始めないといけないなどの決まりはありません。「早いから良い!」「遅いから悪い!」などということもありません。強いていうなら【お母さんと赤ちゃんの準備ができた時赤ちゃんやお母さんが外出するのにご負担の少ない時間帯や時期】をお選びください。

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2.子どもが楽しく通える3つのポイント
ここからは『子どもが楽しく通える3つのポイント』をご紹介いたします。
①赤ちゃんが楽しく通える歯医者さんてどんなところ?
歯医者さんは、治療やお口のメインテナンスをする為だけでなく『お口に問題がないか』または『問題が起こりそうなところがないか』をお口の専門家(歯科医師・歯科衛生士)の目によって確認するところです。
赤ちゃんのお口の中は、まだゼロの状態で、むし歯や歯茎の病気にもなっていません。(稀に生まれた時から歯が生えていることもあります)
その状態から何の問題もなく(むし歯なし・歯茎の病気なし・歯並びや噛み合わせが良い状態)成長をしていけたらどんなに素敵なことでしょう♪
そうなるために、赤ちゃんの時から歯や歯茎が健康な状態かを確認しに行ってみてください♪

何も問題のない小さな可愛いお口は、小さな鏡でお口の中を見るだけですので短時間で痛みもなく終わります。(令和5年5月時点では、岡山県内であれば就学前までのお子様は医療費負担なし。早めの受診をオススメします。)また、小さな頃から通うことで、人や場所に慣れることも重要です♪
⓶赤ちゃんは泣いて当たり前( ´∀`)〜<
赤ちゃんは言葉で伝えることがまだできないため「不快感」を泣いて表現します。何の為にお口の中を歯医者さんに診られているか理解できません。
しかも、よく知らない場所で『よく知らない大人に』お口の中を触られるわけですから、なんかちょっといつもと違う空気で泣いてしまうこともありますよね。

悲しい、辛い、痛いことをしているわけではないので、優しく見守り終わった後は抱きしめてあげてくださいね( ´∀`)
しかし、泣いている状態はいいことではないので、できるだけ短時間で診療を終えられるように最善を尽くします。
③赤ちゃんの時から歯医者さんへ行く意味
生まれてすぐの赤ちゃんには、まだ歯がありませんよね。だから歯を診る歯医者さんに行く必要がないと思われがちです。でも実は、歯を診る以外にも歯医者さんではたくさんのことを診ています。例えば、唇の形、唇の内側にあるヒダ、歯茎の形、舌の形、舌の裏側にあるヒダ、などです。一見、むし歯や歯並びなどのお口の病気には関係なさそうですが、実はとても大切な診るポイントです。

なぜかというと、例えば唇が閉じられなくてお口が空いたままになっていると、お口が乾燥し、むし歯になりやすいお口の状態になります。些細なことかもしれませんが赤ちゃん時の形や動きは成長と共に自然と良い状態へ変わっていくこともありますが多くは変わらずそのまま成長します。そして、むし歯の可能性だけでなく歯並びや体の成長にも関係します。
舌や唇についているヒダが突っ張ったりしているとお口を動かしにくくなることもあります。そうなると、母乳をうまく吸えず『飲む量が足りない=ご機嫌が悪くなる』『体重が増えにくい』など影響があることも。おっぱいを飲む時に音がしたり離乳食が思うように進まないもしくは丸呑みしている・お口が空いていることが多いなど、思い当たる場合は歯医者さんに相談をしてみてくださいね♪

もし、思い当たらなくても『何ともないかの確認』も出来ますので、お気軽にご相談ください。また、歯がない赤ちゃんのむし歯の予防にはお母さんのお口を調べることで事前にお子様がむし歯になりやすいかの可能性を知ることもできます。
3.まとめ
自分のことなら即決できることでも、子どものこととなると色々と考えて前に進めないことがありますよね。しかし、子どもの成長はいい意味で待ってはくれません。今も1秒単位で進んでいます。そんな我が子の成長についての教科書やマニュアルはないのです。『みんな違ってみんな良い』だからこそ、“現状の把握”や“今、必要なこと”はその道の専門家に直接聞いてみることをオススメします。また、マタニティの頃から通うことも可能です。生まれてすぐできることもたくさんありますのでぜひお気軽にご相談ください。きっと、まだまだ「大人になって通い始めた方」が多いと思います。今後は、「赤ちゃんの時から通っているよ!」が当たり前になる時代になれば嬉しいです♪
最後まで、読んでくださり有難うございました。
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医療法人BLISS 政久歯科醫院
〒700-0822
岡山市北区表町1-5-1シンフォニービル2階
☎︎(086)234-5255
【診療時間】
平日
月・火・金 9:30〜18:00
水 9:30〜12:00/14:30〜19:00
土 9:00〜17:00
休診日:木曜日、日曜日、祝日

お口の健康は全身に通ず ~歯周病~
2020年3月16日
こんにちは、政久歯科醫院 チーフ歯科衛生士 岡嶋です。
デンタルケアを通し、患者様の笑顔と健康のお役に立てることを日々幸せに思いながら、仕事をさせて頂いております。
(さらに…)