初めての歯医者さんデビュー|岡山市にある歯医者【政久歯科醫院】
2025年6月11日
目次
小さなお子様の健やかな成長を、やさしくサポートします
「歯が生えてきたけれど、歯医者さんにはいつ連れて行けばいいの?」
そんなふうに思ったことのある保護者の方は、多いのではないでしょうか。
今回は、前歯が少しだけ生えはじめたお子様が、初めて歯医者さんに来てくれたときのお話をご紹介します。
歯磨きの方法が知りたくて、ご来院くださいました♪
まだ歯が少ない時期ですが、「歯磨きの方法を知りたい」というご希望で、お母さんと一緒にご来院いただきました。
お口の中は、上の前歯が4本、下の前歯が2本生えている状態。
診察は、お母さんと私たちのお膝の上で“ごろん”。
小さなお子様にも安心してもらえるよう、やさしく丁寧に診察しています。
生えはじめの歯を、むし歯から守るには?
この時期のむし歯予防に大切なのは、
「嫌がる子どもを押さえつけて歯を磨くこと」ではありません。
この時期は、むし歯予防のために“完璧な歯磨き”を目指すよりも、
お子様自身が「お口を触られるのは怖くない」「歯磨きって毎日のことなんだ」と少しずつ慣れていくこと、
そして、保護者の方も無理なく“歯磨き習慣”を生活の中に取り入れていくことが、何よりも大切です。
また、食生活や授乳・離乳の進め方も、お口の発達やむし歯予防に大きく関わってきます。
そのため、このタイミングで一度「今のお口の状態」を確認し、生活の中でできることを見つけることが、将来のお口の健康につながっていきます。
実は、「歯」だけじゃない!
お口のチェックで注目すべきポイント
赤ちゃんのお口の健康は、「歯が生えたかどうか」だけでは判断できません。
実は、舌や唇の裏にある「ヒダ(小帯)」の状態や、お口まわりの筋肉の発達具合も、とても大切なチェックポイントです。
例えば――
- ● 舌のヒダ(舌小帯)が短いと、授乳がうまくいかない・哺乳びんを嫌がる・離乳食が進みにくい…といったことが起きやすくなります。
- ● 上唇のヒダ(上唇小帯)が厚くて硬いと、上の前歯のすき間に影響したり、歯みがきのときに歯ブラシが当たって痛がったりすることがあります。
- ● お口の周りの筋肉の発達が遅れていると、口がぽかんと開いたままになったり、食べ物の飲み込みや発音に影響が出ることも。
今回のお子様は、お口の中もまわりの筋肉もしっかり成長しており、
舌や唇のヒダも問題なく、歯ぐきもとても健康な状態でした。
こうした「歯以外のチェック」は、ご家庭では気づきにくい部分でもありますが、
お口の機能や今後の発育に大きく関わる大切なポイントです。
だからこそ、はじめての歯科受診は、成長を見守るスタートラインとして、とても意義のある一歩なんです。
ご家庭でできる、お口の成長サポートもお伝えしました
診察後には、
- ✔ 今の時期に必要なむし歯予防
- ✔ 離乳食の与え方や抱っこの仕方が、お口の開き方に与える影響
- ✔ 食形態や生活環境の整え方
など、ご家庭でできるお口のケアについて、お伝えしました。
「来てよかった」の笑顔がうれしい
「もうすぐ育休が終わって忙しくなるので、今のうちに来られてよかったです」と話してくださったお母さん。
「離乳食の進め方が間違っていなかった」と安心されたご様子で、私たちもとてもうれしく思いました。
お子様も、診察を頑張ったあとはプレゼントの歯ブラシを手にニッコリ!
待ち時間はカーペットの上でブロック遊びに夢中でした。
お子様の健やかな毎日を、一緒に育んでいきます
「ちょっと気になるな」「一度見てもらいたいな」
そんなタイミングこそ、お口の健康を守る大切な一歩です。
政久歯科醫院では、初めての歯医者さん体験が笑顔いっぱいになるよう、やさしい診療環境を整えてお待ちしています。
これからも、お子様の成長に寄り添いながら、安心のサポートを続けてまいります。
「そろそろ歯医者さんデビューかな?」と思ったら、ぜひご相談ください。
この記事の筆者
歯科衛生士:中島加奈
プロフィール
- 歯科衛生士歴22年
- 米粉ナチュラルアドバイザー
- 3児の母
- お口育て教室・離乳食講座開催
この記事の監修者
院長:政久 直紀
経歴
- 広島大学歯学部 卒業
- 医療法人光済会 森本歯科医院 勤務
- 医療法人明生会 明生会歯科診療所 院長
- 政久デンタルオフィス 開業
- 政久歯科醫院 移転開業
- 医療法人社団BLISS 開設