【症例紹介】骨が足りない上あごにインプラントを可能にする「サイナスリフト」とは?|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年4月21日
目次
今回は「インプラントを入れたいけれど、骨が足りない」とお悩みだった患者様の症例をご紹介いたします。
歯をすべて失ってしまい、オールオンXをご希望された患者様。
奥歯には骨がほとんど残っていない状態で、インプラントオペを行うためにはサイナスリフト(骨造成手術)が必要でした。
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来院時の状態:すべての歯を失い、骨も少ない
今回の患者様は、歯周病の進行などによりすべての歯を抜歯せざるを得ない状況にありました。
特に上あごの奥歯の部分にはインプラントを支える骨がほとんどない状態でした。
しかし、当院のインプラント治療について事前に調べてくださっており、「どうしても入れ歯ではなく、奥歯にもインプラントを入れてしっかり噛めるようになりたい」という強いご希望をお持ちでした。
治療計画と選択:骨の再生を図る「サイナスリフト」
インプラントを安定させるには、十分な骨の厚みと高さが必要です。
そこで今回は、上あごの奥歯(臼歯部)の骨を再生する「サイナスリフト」という骨造成手術を行いました。
サイナスリフトとは
• インプラントを入れたい場所に骨が不足しているときに行う「骨移植」手術
•上あごの奥にある「上顎洞(じょうがくどう)」という空洞の中にある薄い膜を傷つけないように持ち上げ、そこに人工骨を詰めることで、骨の再生を促します
今回は、静脈内鎮静法(セデーション)という麻酔を用い、歯科麻酔専門医の管理のもとで手術を行いました。
患者様は「寝ている間に終わったような感覚で、本当に楽でした」とお話ししてくださいました。
治療の流れと経過
オペでは、上顎洞内の薄い膜を破らないように丁寧に剥離し、そこへ骨補填材を挿入して縫合。 手術は無事に終了し、現在は経過観察をしながら、半年後のインプラント埋入に向けて準備を進めています。
現在も笑顔で通院してくださっています。
患者様のご様子「楽に受けられて嬉しかった」
「静脈内鎮静のおかげで怖さがなく、気づいたら終わっていた」
「本当に楽に受けられて、感謝しています」
と、安心したご様子でお話しくださいました。
患者様にとって“歯を失う不安”は非常に大きなものでした。
しかし、それ以上に「もう一度、自分の歯で噛めるようになりたい」という希望が、治療を前向きに進める原動力になったように感じます。
治療を担当したのは、副院長・政久 侃祐(まさひさ かんすけ)先生
今回の治療を担当したのは、インプラント治療・精密根管治療を得意とする副院長・政久先生。 診療後や休日も研鑽を欠かさず、国内外の技術セミナーにも積極的に参加しています。
中国地方でX-guideを用いたインプラント手術の症例数No.1の実績を持ち、オールオン4などの全顎的な症例にも対応可能です。
「一人ひとりの『噛める幸せ』を取り戻す」という信念のもと日々診療を行っています。
インプラント治療に不安がある方へ
「骨が足りないから無理かも…」
「入れ歯しか選択肢がないのでは…」
そうお悩みの方も、まずはぜひご相談ください。
骨を再生する治療法や痛み・不安を抑える麻酔方法など、あなたに合った治療の選択肢をご提案いたします。
セカンドオピニオンも受付中です。
あなたのお口の未来、私たちと一緒に考えてみませんか?
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■お電話:086-234-5255
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▼当院のインプラント治療について詳しくはこちら
この記事の監修者
歯科医師:政久 侃祐
<経歴>
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人良陽会 鶴田歯科医院 勤務 (研修医)
- 政久歯科醫院 入社
<資格・所属学会・団体>
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本歯科保存学会
- 日本歯内療法学会
- 大阪SJCDベーシックコース