メンテナンスって?
2017年10月29日
こんにちは、デンタルケアセンター政久歯科醫院 歯科衛生士長 岡嶋です。
当院は総合歯科治療により、多くの患者様より喜びの声を頂戴しておりますが、
その後の予防(メンテナンス)に特に力を入れております。
歯科衛生士によるプロフェッショナルケアで予防を徹底的に行うことで、良い口腔環境を維持し、虫歯や歯周病になるリスクを減らし、生涯にわたり、自分の歯で美味しく食事ができる口腔機能をお守りしたいとスタッフ一同、技術向上に励んでおります。
デンタルIQ向上中
デンタルIQという言葉をご存知ですか?
虫歯や歯周病などの歯科疾患や予防に対する認知度、理解度のレベルのことです。
近年お口の健康を守るために歯科に通われる方が増えているのは、とても好ましい傾向です。
当院におきましても歯科健診やマウスクリーニングなど予防に関するお問い合わせが多くございますし、実際に痛みや不具合がないけれども、「きれいにしてほしい」というニーズが増えております。
治療後のメンテナンスにはほとんどの患者様が積極的にご来院くださっていて、「治療ではなく、予防のために歯科医院に通う」という考え方が浸透してきたなと嬉しく思います。
しかし、メンテナンスの在り方にも歯科医院によって違いがあるようで、長い間「メンテナンス」に通い、ブラッシングしてもらっていたにもかかわらず、「手遅れの状態」の患者様が数名続いてご紹介により来院され、驚いております。
メンテナンスに通っていたのになぜ?
問題のあるお口の状態を解決できていないまま、ただ歯科医院にメンテナンスに行き、ブラッシングだけをしていても意味がありません。
虫歯や歯周病になるには原因があります。歯科医院に定期的にメンテナンスに通っていても、生活習慣や毎日のセルフケアを怠れば、病気は再発しやすく、健康な口腔の状態を維持することは困難です。
予防は「治療の必要のない健康な口腔の状態」あるいは「きちんと治療された口腔の状態」を維持管理するために計画的に行われなければなりません。歯科医院においては以下のことがきちんと的確に行われることが重要です。
□ 原因除去治療が行われたか?
□ 歯周精密検査(X線検査・歯周ポケット測定・動揺度の検査)は?
□ 噛み合わせのチェックは?
□ 生活習慣のチェックは?
□ ブラッシング指導は?
□ クリーニングは?
そして、患者様ご自身による日々のデンタルケアの充実があってこそ、お口の健康は維持できます。私たち歯科衛生士は、プロフェッショナルケアにより、お口をきれいな状態にすることはもちろんのこと、患者様が普段の生活においてもきちんとした生活習慣や正しいブラッシングができるようにお伝えし、実践できるようご指導して、お口の健康を守ることが使命です。
予防歯科が導く美と健康
デンタルケアセンター政久歯科醫院では、お口全体の丁寧な診査、正確な診断、十分な説明を大切に考えております。患者様のご要望を十分お伺いして、治療計画や予防計画を立てております。
予防歯科は総合歯科治療ができてこそのものです。
健康で幸せな毎日のためにワンランク上の「予防歯科」に通うという聡明な選択をなさってください!!
歯科健診、マウスクリーニング、予防歯科に関するお問い合わせは
086-234-5255 までお気軽にどうぞ。
か強診って何ですか?
