骨が少なくてもオールオン4はできる?実際の症例を紹介
2026年10月12日
目次
「ブリッジが浮いて、いつ外れるか不安」
「このまま歯が悪くなったら、入れ歯になるのだろうか」
「できることなら、固定式の歯でもう一度笑いたい」
今回ご紹介するのは、そんな思いを抱えて政久歯科醫院へ相談に来られた55歳の女性です。
お口の中を確認すると、歯を支える骨が大きく減っており、ブリッジも安定していない状態。
患者様が何より強く希望されていたのは、
「入れ歯ではなく、固定式の歯にしたい」ということでした。

ブリッジが安定せず、「この先どうなるのだろう」という不安
来院時、患者様は見た目だけでなく、ブリッジが浮いて動いてしまうことにも悩まれていました。
歯を支える骨も少なく、これまでと同じ方法で歯を維持していくことが難しい状態です。

それでも患者様には、
「入れ歯にはしたくない」
「固定式の歯にしたい」
「人前で笑えるようになりたい」
というはっきりとした希望がありました。
歯が悪くなったとき、
「もう仕方がない」
「どうせ入れ歯になる」
「歯医者に行っても何を言われるか怖い」
そう考え、受診を先延ばしにしてしまう方も少なくありません。
しかし、今のお口の状態を正確に調べてみることで、これまで知らなかった治療方法が見つかることもあります。
今回もまず大切にしたのは、患者様の希望を決めつけずに聞くこと。
そのうえで、どのような治療が考えられるのかを一緒に検討しました。
「骨が少ない」状態でも、できることはないか
インプラント治療では、インプラントを支える骨の状態がとても重要です。
今回の患者様は、その骨がかなり少なくなっていました。
こうしたケースでは、単純にインプラントを入れることだけを考えるのではなく、
「どこにインプラントを入れられるのか」
「どのように固定式の歯を支えるのか」
「安全性を考えながら、ご希望に近づける方法はあるのか」
を慎重に検討する必要があります。
All-on-4®︎治療で、固定式の歯を早く手にいれる
All-on-4®︎治療は、複数本のインプラントを利用して、連結した歯を固定する治療方法です。
毎日ご自身で取り外す入れ歯とは異なり、インプラントによって歯を支えます。
通常、インプラント治療では仮歯が入るまでにおおよそ1年以上かかり、さらに最終的な被せが入るまでには2年以上の期間がかかります。
今回の治療期間は約10ヶ月。
All-on-4®︎治療の特徴として、オペ当日に固定式の仮歯が入ります。
そのため、歯がない状態で過ごす期間や入れ歯の期間はありません。
今回も、骨の状態を確認しながら治療を進め、オペ当日に固定式の仮歯を入れたことで、治療したその日に見た目の印象が変わりました。
患者様が最初に希望されていた、
「入れ歯ではなく、固定式の歯にしたい」
という思いに沿うことができ、見た目にも機能的にも喜んでいただける治療結果につながりました。

「政久歯科に出会えてよかった」

治療後、
「気持ちに寄り添ってもらって、政久歯科に出会えてよかった」
と嬉しそうに話される患者様の笑顔が印象的でした。
治療そのものについて喜んでいただけたことはもちろんですが、私たちにとって嬉しかったのは「気持ちに寄り添ってもらった」という部分でした。
歯が悪くなっていることを自分でも分かっていながら、なかなか歯科医院へ行けない。
「怒られるのではないか」
「全部抜かないといけないと言われるのではないか」
「もう治療できないと言われたらどうしよう」
そんな不安を抱えている方もいらっしゃると思います。
政久歯科醫院では、最初から治療方法を決めつけるのではなく、
まず、何に困っているのか。
そして、どうなりたいのか。
そこからお話を伺います。
治療を受けるかどうかは、その後で考えていただいて構いません。
今回の治療を担当したのは、高度インプラント治療担当医 政久侃祐先生
先生が大切にしているのは、レントゲンやCTだけを見るのではなく、その方が
「これからどんな生活を送りたいのか」まで含めて治療方法を考えること。
今回も「入れ歯を避けたい」という患者様の思いを踏まえ、検査結果をもとに治療方法を検討。
最終的に、上下顎のオールオン4による治療を行うことになりました。

同じようなお悩みがある方へ
今回の患者様も、最初から「治療できる」と分かって来院されたわけではありません。
ブリッジが安定しない。
骨も少ない。
それでも、「入れ歯にはしたくない」
「固定式の歯にしたい」
「もう一度、人前で笑いたい」
という思いを持って相談に来られました。
お口の状態は、一人ひとり違います。
そのため、今回と同じ治療がすべての方に適しているわけではありません。
ただ、「自分にも何か方法があるのだろうか」
と感じているのであれば、まずは現在の状態を知ることから始めてみてください。
政久歯科醫院では、お口の状態と患者様のご希望の両方を確認しながら、治療の選択肢を一緒に考えています。
「まだ治療すると決めていない」
「話だけ聞いてみたい」
という段階でも構いません。
これから先も、食事や会話を楽しみ、口元を気にせず笑って過ごしたい。
そのために今できることを、まずは一緒に考えてみませんか。
All-on-4®︎治療やインプラント治療について気になることがある方は、治療相談をご利用ください。
治療概要

| 年齢・性別 | 50代・女性 |
|---|---|
| 治療内容 | 上下All-on-4®︎治療 |
| 治療期間 | 約10ヶ月 |
| 治療費用 | 7,106,000円 |
| 治療前の状態・主訴 |
・歯を支える骨が大きく減少していた ・ブリッジが浮いて動いていた ・口元の見た目が気になっていた ・入れ歯を使いたくない ・固定式の歯を希望 ・人前で笑えるようになりたい |
| 主なリスク・副作用 |
・インプラントが骨と十分に結合せず、脱落する可能性があります ・上顎のインプラント治療では、副鼻腔炎などが生じる可能性があります ・治療後もインプラント周囲炎などを防ぐため、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスが必要です ・治療結果や治療期間には個人差があります |
この記事の監修者
副院長:政久 侃祐
経歴
- 九州歯科大学歯学部 卒業
- 医療法人良陽会 鶴田歯科医院 勤務(研修医)
- 政久歯科醫院 入社
資格・所属学会・団体
- 日本口腔インプラント学会
- 日本歯周病学会
- 日本歯科保存学会
- 日本歯内療法学会
- 大阪SJCDベーシックコース



