2017年10月22日
2016年度新設制度
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所
「か強診」とは厚生労働省が2016年度に制定した新しい制度で「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」の略称です。決められた施設基準を満たすことで厚生労働省から認可を受けることができる、地域完結型医療推進を行う歯科医療機関です。認可を受けている医院は2017年6月現在で約1割です。
一人一人の患者様へ生涯にわたり安心安全な歯科治療を提供することはもちろん、定期的なお口の検診や予防を図ることで患者様の健康に寄与することができると認められた歯科医院です。 (さらに…)
歯周病から身体を守るために今日からできること
2017年9月18日
全身の健康を脅かす「歯周病」
痛みもなく発症する歯周病の恐ろしさ
歯周病とは、歯や歯茎の境目の歯垢(プラーク)の中の歯周病菌が歯茎にダメージを与え、歯を支える骨(歯槽骨)を破壊して、最終的には歯が抜けてしまうことがある病気で、成人の80%以上が罹患しているといわれる「国民病」です。
その影響は、肺炎や動脈硬化、糖尿病、低体重児出産・早産、メタリックシンドローム、認知症と全身に及びます。
口腔環境を改善することで不調が緩和するケースが報告されています
(さらに…)
口とは
2017年9月13日
全ての歯は
他の臓器と同じく
生涯とともにあるのだ
口とは・・・
口は人間にとってすばらしいものだ。
それは人間の情緒においても、日々の生活にとっても、
また人の美しさにとっても・・・。
口 ―― それは、
今まさに私が生きていることを表わしている。
もし動物が歯を失った時、その動物の死を意味する。
歯を失ったとき彼らは生き続けることが不可能であり、
その生は終わりを告げ、やがて彼らは死んでいく。
人間にとって、口は会話を楽しみ、愛を語り、
しあわせ、よろこび、怒り、 悲しみを表わす。
口は愛情の入り口であり、食べ物をとり、生き、
そうして人間は栄えていく。
だからこそ、口はどんな犠牲を払おうとも、
十分な注意と管理を受けるだけの
価値を持っている。
このDr.ハロルド・ワースの詩が表す通り、お口は人が健やかで豊かな人生を
送る上で欠くことの出来ない器官です。
お口の健康を守ることは、心身の健康と豊かな人生を守るということ。
そして、それこそが歯科医療が果たすべき使命だと思います。
歯は老化で失われるのではありません。
身体の他の臓器と同じように一生涯、命を共にするのです。
お口の健康を守ることには大きな大きな価値があります。
どうぞ十分な注意と管理をお受けになってください。
予防歯科は、健やかで幸せな人生に必要不可欠なものです。
予防歯科が創る「美」と「健康」
~まずはお口の定期健診から~
歯科健診・メインテナンス・クリーニング等の予防歯科に関するお問い合わせは
086-234-5255まで
メールによるお問い合わせはコチラから承っております。
妊娠中に歯の治療は可能ですか?
2017年9月1日
妊娠中も歯科治療できます。
妊娠中の歯科治療で一番に心配になるのが、レントゲン検査や麻酔、投薬ではないでしょうか。基本的に、妊娠中にレントゲン検査を受けても、胎内の赤ちゃんへの被ばくの影響はほとんどないとされています。また、歯科治療で使用される局所麻酔は患部周辺にしか停滞しないため、赤ちゃんに影響がおよぶことはないとされています。お薬については、妊娠中に使用できないものがありますので注意が必要ですが、赤ちゃんへの悪影響が報告されていない安全なお薬が処方されますのでご安心ください。虫歯治療や歯周病治療のような一般的なものであれば、妊娠中でも歯科治療は可能です。治療の時期についてや、特別な治療(親知らずの抜歯など)で妊娠、授乳期を避けた方が良い場合もありますので、歯科医師とよく相談のうえ進めることが大切です。 (さらに…)
~8020達成者は過去最高~
2017年6月8日
6月4日(日)~6月10日(土)は「歯と口の健康週間です。」
6月2日に厚生労働省が平成 28 年 10 月~11 月に実施した「歯科疾患実態調査」の結果 を公表しました。この調査は昭和32年から6年ごとに行われてきたもので、今回の調査では、80 歳になっても自分の歯が 20 本以上ある 8020(はちまるにいまる)を達成した人の割合が、前回調査の 40.2%から 51.2%に増加していることなどが分かりました。
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定期健診・お口のクリーニングが必要な2つの理由
2017年5月25日
こんにちは、歯科衛生士の土居です。
歯科衛生士になって4年目、患者様のお口の健康のお役に立てることが大きな喜びになっております。
気持ちを新たに日々笑顔で頑張っております。
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若い方でも歯周病!!
2017年2月21日
こんにちは、二月も終わりに近づいてきましたが、まだまだ寒い日が続いております。寒中に可憐に咲く梅の花をみると、その健気さに心打たれます。華やかな桜の季節前の静かに春を待つこの時期が、とても好きな歯科衛生士 岡嶋です。
さて、先日「全身の健康はお口に通ず」で歯周病のことに触れましたが、若い方は「自分には関係ない」と思われていませんか?
確かに歯周病罹患率は年齢とともに増えていく傾向がありますが、25~34歳では20%位の罹患率となっており、当院におきましても若い方の進行した歯周病を見かけることがよくあります。
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